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『風雨来記』25周年。旅の臨場感を味わう“ツーリングモード”が最高。プレイすると北海道に行きたくなる稀代の“旅ゲー”!【今日は何の日?】

『風雨来記』25周年。旅の臨場感を味わう“ツーリングモード”が最高。プレイすると北海道に行きたくなる稀代の“旅ゲー”!【今日は何の日?】

ギャルゲーであることを忘れるぐらい旅の空気感を上手に表現

 2001年(平成13年)1月18日は、プレイステーション(PS)用ソフト『風雨来記』が発売された日。本日で発売から25周年の節目を迎えました。

 『風雨来記』は、夏の北海道を舞台にした“旅ゲー”。主人公でフリーライターの相馬轍(そうま てつ)が、カメラを片手にひとりで北海道をバイクで巡り、紀行文をインターネットに掲載しながら出版業界のコンクールで入賞を目指すという内容です。
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 パッケージは人すら映っていない背景写真だったり、タイトル画面は男性が寝そべっている実写の写真だったりと、ギャルゲーとは思えない硬派な作りでした。

 実際に本作はギャルゲーとしてだけではなく旅ゲーとしても楽しめます。たとえば本作独特の“ツーリングモード”は、まるで本当にバイクで北海道を旅しているかのように観光地と観光地の区間を移動できるモードになっています。ツーリングモードは沖縄を舞台にした続編の『2』には踏襲されず目的地選択型の移動方法になりましたが、ふたたび北海道が舞台になる『3』で奇跡の復活。以降の続編でも搭載されています。

 ツーリングモードは左に曲がればいいのか右に曲がればいいのか操作がわかりづらく、道に迷いやすいのがネックであるものの、本作はサブイベントも豊富であるため、とくに目的もなくいろいろな観光地をブラブラするのも楽しいです。

 本作の監督・企画・シナリオライターを担当している浅野公一さんは北海道ツーリング歴10年以上のベテランということで、実写を取り込んだ風景はもちろん、テキストの描写もとても説得力があります。マイナーな観光スポットも多いですし、主人公が旅で出会う人々も浅野さんが実際に出会った人たちがモデルになっているそうで、とてもリアリティがあります。
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 ヒロインは4人。隠しヒロインであり『
みちのく秘湯恋物語』の登場人物でもある森岡由美を加えると、総勢5人になります。なお、由美のシナリオをクリアーすると、ミニゲームの花札を遊ぶことが可能に。

 メインヒロインは20歳の時坂 樹(ときさか いつき)。お嬢様っぽい風貌でおっとりしている女の子で、カヌーサークル合宿のために摩周湖へ下見に訪れていたところで主人公と出会うことになります。

 フェリーで出会う滝沢玉恵(たきざわ たまえ)は、バイクの免許を取ったばかりですが、単身で北海道ツーリングに挑戦するような元気な性格。彼女のシナリオは浅野さんの実体験をベースに作られており、まるで現実の女性と対峙をしているかのようなリアリティのある展開が特徴です。

 最後は斉藤 夏(さいとう なつ)と斉藤 冬(さいとう ふゆ)の双子の姉妹。気が強くて元気な妹の夏と病弱でおしとやかな姉の冬は、双子でありながら正反対の性格をしています。
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 本作の特徴として、結ばれたヒロインとは必ず別れるという点があります。旅ゲーの名にふさわしく、旅での出会いと別れ、そして切なさを味わえる作品になっています。なお、出会いと別れ、そして旅の終わりを丁寧に描くという伝統は、最新作まで一貫して受け継がれています。

 『風雨来記』は2006年9月28日にプレイステーション2(PS2)でリニューアルされたほか、2025年3月27日にはPC(Steam)で発売されました。PC版はオリジナルの移植なのでPS2版でパワーアップした部分は存在しませんが、いまならこちらのほうがプレイしやすいのでオススメです。

 シリーズとしては2005年11月10日に沖縄が舞台の『
風雨来記2』、2013年5月31日にふたたび北海道を舞台にした『風雨来記3』、2021年7月8日に岐阜県を舞台の『風雨来記4』、2025年7月31日に三重県が舞台の『風雨来記5』が発売されました。最新作の『風雨来記5』はシリーズ最多となる100以上の探訪スポットが収録されていたり、船に乗って目的地に渡る“船舶モード”も初登場していたりするのでぜひプレイしてみてください。
※画面写真の一部はPC版のものです。
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