『鬼滅の刃 日輪バトルスラッシュ』日輪刀コントローラーがインパクト抜群。初プレイアブルで感触を確かめた。鬼のカードも登場予定(開発チーム談)【AMエキスポ2025】

『鬼滅の刃 日輪バトルスラッシュ』日輪刀コントローラーがインパクト抜群。初プレイアブルで感触を確かめた。鬼のカードも登場予定(開発チーム談)【AMエキスポ2025】
 社会現象になるほどの人気を集める『鬼滅の刃』の初のアーケードゲーム『鬼滅の刃 日輪バトルスラッシュ』が、2025年11月14~15日の会期で実施された“AMUSEMENT EXPO 2025”にて初のプレイアブル出展を行った。
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 本作は、コナミアーケードゲームスが手掛ける専用筐体にて遊べるカードアクションゲーム。これまでは日輪刀をモチーフとしたコントローラが目立つ筐体のみが公開されており、詳細なゲーム内容については未公開となっていた。

 だが、今回AMUSEMENT EXPO 2025にプレイアブル出展されたことで、ゲームの基本システムや一部ゲームモードが明らかとなった。本稿では、日輪刀を動かして戦う爽快かつ戦略的な本作のプレイリポートを公開する。

 また、本作開発チームに一問一答形式で気になる点について質問することができたので、あわせてチェックしよう。
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高級感&重厚感のある手触りが魅力の“日輪刀コントローラー”

 本作の最大の特徴ともいえるのが、“日輪刀コントローラー”の存在だ。これはゲームに登場する竈門炭治郎たちの武器である日輪刀をモチーフとしたもので、ゲームの基本操作はこれで行うことになる。日輪刀コントローラーの横にはふたつのボタンがあり、補助的な操作を行う形だ。
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 日輪刀コントローラーの奥にあるくぼみには、最大で3枚のカードを配置できる。本作はゲーム機からさまざまなキャラクターが描かれたカードが獲得でき、このカードを最大で3枚まで組み合わせてパーティを編成できる。
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 ちなみに、今回の試遊ではカードは入手できず、筐体上部にサンプルのカードが掲載されているのみだった。

 カードには、体力や攻撃力、防御力に加え、必殺技名や“UR(おそらくレアリティ?)”などの表記が。今回展示されていた竈門炭治郎のカードは箔押しなどもされていて、かなり高級感がある。
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 筐体はやはり日輪刀コントローラーの存在がインパクト抜群。ボタンの数は少なくシンプルかつわかりやすいものになっているので、あまりゲームに慣れていないファンや、小さなお子さまでも操作しやすそうだ。

行動順や目押しがカギ! 手に汗握るターン制コマンドバトル

 つぎに本作のゲーム内容をレポート。ゲームプレイ中の録画の許可が取れたので、プレイ画像とともに解説していく。

 試遊では、メインモードである“バトルスラッシュ”のみがプレイできた。モード選択画面では、ほかに“イベント”、“バーサス”、“カードを買う”、“補給隊”といった文字も。リリース時にはこれらの項目も選べるようだ。
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 バトルスラッシュのモード選択後は、難易度を選択。“一般隊士級”、“上級隊士級”、“柱級”の順番に難易度が高くなる。
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 難易度選択後は、戦う相手を選択。今回は“手鬼”単体か、竈門炭治郎、竈門禰󠄀豆子、我妻善逸の3人パーティのどちらかと戦うことができた。
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 バトルは、最大6ターンで決着。ターンの最初には、相手を攻撃するキャラクターをひとりだけ選択する。
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 キャラクターはそれぞれ専用のスキルを持っていて、1バトルに1回だけ好きなタイミングで使用可能。竈門禰󠄀豆子のスキルを発動しておいて、竈門炭治郎で攻撃すると言ったことも可能だ。
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 自分と相手のコマンドが決定したら、戦うキャラクターの“速さ”が表示。より速いキャラクターから先攻する仕組みとなっている。速さが同じだった場合は、“先攻バトル”が発生。ボタンを連打してより多くゲージを進めた側からの先攻となる。

 ちなみに、今回登場したキャラクターの場合、竈門禰󠄀豆子が速さ2、竈門炭治郎が速さ3、我妻善逸が速さ4だった。
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 自分のキャラクターの攻撃時には、アクションを決定するルーレットが出現。このルーレットを止め、キャラクターの攻撃方法を決定する。攻撃方法には、“弱”、“中”、“強”、“崩”、“連携攻撃”、“必殺技”などが確認できた。
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 攻撃方法が決まったら、いよいよ攻撃開始。攻撃方法によって画面にコマンド入力の指示を指す矢印が出るので、矢印の角度にあわせて日輪刀コントローラーを動かして操作する。
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 タイミングや斬撃の角度が完璧なら、画面に“完璧!”の表示が出てダメージがアップ。なお、“崩”の攻撃の場合は特殊で、相手に連撃を叩き込むことができる。とにかく日輪刀コントローラーを動かして、一撃でも多く斬撃を叩き込むべし!
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 相手の攻撃時には、防御を行う必要がある。画面中央に向かって流れてくるマークが指定のエリアにぴったり重なるタイミングで指定の方向に日輪刀コントローラーを動かせば受けるダメージを減らせる仕組みだ。
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 この操作をくり返して、先に体力をゼロにしたプレイヤーの勝利となる。今回はCPUとの対戦が楽しめたが、ほかのプレイヤーの対戦のときも、ルールは同様だと予想。
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 ゲームとしては、最大3枚のカードを組み合わせてデッキを作り、バトルを行うカードアクションゲームと考えてもらえれば間違いない。いかに能力のバランスやシナジーを考えてデッキを構築するのかにプレイヤーの腕前が問われそうだ。

 また、バトルでは目押しや日輪刀コントローラーの操作を、いかに正確に行えるのかが重要。行動する順番は先攻のほうが有利に感じるので、「相手が速さ2のキャラクターを出すと思うから、自分は速さ3以上を出しておこう」といった駆け引きも発生しそうだ。

 日輪刀コントローラーはかなり丈夫な作り(だと感じるクオリティー)。“崩”の攻撃時には素早い操作が必要になるが、「激しく動かすと壊れないかな」といった心配も感じないほどに重厚感があり、多少力を込めて操作してしまっても壊れたりはしなさそうな安心感がある。自分は本物の日本刀は手にしたことはないのだが、そんな自分でも「これは本格的な作りだ」と思えるほどに作り手のこだわりを感じるデザインだ。
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鬼は登場する? リリース時期は? 開発チームに質問してきた

 最後に、会場にいた本作の開発チームメンバーに質問をする機会をいただいたので、一問一答形式で掲載。今回は主人公側のメンバーのみを操作できたが、鬼側はどうなるの? など、プレイしていて感じたことを聞いてみました。

Q. 本作の魅力や、コンセプトとなる部分を教えてください。

A.『鬼滅の刃』の世界観を体験できるゲームというのがコンセプトになっています。日輪刀コントローラーで、キャラクターになりきって遊んでいただけるゲームにできるように開発を行っています。

Q. 本作を作るうえで、もっとも力を入れた部分について教えてください。

A. やはり、日輪刀コントローラーです。柄の部分には本当に開発期間やコストをかけていて、よりリアルな日輪刀を再現できていると思います。振動するギミックや光るギミックも実装されていて、コントローラーとしては非常に力に入ったものになっています。

Q. 入手できるカードは、筐体で印刷する方式か、すでに印刷されたものが封入されているのかどちらでしょうか。

A. すでに印刷されたものが手に入る形式です。

Q. カードには原作のキャラクターがたくさん登場すると予想するのですが、敵勢力である鬼たちはカード化されるのでしょうか。

A. もちろん、鬼たちのカードも登場します。

Q. 隊士と鬼でデッキは組めるのでしょうか。

A. 隊士と鬼ではいっしょにデッキは組めません。鬼は基本的にひとりで戦うことになります。原作の世界では隊士と鬼が協力したりすることはほぼありませんので、『鬼滅の刃』の世界観に沿ったゲームルールになっています。

Q. 本作はいつごろの稼動になるのでしょうか。

A. 現状はまだ稼働時期をお伝えできず、申し訳ございません。開発としては中盤に差し掛かったところで、まだまだ続きます。皆様に満足していただけるものにしてから自信をもってリリースしたいと考えていますので、リリースの時期などについては、もう少しお待ち下さい。また、ロケテストも実施する計画ですが、こちらも時期などについては検討中です。
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