『ポケモンチャンピオンズ』先行体験会でメガカイリュー&メガユキメノコの特性が解禁。生まれつきの強さは廃止・PPも大幅に調整し、初めて対戦する人へのわかりやすさを重視【ポケチャン】

『ポケモンチャンピオンズ』先行体験会でメガカイリュー&メガユキメノコの特性が解禁。生まれつきの強さは廃止・PPも大幅に調整し、初めて対戦する人へのわかりやすさを重視【ポケチャン】
 いよいよ2026年4月8日にリリースされることが決定した『ポケモンチャンピオンズ』は、ポケモンバトルに特化したNintendo Switchおよびスマートフォン向け作品。
広告
[IMAGE]
 ポケモンバトルが持つ奥深さはそのままに、覚える必要のあるものやポケモンの育成など新規参入の障壁になりがちな要素を極力削って、より多くの人にポケモンバトルを届けるべく開発された。

 つい先日、『
Pokémon Champions』(『ポケモンチャンピオンズ』)配信前 先行体験会が行われ、新たな情報も公開された。その模様をお届けしていこう。
 体験会の内容の動画はこちら

“生まれつきの強さ”と“PP”に大幅な変更

 まずは多くのポケモンバトルファンが気になっているであろうポイントを先にお伝えしておこう。

 結論から言えば、生まれつきの強さ(ユーザー間では俗に個体値と呼ばれることが多い)は廃止された。これは質疑応答にて明確に回答があった。もう少し詳しく言えば、全ポケモンのすべてのステータスが従来で言う“さいこう”の値となっている。
[IMAGE]
これまで一切ポケモンバトルをやったことがなくても、『ポケモンチャンピオンズ』だけでポケモンを集める、育てる、戦うが完結できる。
[IMAGE]
作中でスカウト可能なのは、基本的にすべて進化を重ねた姿のポケモン。色違いのポケモンや特別なボールに入っているポケモンなど、珍しいポケモンたちをスカウトできる可能性もあるそう。
 そしてPP(パワーポイント。技の最大使用回数を指す)はこれまでに発表されていた映像や画像から確認できていたものから、さらに調整が行われて数値が全体的に変化していた。

 筆者が確認した限りではPPは8、12、16、20の4通りがあった。トレーニングで技を覚えた瞬間からこの数値なので、おそらくポイントアップなどのPPを増やすための道具が本作にはない代わりにデフォルトの数値をすべて調整したのだと思われる(あくまでも予想)。
[IMAGE]
能力ポイントは1上げるごとに5VP、能力補正と特性変更はそれぞれ500VP、技の変更がひとつ250VPなので、1匹あたり最大で2330VPあれば自由に育成可能だ。
 オーバーヒートやふいうち、なまけるなど従来は5だったものが8に、ハイパーボイスやれいとうビーム、うらみなど10だったものが12に、10まんボルトやあくのはどうなど15だったものが16に、それ以上のものは20となっているようだった。

 ただ上記はあくまで傾向であり、すべてがそうというわけではなさそうだ。たとえば“まもる”は従来PP10の技だが、本作では8に減らされているのが確認できた。
[IMAGE]
フォルムチェンジやメガストーンの専用項目も
 目を引く新情報はもうひとつ、メガカイリューとメガユキメノコの特性がお披露目された。メガカイリューはマルチスケイル、メガユキメノコはゆきふらしとなっている。

 イベント前半で行われたスペシャルゲストによるエキシビションマッチ(詳細は後述)内で、メガユキメノコがゆきふらしからのふぶきをメガカイリューに決めるものの、マルチスケイルのダメージ軽減効果でギリギリ耐えるという場面があった。

 メガカイリューはカイリューより耐久面のステータスがしっかり上がっているぶん、マルチスケイル込みで攻撃を耐えられる範囲が広がっていそう。テラスタルが使えないレギュレーションではちょうばつぐんのこおりタイプによる攻撃を受けやすくなるという意味でも安心感のある特性だ。

 メガユキメノコは、現在判明している特性ゆきふらしを持つポケモンの中では特攻も素早さももっとも高いポケモンになる。やや心配だった物理面の耐久も、天気“雪”の効果でこおりタイプのポケモンは防御が1.5倍になることで克服できていそうだ。

 天気が雪のときはふぶきが必ず命中する効果も相まって、かなり頼もしいポケモンになった印象だ。
[IMAGE]

「ポケモンバトルをすべての人へ」本気で届けるためのこだわり

 体験会ではカジュアルバトルのオンラインマッチングを使用することで参加者どうしがランダムにマッチングし、シングルバトルを3戦プレイできた。

 バトルをする際に真っ先に目に留まったのが、見せ合い画面で相手のポケモンのタイプが表示されていること。まだポケモンのタイプを覚えきれていない初心者に配慮したものだろう。
[IMAGE]
ポケモンを交代するときも相手のポケモンをタイプといっしょに見られるようになっている。
 だがこれはバトル慣れしているプレイヤーにとっても関係のある話だ。そう、相手のウーラオスが“れんげきのかた”なのか“いちげきのかた”なのか、これで対戦開始前に判別がつくようになる!

 “分かりやすさ”に主眼を置いたシステムはほかにもたくさん確認できた。とくにそれを感じたのは、技の説明欄だ。従来と変わったところがいくつかある。

 ひとつは対戦における効果のみを詳しく伝えるようになったこと。たとえば“ドラゴンダイブ”の説明は『
ポケモン スカーレット・バイオレット』だと「すさまじい 殺気で 威圧しながら 体当たりする。相手を ひるませることが ある。」となっている。

 『Pokémon Champions』では、こうだ。「20%の確率で相手をひるませる。ちいさくなる状態の相手には威力が2倍になり必ず命中する。」

 ちなみにドラゴンダイブの効果自体に変更はない。あくまでも表記が変わっただけ。従来はRPGとしてポケモンがどのように攻撃するか、世界観を重視する描写が入っていたが、『Pokémon Champions』では対戦に必要な情報を余さず詰め込んでいる。

 説明文以外にも分類、威力、命中に加えて新たに技の効果範囲が記されるようになり、さらには“回復”、“パンチ”、“弾”、“風”、“音”、“波動”などなど、技のカテゴリも明記されるようになった。

 さらにさらに、技の優先度(※)まで記載されている。これまでポケモンバトルにはゲーム中では確認できない細かな仕様がとにかくたくさんあった。筆者も含め熱量のあるプレイヤーにとっては自分で調べることも楽しさのうちだったが、多くのポケモンファンにとって「おもしろそうだけど、自分は手を出せないな」と諦めるハードルになっていたことも事実だろう。
※優先度……技ごとに設定された数値。優先度に差がある場合、素早さとは関係なく行動順が決定する。“でんこうせっか”と“しんそく”は同じ先制技だが、優先度は前者が+1で後者が+2なので、しんそくの方が先にくり出される。[IMAGE][IMAGE]
HPのパーセンテージや、攻撃時のタイプ相性もより細かく表記。
 それを極力取り払おうとしているのが如実に見て取れる。「ポケモンバトルをすべての人へ」という本作のコンセプトは伊達ではない。

 ポケモンの育成がこれまでの比にならないほど楽になっているのもその代表例だ。能力ポイントはゲージを動かすだけで自由にステータスを調整でき、わざマシンや専用の道具を別途集めなくても能力補正も特性も技も手軽に選べる。
[IMAGE]

 体験会では1戦するごとにスカウト&トレーニングの時間が設けられていたのだが、進行の都合上5~10分程度で終えなければならなかった。

 それでもほとんどの参加者が新たに複数のポケモンを育成し終えてチームに加えるところまでできていたし、6匹すべて新しくスカウトしたポケモンでチームを組めている人もいた。このスピード感は革命的だと思う。
[IMAGE][IMAGE]

長州vs武藤のエキシビションマッチ、メガカイリューVSメガユキメノコのアツい試合

 今回の『Pokémon Champions』配信前 先行体験会は、なんとプロレスの聖地・後楽園ホールで開催された。長州vs武藤のエキシビションマッチが行われるという取材案内を観たときは半信半疑だったが、本当に元プロレスラーの長州力さんが登場。ということは対する武藤と言えば……?
[IMAGE][IMAGE]

 ポケモンの日本一を決める大会「ポケモンジャパンチャンピオンシップス」でもMCを務めるなど、ポケモン大好き姉妹の武藤十夢さんと武藤小麟さんが揃って登場。リング上で本家へのリスペクトを込めた“武藤ポーズ”をバッチリ決めて見せた。

 会場こそ長州さんのホームではあるものの、ポケモンバトルの知見は武藤姉妹側に圧倒的有利がつきそうなマッチアップ。しかし長州さんも最近お孫さんからポケモンを教えてもらっていると自信たっぷり。

 武藤姉妹は小麟さんがプレイヤー、十夢さんがセコンドにつくような形でさっそくバトルがスタート。長州さんはガオガエン、小麟さんはガブリアスを先発にくり出した。

 さっそくプロレスラーらしさのあるポケモンが登場。さらにガオガエンが“DDラリアット”を使うと会場は大いに盛り上がる。負けじと小麟さんも“ステルスロック”展開から“じしん”でガオガエンを倒し、先に有利を握った。

 その後は順々に互いのポケモンが倒れてラストのポケモンどうしの対決に。長州さん側はユキメノコ、小麟さんさんはカイリューをそれぞれくり出し、メガシンカを選択。ここで、メガユキメノコの特性が発動! “ゆきふらし”で天気が雪状態になる。
[IMAGE]

 カイリューもメガシンカをするが、先に行動するのはメガユキメノコ。雪状態の効果で必中になったふぶきがメガカイリューに直撃するものの、メガカイリューはなんとこれをギリギリ耐える。

 効果ちょうばつぐんの4倍ダメージを受けたはずが倒れないそのわけは……? メガカイリューの特性“マルチスケイル”の効果でダメージを半減したため、実質2倍のダメージで済んだようだ。

 最後はメガカイリューのかえんほうしゃでメガユキメノコがひんしになり、小麟さんの勝利となった。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

おまけ

 筆者はポケモンバトルが本当に大好きだ。だが周囲の友人にポケモンバトルを積極的に勧めることはあまりなかった。ポケモンバトルのたまらなくおもしろいところまで、たどり着くまでの道のりが長いことが誘う側のハードルも高めていた。

 『Pokémon Champions』は両側のハードルを大きく下げてくれる。昨夜、リリース日が発表されるやいなや、半ば衝動的に友人たちと通話を繋いで「いっしょにやろう」と誘った。反応は良好。何人をこちら側に引き込めるか、楽しみだ。

 ここからはめぼしい情報もなく、ほぼ日記のようなコラムが始まるので遠慮なくページを閉じていただければと思う。

 ……さて、人払いも済んだところで、なるべく触れたくなかった恥ずかしい話を最後に埋め込んでおくこととする。

 体験会では一部のメディアが特別にリング上でのポケモンバトルを体験できることとなっていた。ありがたいことに筆者もその機会に恵まれ、人生初のリングインを果たした。

 対戦の様子は巨大なモニターに映し出されるうえ、リングアナウンサーさんがバチクソかっこいいメディア紹介のコールをしてくれたり、MCが試合の実況をしてくれたりと豪華な演出付きでポケモンバトルをさせてもらえた。
[IMAGE]
画面右側でプレイしているのが筆者(ファミつう)。左側でプレイされているのが対戦相手(ニンドリ)。
 この仕事をしているとフリーランスの身で分不相応にも媒体の看板を背負わされることがしばしばあるのだが、この日もそうだった。荷が重いと感じる一方で、自信もあった。これでも筆者はここ数年にわたって世界大会の公式解説者を任せてもらっている。専門はダブルバトルとはいえ、さすがに負けることはないだろうと堂々と席に着いた。

 その驕りが表情に出ていたのか「あの人! 取材陣みたいな顔をしていますけど、世界大会の公式解説者ですよ!」とMCの篠原アナウンサーがイジって盛り上げようとしてくれる。彼自身も『
ポケモンユナイト』部門で実況を任されている公式キャスターのひとりだ。アツい男なので、配信中によく服を脱ぐことで知られる。ちなみにこの日も脱いでいた。#篠原脱げ

 なお会場には基本的に真面目にお仕事中の取材陣しかいないので、僕らが公式キャスターであることも篠原アナが脱いでいることも誰も関心がない。そんな状況で友情のイジりをしてくれた彼のためにも勝たねばならない。

 そう決意した5分後には、僕はリングに沈められていた。相手のバンギラスが特性“すなおこし”で起こしたすなあらしの影響で僕のメガカイリューは“マルチスケイル”を発動できなくなり、最後はメガユキメノコの“ふぶき”で試合を決められてしまった。
[IMAGE]

 このリベンジはいつか果たさねばならない。つぎまた後楽園ホールのリング上でポケモンバトルができるその日まで、『Pokémon Champions』で腕を磨き続けます。

      担当者プロフィール

      この記事を共有

      本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

      週刊ファミ通最新刊
      週刊ファミ通表紙
      購入する
      ebtenamazon
      電子版を購入
      bookWalker
      特設・企画