また、この変更により過去の融資で定められた負債比率(レベレッジ・コベナンツ)に不遵守している状態となっていたものの、主力フランチャイズを手掛ける子会社“Vantage Studios”への中国テンセントからの出資金により早期返済を行って対処するとのこと。
なお上半期の業績については、ネットブッキングが想定を上回る7億7240万ユーロ(前年6億4230万ユーロ)で前年比20%増となったほか、非IFRSでの営業利益では黒字転換するなど、堅調としている。決算発表の延期にあたっては、大きな再編が続いているユービーアイソフトだけに「大きな買収が決まったのでは」といった懸念も出ていたが、ひとまずこれまで通りの方向性で進んでいくようだ。
今後の方針としては、それぞれ専門性や自律性を持った“クリエイティブハウス”と称する開発グループを核とした新しい運営モデルをまとめ、26年1月に詳細を発表予定とのこと。『アサシン クリード』『ファークライ』『レインボーシックス』などの主力フランチャイズを担う前述のVantage Studiosは、そのクリエイティブハウスの第1号として“自律性”、“集中”、“プレイヤー中心主義”の3つのキーワードを軸に開発・運営を行い、それぞれのブランドを年間10億ユーロ規模に成長させることを目指すという。











