
集英社ゲームズとNetEase Gamesがタッグを組んで贈るスマホ向け新作RPG『unVEIL the world』(アンヴェイル ザ ワールド)(iOS / Android)が、TGS2025(東京ゲームショウ2025)に試遊出展された。これをプレイした際に、素直に口を突いたのがこの言葉だった。
本作は主人公ラジとヒロインのユタが、塔の頂上にある楽園を目指す物語が描かれる。キャラクターデザインは『約束のネバーランド』の出水ぽすか氏によるもの。女の子は率直に言って、かわいい。
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とことんマンガ表現にこだわった演出
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その資格こそ、“ライズギア”と呼ばれる特殊なツールを使いこなせること。これは召喚獣のような“精霊”を呼び出して戦力として使役するデバイスだ。
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ただしラジはライズギアを使える才能がないにも関わらず「俺はエデンを目指すんだ!」と大口を叩いていたので、周りから白い目で見られていた。
先のシーンはそんな心ない人々からの嘲笑だが、ラジはその過去を文字通り「斬り捨てる」。具体的には「スワイプ操作で吹き出しをぶった斬っていく」のだ。
「夢を見ている少年がバカにされている」のは気分がよろしくないので、プレイヤーとしてもこのシーンは「おー! やったれやったれ!」とスカっとした。何よりもスワイプ動作との相性もバツグンによい演出である。
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ライズギアが使えない=いわゆる無能力者と解釈してもらって問題ないのだが、それでもラジはがんばってエデンを目指そうとするだけあり、戦闘力は一般人より間違いなく高いだろう。
しかしそこでラジが選んだメインウェポンは、なんと投石。刃物とか鈍器じゃないのかそこは。いや、たしかにダメージソースにはなるけれど、チョイスが渋すぎやしないか。
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さらに、必殺技的なものはステゴロ。拳を固めてただ思いっきりぶん殴る。ここまで戦えるのに、周りからバカにされてきたのが不思議なレベルだ。フィジカル強すぎでしょ。
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主人公のバックグラウンドが説明されつつ挫折も味わい、覚醒してからの逆転劇──ここまでがおよそチュートリアルの範囲なのだが、マンガとして見るとじつに理想的な1話目だろう。
時間的には20分くらいだったが、TGS2025での試遊もだいたいここまでが目安とのこと。尺としてはアニメの1話くらいに相当する。このあたりのボリューム感もマンガ・アニメを強く意識していることがうかがえた。
カードを合体させるバトルは高難度になるほどおもしろそう
おもしろいのがスキルカードを合体させる要素だ。カードは同種同レアリティのカードどうしをくっつけることで、攻撃や回復といった効果がより強化される。
この「どのカードを合体させて、どの敵を狙うか」を考えるのはシンプルながら頭を使う部分だった。
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これぞ王道!なストーリー。こういうのでいいんだよ
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捻りがないと言えばそうかもしれないが、むしろそれを狙っている作品だろう。みんなが使えている武器を使えなかった主人公がただの投石で戦っているのは、「どんな苦難に直面しても諦めることなく、工夫をこらして立ち向かう」というじつに少年マンガの主人公らしいムーブだ。こういうベタなやつ、1周回っていいよね。
少年マンガが好きな人も、王道展開が好きな人にもオススメな本作。ぜひTGS2025で、この“新しいマンガ体験”にふれてみてはいかがだろうか。