プレイヤーキャラクターは、ヒゲをたくわえた“おじさん”だけ!? そんな異色の新作パーティーゲーム『BLOKES on BLOCKS!』(ブロークス オン ブロックス!)が、2026年3月5日に発売される。対応プラットフォームはNintendo Switch、PC(Steam)で、価格は1480円[税込]。最大6人までのマルチプレイにも対応する。

おじさんを操作して激突しながら場外に突き飛ばす、というワチャワチャした対戦が楽しめる本作だが、プレイ中に使うのはおもに方向ボタンだけ。
おじさんを上下左右へのマスへと移動させ、移動先のマスにほかのプレイヤーがいると自動的にアクションがくり出される仕組みだ。

操作方法はシンプルだけど、対戦ゲームとしての深さはどうなのか? 本記事では、そんな同作をFAV gaming所属のプロゲーマー・sako、そしてsakoの妻兼マネージャーのあききさんがプレイ。遊んでもらった模様とともに、本作の対戦ツールとしての魅力を紐解いていく。
技巧派のプロゲーマーは方向ボタン操作だけのゲームでも実力を発揮できる?
sakoは本業の対戦格闘ゲームにおいて、入力が難しいコンボを非常に高い精度でくり出せることでとくに有名。そんなsakoが、基本操作が方向移動だけという本作をプレイしても、プロゲーマーとしての実力は反映されるのだろうか? 本作の開発元であるクラフト&マイスターのゲームデザイナー・川岸瑠次氏によるレクチャーを受けつつ遊んでもらった。

左からあききさん、sako、川岸瑠次氏。
本作には、ライフ制のバトルで最後まで生き残ったプレイヤーが勝利となる“ラストスタンド”、ステージ上に現れるチップを集めた数で勝敗を競う“チップラッシュ”、相手を一発でK.O.できる特殊ルール“サドンスマッシュ”の3種のルールが用意されている。

sako
操作もゲーム性もシンプルだから、パーティーゲームとしてすごく遊びやすいですね。
川岸
そう言っていただけると、作った身としてすごくうれしいです!
sako
ちなみに、なんでキャラクターがおじさんだけなんですか?(笑)

川岸
じつは社長に「かわいい女の子のキャラクターも作るように」と言われていたんですけど、頑なにおじさんだけ作り続けたんです。自分も年齢を重ねて、おじさんが活躍するゲームを作りたかったというか……(笑)。
sako
それで大丈夫なんですか?(笑) 正直、華はないかもしれませんが、おじさんたちの動きも愛嬌があって、これはこれでかわいいと思えるようになってきたかも。

3つ目のルールを遊ぶころには、すでにコツをつかみ始めた様子。sakoは格闘ゲーム以外のジャンルも飲み込みが早い。
sako
基本的には相手の行動を見てから後出しで対応する“待ち”が強そうですね。といっても、ゲームスピードが速いから、見てからボタンを押すのはなかなか難しそう。
川岸
このゲームを遊んだ後のコメントとは思えないですね……(笑)。


もはや、やり込みモードに突入しそうなsako。ルールを理解したところで、ファミ通の格ゲー好き編集者・豊泉三兄弟(次男)も対戦に参加。
sako
さすがに初見のとよまん(豊泉)には負けないと思いますけど(笑)。
と余裕を見せるsakoであったが、意外にも勝負は均衡。初回はなんとかsakoが1位を獲得したが、続く対戦ではあききさん、豊泉も善戦し、最後まで勝敗がわからないアツい展開に。

見知ったメンバーでの対戦ということもあり、対戦中はそのまま記事にできないような(?)言葉による応酬も。
あきき
なにこれ! ムカツク!
全員 (笑)。
sako
うちのヨメ、バーサーカーなんで……(笑)。
とくにあききさんはプレイに熱が入っている様子。コントローラーで操作しているのに「レバー入ってなかった」と、方向ボタンをレバーと言い間違えるほど。

そんな煽り合いもありつつ、最後は川岸氏が開発者の意地を見せて勝利。sakoやあききさんは負けてしまったものの、しきりに「このゲーム、おもろい」と口にしていた。

実力差がそのまま勝敗に直結しない、懐の深い対戦ツール
ゲームを遊んでもらった後に、sakoとあききさんにプレイした感想をうかがってみた。

sako
ワンプレイのテンポも早くて、パーティーゲームとしてすごく遊びやすいですね。操作自体もすごく簡単で、とよまん(豊泉)みたいに初見でプレイしても上位争いに食い込める。
あきき
ルールもすごくシンプルで、操作も覚えやすくてすぐにゲームになじめました。つい熱くなって、強い言葉が出ちゃいましたけど……(笑)。
sako
ゲームの熟練度問わずに同じフィールドに立てるし、ひとり上手いプレイヤーがいたとしても、複数でそいつを狙えばどうにかできる。いいバランスですね。

あきき
誰でもすぐ遊べるゲームだから、配信にも向いてそうですね。ただ、白熱しすぎて混戦になると、自分のキャラクターを見失ってしまうことが多かったかも……。
川岸
今回はデフォルトの状態でプレイしていただきましたが、衣装やエモートをカスタマイズする機能も用意しています。そちらで変化をつけていただけると、自分の動かしているキャラクターがわかりやすくなると思います。

sako
それはいいですね。でも、本当に遊びやすいゲームでおもろかったなぁ。
川岸
実際にプレイしてどうでした?
sako
すごくシンプルなゲーム性ではありますが、人の動きのクセ、誰を狙っているかの状況判断とか、すごくやり込みようがあって、意外と技術が介入できる余地があるなと。ただ、技術があれば確実に勝てるかというと、そうでもない。
川岸
そうなんですよ。実際に、昨年末に社内で本作のテストプレイを兼ねた大会を開きましたが、順位はゲームが上手い順にはならなかったんです。

sako
実際、集中的に狙われたときはキツかったですね……(笑)。
あきき
ふつうの対戦ゲームだと実力差がそのまま勝敗に直結しますけど、それを覆す方法もしっかりと用意されているのがいいですね。
sako
頭を使わないわけでも、完全な運ゲーでもなくて、しっかりと考えると勝率を上げられる。でも、上手い人でもひとり勝ちできないような、絶妙なゲームバランスになっているというか。パーティゲームとしてはすごく完成度が高いですね。

sakoやあききさんも太鼓判を押す新作パーティーゲーム『BLOKES on BLOCKS!』。操作やゲーム性はシンプルながら、対戦ツールとしての懐の深さも十分。
そんな同作は、2026年3月5日にNintendo Switch、PC(Steam)で発売。最大6人でのオンラインでの対戦プレイはもちろん、ローカル通信での対戦にも対応している(SteamのオフラインプレイおよびSteam Remote Play Togetherでは最大4人まで。ほかにCPUをふたりまで追加可能)。気になる人は、ぜひ実際に遊んでみてほしい。
