【ぽこポケ】『ぽこ あ ポケモン』プレイレビュー。先行プレイでわかった遊びのサイクル/マルチプレイについて細かく紹介。ちょっと遊んだら、もっともっとやりたくなるポケモン初のスローライフ・サンドボックスゲーム

【ぽこポケ】『ぽこ あ ポケモン』プレイレビュー。先行プレイでわかった遊びのサイクル/マルチプレイについて細かく紹介。ちょっと遊んだら、もっともっとやりたくなるポケモン初のスローライフ・サンドボックスゲーム
 2026年3月5日にNintendo Switch 2 向けソフトとして発売予定の『ぽこ あ ポケモン』のプレイレビューをお届け!

 事前プレイでは、約60分ゲームを遊ぶことができた。いわゆるストーリーモードのようなひとりプレイの序盤、そして4人でのマルチプレイを体験し、わかったことをまとめてお届けする。
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実際にプレイをしてみて

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 本作はポケモン初のスローライフ・サンドボックスゲーム。企画開発は、株式会社ポケモン、株式会社ゲームフリーク、株式会社コーエーテクモゲームスの3社だ。コーエーテクモゲームスといえば『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』の開発にも携わっており、サンドボックスゲーム開発のノウハウを持つ企業である。

 そんな強力な会社と、ポケモンの世界を創り出す株式会社ポケモン&ゲームフリークのタッグ。ポケモンたちとスローライフを送ることを夢見たポケモンファンや、スローライフ・サンドボックスゲーム好きのユーザーからは、発表当時から大きな反響があった。

 筆者も例にもれず、ものすご~く楽しみにしていたひとりだが、今回少し遊んだだけでもっと遊びたい! と現在進行形でうずうずしており、改めて発売日が待ち遠しくて仕方がなくなるほど楽しかった。まだほんの少ししか遊べていないのでもちろん断言はできないのだが、きっと楽しみにしているファンの期待に応えてくれる作品なのではないか、現時点ではそう感じている。
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 どういった部分で“そう感じた”のか。まず、想像以上にストーリーがしっかりとありそうだと感じられた点。今回遊んだのは冒頭部分+マルチプレイと、あまりストーリーには関係のない部分ではあったのだが、フィールド上の様子やアイテム、モジャンボ(はかせ)をはじめとするポケモンたちの会話から、「どんな物語になっていくのだろう?」とわくわくが止まらない。そも、こんなにかわいらしい世界観で、ある種の“退廃的な世界”のようなものを描こうとするところがよすぎるのだが。
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 また、シンプルに建築要素に夢が膨らんだといったこともある。今回、マルチプレイの体験ではある程度発展された街を見ることができたのだが、「こんなに凝った建物や、街並みが作れるんだ!?」と期待値が上昇した。
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 ポケモンが魅力的に描かれているという点もうれしいポイントのひとつだ。ポケモンたちと交流ができ、ポケモンそれぞれが固有で持っている性格や、口調への力の入りかたにも驚いた。自分の好きなポケモンがもしこの世界にいたとしたら、どんな子になるんだろう? といまからドキドキである。
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すやすやパモがかわいすぎる。街中でポケモンたちがこんなふうに生活するところが見られるなんて、幸せかも。
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よかったぁ~
 スローライフ・サンドボックスゲームであり、そのいたるところにポケモン要素が詰め込まれている。筆者がポケモンが好きなので、ファンとしてそれだけでかなり喜べてしまうのだが、たとえポケモンに興味がなくて何も知らなくても、ゲーム内での説明は手厚いし、プレイ自体に支障はないので、新たなジャンルでこれからポケモンに触れる人の第一作としても、きっとよいものになるだろう。
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見覚えがあるアイテムもたくさんあった
 と、試遊したうえでの印象を語ったが、ここからはそんなの基本的な遊びかた~試遊で確認できたことを紹介していこう。

どんな物語?

 主人公はなんと、ニンゲンのすがたにへんしんしたメタモン!

 舞台はかつてニンゲンとポケモンが暮らしていた街。草木が枯れ果て、ニンゲンもポケモンもすっかり居なくなってしまっていた。そんな環境で長年過ごしてきたモジャンボ(はかせ)と出会ったメタモンは、ニンゲンのすがたにへんしんして街の復興を目指していく。
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 見た目は、最初はある程度のパターンやカラーバリエーションの中から選んで変更できる。
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靴や帽子、鞄なども変更可能。

基本のプレイサイクル解説

 最初に大まかなプレイサイクルを紹介しよう。もちろんこのほかにもできることはあるが、ストーリーモードの序盤など、基本は下記のようなくり返しになるだろう。
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  •  ポケモンの生息地を作る
  •  生息地に来た新たなポケモンと出会う
  •  出会ったポケモンのわざを覚えたり、おねがいごとを叶えたり、お手伝いをしてもらう
  •  わざを駆使してこれまで行けなかった場所に行ったり、ポケモンと街を発展・復興させて住みよい土地に

 ざっとこんな感じだろうか。“生息地”を作りポケモンと新たに出会うと“ともだち”になり、そのポケモンが使うわざを覚えられたり、お手伝いをしてもらったり、おねがいごとを叶えたりとできることが増える。それらを進めていき、街の復興につなげるといった感じだ。

 最初なのでシステム的な説明をしたのだが、新たなポケモンと出会うドキドキや、たくさんの種類がある生息地を見つけるワクワク、ポケモンたちのふれあいや個性の差を楽しんだり、がんばればがんばるほど綺麗になる街並みを見る達成感を得たり、このサイクルにはそういったものが詰まっている。ポケモンたちとの出会いの方法は違えど、『
ポケットモンスター』シリーズからブレない魅力だ。
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過去の『ポケットモンスター』シリーズではポケモンたちが草むらから飛び出してくるという描写があるが、それを追体験できる。
 なお、本作は現実時間と連動したタイトルであるが、ゲームをプレイする人の生活習慣も鑑みて、特定の時間帯でしか遊べない人のために全体のゲームバランスは考えて作られているのだそう。

 またプレイフィールとして、コントローラーを使ってもまったく問題なくプレイできたが、本作ではNintendo Switch 2 のマウス操作を使用して遊べるのだという。感覚的にブロックを置きたいという人は活用してみるのもいいかもしれない。

“生息地”を作ってポケモンと“ともだち”に

 本作のメインのひとつとなる要素が、“生息地”を作ること。たとえばフシギダネの“このは”を覚えて使うと、フィールド上に草を増やすことができる。
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 これを4つつなげると“緑の草むら”という“生息地”ができる。“生息地”ができると時間経過でポケモンが現れる(珍しいポケモンは出現までに時間がかかるようだ)。
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このパターンの“生息地”では、ヒトカゲたちが現れる。
 “生息地”にはかなりの数のパターンがあり、本作では“ポケモンずかん”のほかにも“生息地ずかん”というものがある。“生息地ずかん”の情報を参照に植物をはやしてみたり、ブロックを置いてみてたくさんの“生息地”を作っていく。
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今回出会えたポケモンは、フワンテ
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今回出会えたポケモンは、マクノシタ
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今回出会えたポケモンは、ドッコラーやワンリキー
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 ほかにも、エビワラーやバンギラスやナッシー、コイキングとも出会うことができた。
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 “生息地”は自力で勘を使い見つけることも可能だが、ヒントのようなものとして、“気配”というものがある。フィールド上で光る場所をしらべると、ポケモンの気配を感じ取って“生息地図鑑”にどんな“生息地”を作ればいいかが新たに示されるのだ。
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“ポケモンずかん”では、そのポケモンと出会える場所がわかるようだ。
 これをもとに、必要な材料を手配したり、クラフト台で家具を作ったりして、多くのポケモンと“ともだち”になることがひとつの目標となる。
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 なお、“生息地”の形は必ずしも図鑑と同じ配置にする必要はないようで、おそらくある一定の範囲内でオブジェクトをいくつ配置するかなどで判定されていそうだった。

ポケモンたちと協力して街を復興!

 ポケモンたちとともだちになると、そのポケモンが使うわざを覚えたり、お手伝いをしてもらえる。
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 たとえば、ゼニガメの“みずでっぽう”を覚えると、枯れた草木を緑にできたり、畑に水やりができる。エビワラーの“いわくだき”を使うと、硬くて壊せなかったブロックも壊せるようになる。
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草木が枯れ果てた土地なので、かなり重要なわざ!
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 ほかにはストライクの“いあいぎり”では枯れ木などを切って素材にしたり、ジャマな木を切ったり、モグリューの“たがやす”では、畑を耕して植物を栽培できるようになる。
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 また、ラプラスやカイリューのわざ、なみのり・かっくうを使うと、メタモンのすがたがへんしんしたすがたになり、海を渡ったり空を滑空したりと、移動手段が増える。
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 しかし、これらのわざを使うとPPが減る。これはきのみなどの食べ物を食べると回復できた。
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右下の“このは”のわざ名の上にある青いバーがPP。わざを使うと減っていく
 わざを覚えるほかにも、ポケモンたちは“けんちく”の手伝いをしたり、得意なことでお手伝いをしてくれる。たとえば、ヒトカゲはたき火に火をつけてくれた。
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 ともだちになったポケモンに話しかけると、“いっしょに行こう”と誘うことができ、メタモンの後ろについてきてくれる状態になる。その状態で目的の場所へ近づくと、得意なことでお手伝いしてくれるのだ。
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 ドッコラーやワンリキーの得意なことは“けんちく”ということで、“けんちく”や“たてなおし”ができる場所へ連れて行くと建物を組み立ててくれる。この“けんちく”については後述で詳しく説明しよう。
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建物や家具を作って街を発展させる

 サンドボックスゲームの醍醐味と言えば、建築要素だろう。本作でも例外なく、建築やクラフトが楽しめる。

 本作の建築という概念には2種類あるようだ。先述も説明した“けんちく”というものと、ブロックを積み上げて好きなように建物やオブジェを作る方法がある。その2種を説明しよう。

けんちくした家

 “けんちくキット”という道具を使うと、建造物を建築できる。これらは外観の詳細は決められないが、屋内のレイアウトを凝ることができる。わかりやすく言うと、入るのにロードを挟む家となっている。
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ブロックの家

 フィールド上にブロックを積み上げて作る家。ブロックと最低限の家具で成立するようだ。外装は自分でブロックを選んで組み立てるので、“けんちくした家”より自由度高く作れる。
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入るのにロードも挟まないので、玄関口での会話も可能。
 作った家にはポケモンたちが住むことができる。先ほど“生息地”について説明したが、基本的に“生息地”で現れたポケモンは、その場所が“すみか”になる。しかし、新たな“生息地”や家を作りポケモンたちを連れて行くことで、“すみか”を移動させられるようだ。

 自分の好きなポケモンに理想の家を作ってあげる、好きな組み合わせのポケモンたちを同じ家に住まわせる、といったことも楽しめる。
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試遊時にはエーフィとブラッキーが同じ家でいっしょに暮らしていた。
 クラフト台では家具を作ることができる。作ることができる家具の種類は、レシピを拾ったり条件を満たすと増えるようだ。
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 家具はインベントリの中に入り、フィールド上にも配置できる。
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 壊れた状態で街に残っているポケモンセンターも、必要な条件を満たすと修復できる。
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やることに困ったら、ポケモンセンターの修復を目指すといいのかも

個性豊かすぎるポケモンと交流して、街を住みやすく

 本作では、ポケモンたちと交流して会話ができる。『ポケットモンスター』シリーズでは基本的にポケモンたちとは話すことはできない(話しているのかもしれないが、プレイヤーには言葉として目に見えない)が、本作での主人公はメタモン。ポケモンたちの言葉が理解できるのだ。『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズなどを彷彿とさせる魅力である。
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ポケモン同士で会話していることもあった
 ポケモンたちには個性があり、それぞれ性格や口調が違うようだ。この種類が豊富で「わかる~!」と“解釈一致”なポケモンがいたり、意外性があるポケモンのギャップに萌えたりと、とても新鮮に楽しむことができる。
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アニメ『ポケットモンスター』第17話『きょだいポケモンのしま!?』が大好きで、幼少期にずっとくり返し見ていたので、ポケモンたちが話す言葉がわかるのがとてもうれしい。
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ギャルっぽいフシギダネ(体感おそらくギャル)。発表時に見た情報よりさらにテンションが高く感じて、ギャルみが増していてかわいかった
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エーフィはお姉さんのような口調。画像はないが、ブラッキーは紳士的というか、学者っぽいというか、そういった印象だった。
 先述したポケモンたちの“すみか”の“すみごこち”をよくすることで、ポケモンたちが喜んでくれる。“すみごこち”は“すみか”の近くにいろいろなものを置いたり、“おねがいごと”を叶えてあげるとよくなるようだ。
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 “すみか”には温度、水の有無、明るさなど環境が影響し、ポケモンたちそれぞれに適した環境にすることも重要になりそうだ。
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マルチプレイでの遊び

 本作では【ストーリーモード(ひとりプレイ)】と【マルチプレイ】で遊べる土地が異なっている。世界観はもちろん統一されているのだが、マルチプレイで遊ぶときには“まっさらな街”という、自由に作れる新たな土地を発展させることができるようだ。
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“まっさらな街”は、マップ内であれば土地を埋め立てることもできるそうなので、結構な広さになりそうと感じた。
 基本的にプレイヤーひとりにつき、通信用の“街”がひとつある。ホストとしてその街を立ち上げると、ほかのプレイヤー(ゲスト)に遊びに来てもらえるといった仕様だ。ほかのプレイヤーはホストの街作りをお手伝いする、遊びに行く、といった状態になる。
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 この街で起こったことは、あくまでホストの街で起こったことなので、ゲストはポケモン図鑑への登録や、アイテムを持ち帰ることなどはできない。ただし、ホストの街で出会ったポケモンに話しかけると、何かいいことが起こるかもしれないとのこと。
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 今回はひとりプレイ同様、生息地を作り、ポケモンとともだちになり、街を発展させるといった流れの遊びを体験した。自分だけの街を作り上げて友だちや家族を招待したり、みんなでいっしょに発展させて交流の場とすることももちろん可能だ。マルチプレイは最大4人で遊ぶことができる。
※人数分のNintendo Switch 2本体とソフトが必要です。 ※インターネット通信で一緒に遊ぶには「Nintendo Switch Online」(有料)に加入する必要があります。[IMAGE]
 また、本作は“おすそわけ通信”にも対応しており “まっさらな街”で最大2名で遊ぶことができる。たとえばふたり兄弟のひとりだけがソフトを持っている場合、本体ハードが2台あれば、いっしょに遊ぶことができるのだ。
※ローカル通信でのおすそわけ通信では、Nintendo Switchでもおすそわけのソフトを受け取ることができます。 ※“おすそわけ通信”では、“まっさらな街”でのみ遊ぶことが可能です。[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

早く遊びたくて仕方がなくて、ずっとPVを見返しちゃうよ

 さて、本作の発売前に公表された情報では、システム的な部分が詳しくは出ていなかったこともあり、少し説明的なリポートになってしまったように思う。ただ、本作の魅力はやはりポケモンたちとのんびりすごす、好きなように街づくりをして楽しむ、というところにあるだろう。
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 詳細な情報が事前にわからずとも、きっとたくさんの人が楽しめるタイトルだとは思うのだが、ゲームの購入前にはしっかりどんなゲームか確かめておきたい! という方の役に立てば幸いだ。

 今回体験会で遊べたのは本作のほんのさわりの部分だけだったように思う。ただ、それでも楽しくて、期待が膨らんで、もっと遊びたい! という気持ちでいっぱいになり、帰宅してからもずっとPVを眺めていた。発売されたら絶対やめどきがなくなるんだろうな、といまから戦々恐々としている。仕事、どうなるんだろう。

 『ポケットモンスター』シリーズに登場する街の再現をしてみたいし、好きなポケモンたちに囲まれる家を作りたい。ポケモンたちみんなが望む環境を整えて、すみごこちがいい場所にもしたいし、マルチプレイでファミ通編集部を作って、編集部のみんなや読者の皆さんとも遊んでみたいな

 想像以上に“冒険み”があり、先が気になるような仕掛けもたくさん。この世界の先がどうなっているのか、早く確かめたい!
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