
スーパーヒップアタックの虜に
一頭身のキャラクター“パックピープル”たちが住む“パックランド”を舞台に、ゴーストたちに奪われたゴールデンフルーツを取り戻すため、パックマンが冒険する。




筆者は当時まだ未就学児であったため、かつての作品をリアルタイムで遊んでいない。このリメイクの先行プレイが初の体験となったのだが……。
このゲーム、ジャンプアクションがかなり独特で、新しさも感じられる楽しい……! 当時を知らない自分でものめり込む魅力を持つ作品だということが開始してすぐにわかった。
まずアクションについてだが、ジャンプのみでクリアーを目指すシンプルアクションではない。キックしたり、転がったり、ジャンプをしたり、水中を泳いだりと、多彩なアクションが用意されている。アーケードゲームとして一斉を風靡した『パックマン』はマップ上に落ちているドットを食べていくゲームだったが、3Dアクションとなった本作では“ドットを投げる”アクションも可能だ。また道中にあるアイテム“パワークッキー”を食べれば、巨大なメガパックマンに変身! 無敵状態になって大暴れもできる。





ジャンプをしている最中にもう一度ジャンプボタンを押すと“ヒップアタック”が発動するが、頂点に到達したタイミングでジャンプボタンを押すと、強力な“スーパーヒップアタック”がくり出せる。通常のヒップアタックとは異なり、着地時に発生する衝撃波で周りの敵を気絶させたり、より高く跳び上がったりとその活用法は多岐に渡る。



とくにスーパーヒップアタックは楽しいだけでなく気持ちがいい! このアクションにハマってしまい、敵がいようがいまいが、スーパーヒップアタックを使いながら移動していた。アクションゲームにおいて手触りは非常に重要だが、本作の手触りは申し分なし。ただパックマンを動かしているだけでも楽しくなれるので、カジュアルにアクションゲームを楽しみたい人におすすめしたい作品だ。
もうひとつ注目したいのは、ジャンプ中に着地点が表示される新システム。これにより狭い足場の上でもジャンプアクションが使いやすくなっていた。しっかりと現代に合わせた改修が行われているのはうれしいところ。

プレイヤーを飽きさせない、怒涛のアトラクション

ゴールデンフルーツを取り戻すために突き進むパックマンを待ち受けているのは、仕掛けだらけのステージ。バリエーションに富んでいて、新しいステージに臨む際には「今度はどんなアクションが楽しめるのだろう?」とテーマパークに来たかのようなワクワクが味わえる。
高低差のある森ではトランポリンでピョンピョン跳ね回り、氷に閉ざされた雪山ではアイススケートを履いて氷上をスピーディに駆け、海中ステージでは潜水艇を操るシューティングステージに挑戦。ステージごとにさまざまな楽しさが用意されているので、最後まで飽きることなく遊べそうだ。


通常のステージだけでなく、ボスステージでもそれぞれの楽しさが用意されていた。ボスはそのユニークな見た目に応じた特徴ある攻撃をしてくるのだが、これがおもしろい! カエルのような見た目のボスでは「カエルということは、舌は伸ばしてくるだろう。それとジャンプもしてくるはずだ」と身構えていたのだが、まずくり出されたのは舌を伸ばしてからの薙ぎ払い。まさかまさかである。
そう、本作のボスたちは想像のちょっと斜め上をいく攻撃を、何かしらひとつ持っているのだ。そのため、まずは様子を見て攻撃のパターンを覚えるのがキモ。ジャンプや空中ふんばりを駆使して攻撃を避けつつ、弱点を見つけ出して攻撃を入れていく……いつの時代も変わらない、“攻略の楽しさ”が味わえた。

ちなみにボスが金色に輝くのは、本当に体力が残りわずかになってから。フルHPのボスと連戦させられるわけではないのでご安心を。あくまでもクライマックス演出のようなものだと思ってもらっても大丈夫だろう。全体的に、難しすぎず簡単すぎない絶妙なバランスだと感じた。

一度クリアーしたステージでは、タイムアタックモードに挑戦できるようになる。タイムによって金、銀、銅の評価を得られるため、アクションの技術を磨きたいプレイヤーは腕が鳴るのではないだろうか。オンラインランキングにも対応しており、世界中のプレイヤーと記録を競い合えるので、世界一を目指してみよう!

そのほかのやり込み要素として、コレクション要素やステージごとに用意されたミッションをこなしていくという要素もある。
まずミッションについてだが、各ステージには“一度も力尽きない”、“既定値以上のスコアを獲得してゴールする”など、3つのミッションが設定されている。その中のひとつに、ステージ中にあるフルーツをすべて集めるというものがあるのだが、個人的にはこれが楽しくて好き。フルーツはただ道なりに進んでいるだけではコンプリートするのが難しいので、すべてを集めようとすると、ステージ内を隅々まで歩き回ることになる。探索の中で新しい発見をすることもあるので、フルーツ集めという名目で本気の寄り道が楽しめるのだ。
ちなみに各ステージに設定されたミッションを達成すると、パックマンの衣装などがアンロックされる。もちろん、手に入れた衣装に着替えられるようになっているため、さまざまな姿のパックマンでステージに挑めるようになる。


衣装のほかにも、収集要素としてフィギュアを集める要素も追加されている。手に入れたフィギュアはあらゆる角度から舐め回すように観察できるほか、パックビレッジ(拠点)に飾ることも可能だ。



家族や友だちと遊べる。子どもでも安心のサポート機能も
その代表的なものが“フェアリーモード”というゲームモード。フェアリーモードを選択中は、落下する隙間が狭くなり、敵や障害物からのダメージをいっさい受けなくなるのだ。アクションが苦手だったり、細かい操作が苦手な人でも安心してプレイできるモードと言えるだろう。



さらに、家族や友だちといっしょに遊べるふたりプレイ機能も実装。パックマン(1P)とパック・ドローン(2P)で協力しながら冒険を楽しめるようになった。
パック・ドローンは弾を発射して敵を気絶させたり、道中に落ちているアイテムを吸い込んだりと、パックマン(1P)のお手伝いができるサポート役。
あくまでもパックマンを操作するプレイヤーが主体となって進行するため、1P側の達成感を損なわずにフォローできるのがポイントだ。とくに小さいお子さんといっしょに遊ぶ際には役立つ機能となるだろう。

間口の広い3Dアクションゲーム
また本作には『ディグダグ』のプーカァをはじめ、歴代ナムコキャラクターたちが登場するサプライズも用意されている。往年のファンにとってはそうした要素を探し出すイースターエッグ的な楽しみかたもできるだろう。


ミドルプライスの手に取りやすい価格でマルチプラットフォームにて発売中なので、気になる人は各ストアでチェックしてみてほしい。

製品情報
- タイトル:パックマンワールド2 リ・パック
- 発売日:2025年9月25日※STEAM版は2025年9月26日
- ジャンル:アクションアドベンチャー
- 対応機種:Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5 / PlayStation 4/Xbox Series X|S /Xbox One / STEAM
- プレイ人数:1人 or オフライン2人





















