過去の作品と比べてファンタジー要素が強化

『スターオーシャン』シリーズの時間軸は『4』→『1』→『2』→『5』→『3』という順番になっており、本作のストーリーは『2』と『3』の間。『2』から約170年後、『3』から約230年前に位置するものになっています。
複数の惑星を股にかけるSF色の強い前作『スターオーシャン4 -THE LAST HOPE-』に対して、本作は第1作『スターオーシャン』と同じようにファンタジー色が強くなっています。ファミ通本誌のインタビューでトライエース代表取締役社長の五反田義治氏は「『1』のときに、SFが1、ファンタジーが9の割合だったのが、続編が出るたびにSFの要素が増えていき、『4』で最高の割合になりました。ただ、今回はSF要素をやや抑えて、ファンタジーの要素を増しています。」と語っています。
舞台は地球から6000光年以上離れた未開惑星フェイクリード。腕利きの剣士を父に持つ主人公のフィデル・カミューズがレスリア王国のスタール村で道場の師範をしながら暮らしていたものの、レスリアの動乱が村にまで及んだことで幼なじみのミキ・ソーヴェスタと旅に出るストーリーになっています。


主人公のフィデルを演じるのは石川界人さんで、ミキを演じるのは東山奈央さん。石川さんは冷静でありながら内に熱さを秘めているフィデルを、東山さんは感情豊かでくるくると表情が変わるミキを見事に演じていましたね。
ほかにも仲間キャラクターには記憶と感情を失っている少女のリリア(声:小倉唯さん)、レスリア王国軍で特殊部隊を率いる軍人のヴィクトル・オークヴィル(声:中村悠一さん)、世界有数の呪印術士であるフィオーレ・ブルネリ(声:遠藤綾さん)、酒と女が大好きで暇さえあればナンパをしているエマーソン・T・ケニー(声:諏訪部順一さん)、エマーソンといっしょに旅をしているアンヌ・ペトリシアニ(声:藤村歩さん)が登場しました。フィデル役の石川さんとヴィクトル役の中村さんはラジオの“スターラジオーシャン”も担当。名前を変えながら長年続く人気番組となりました。
キャラクターデザインを手がけるのは、『ストリートファイターII』や『∀ガンダム』で知られる、あきまん氏。『スターオーシャン:アナムネシス』や『スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』でもキャラクターデザインを担当していますが、最初の『スターオーシャン5』のときは「そうくるか!」と予想外の起用に驚きましたね。

本作の特徴は、探索やイベント、戦闘がシームレスに進行する作りでした。トライエースが2008年に開発した『インフィニット アンディスカバリー』でもフィールドと戦闘がシームレスに進行するシステムを搭載していましたが、それがさらに進化。エリアチェンジしたときなどは読み込みがあるものの、基本的にはひとつなぎになっていてプレイヤーの集中力が途切れることがないように作られていました。イベント中もキャラクターを移動させたりカメラアングルを変えたりもできたので、ボーッとイベントを観ているだけになることが少なかったです。
バトルは『スターオーシャン Till the End of Time』をベースにした3すくみのシステム。“小攻撃”、“大攻撃”、“ガード”の3つがあり、小攻撃はガードに弾かれてしまうものの大攻撃をいち早く阻止でき、大攻撃は発生速度が遅いゆえに小攻撃に阻止されてしまいますが、ガードを崩すことが可能。そして、ガードは小攻撃を防げるも大攻撃には破られてしまう……という形でした。これらを意識して使い分けることで有利に戦えるほか、リザーブゲージという強力なスペシャル技“リザーブラッシュ”を使用するために必要なゲージを早く溜めることができました。




難易度は簡単なEARTHとノーマルのGALAXYがあり、GALAXYをクリアーすることでさらに高難度のUNIVERSEとCHAOSが選べる作り。EARTHはとても簡単でほぼボタン連打しているだけで勝てるのでアクション初心者にもありがたかったですね。
2022年10月27日には本作から約50年後を舞台にした『スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』が発売。物語としては独立しており、『5』と『6』のどちらからプレイしても問題ないので気になるほうからプレイしてみてください!





















