若き日の有名人が多数出演しているのも見どころ
『街』は、チュンソフト(現スパイク・チュンソフト)から発売されたアドベンチャーゲーム。“名作”、“傑作”として広く知られており、いまなお熱心なファンが多い。影響を受けたクリエイターや作品も少なくなかったと思う。
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チュンソフトが確立させたアドベンチャーゲームの新ジャンル“サウンドノベル”シリーズのひとつで、一般に“ビジュアルノベル”と呼ばれるゲームの草分け的な存在となっている。1枚絵を背景にし、画面全体に文章を表示して効果的なタイミングでBGMを流して物語を盛り上げていく。本作は『弟切草』、『かまいたちの夜』に続くシリーズ第3弾となり、初めて実写映像を採用したことで当時もかなりの反響があったと記憶している。
実写を取り入れたゲームは昔から多数あったが、どちらかと言えば否定的な意見が多くなりがち。『街』でもそういった声はなくはなかったが、シナリオとの親和性が非常に高かったためかゲームファンにしっかり受け入れられて成功を収めている。兎にも角にもビジュアルインパクトはすさまじいものがあったので、プレイした人であれば主要人物たちの顔をいまでも鮮明に覚えているのではないだろうか。
竜雷太さん、団時朗さん、ダンカンさんといった有名人のほか、当時はまだ若手俳優のひとりだった窪塚洋介さん、お笑いコンビ北陽の伊藤さおりさん、声優のゆきのさつきさんや谷山紀章さんといった方々が出演されているのも有名な話。
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メインとなるシナリオは8本。ミステリーやラブコメ、ハードボイルドなど、ジャンルは多岐にわたっている。本作がユニークだったのは、何よりこれらの8本のシナリオが複雑に絡み合っている点だろう。
プレイヤーは8人の主人公たちが同じ日の同じ街で体験する物語を並行して読み進めることになるのだが、あるシナリオの主人公の取った行動が、ほかのシナリオの主人公に影響を与えるなど、エピソードの枠を超えて影響し合うのが画期的でおもしろかった。“ザッピング”で主人公を交代し、うまく道筋を修正しながら先へ先へと読み進めていくのは、『街』ならではの新しい感覚。何気ない選択が他者の運命を大きく狂わせていくのはタマラナイものがあった。
文章の注釈が“TIP”の形式で解説されていたのもまだ珍しかった。筆者的には当時非常に新しく感じたものとして記憶に残っている。TIPSと言ってもこれがなかなか読み応えがあり、登場人物たちの掘り下げにも大いに役立った。
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1999年1月28日には、プレイステーション版が『街 ~運命の交差点~』に改題されて発売。以降はこちらのタイトルにて移植版が発売されることになっている。
これだけ評価されたタイトルながら続編は発売されていないが、『街』の影響を色濃く受けた精神的続編とも言えるサウンドノベル『428 ~封鎖された渋谷で~』が2008年12月4日にWiiで発売された。『街』と世界を共有する群像劇になっていて、『428』も負けず劣らずの名作として名高い。こちらはプレイステーション4版やSteam版も発売されていて遊びやすいので未体験であればプレイしておくといいだろう。




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