スライディングも初登場!
1990年(平成2年)9月28日は、ファミリーコンピュータ用ソフト『ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?』が発売された日。発売から35周年を迎えました。

『ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?』は『ロックマン』シリーズの第3弾で、爆発的な人気となった『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』から約1年半後に発売された作品です。基本的な操作は前作を踏襲しつつ、スライディングが追加されたのが大きな特徴。スライディングは狭い隙間をくぐることができるほか、歩くよりの移動速度が速いため、移動に使用したり敵の攻撃を回避する際にも活用することができました。

また、以降のシリーズでレギュラーキャラとなるサポートメカのラッシュや謎のロボットであるブルースも本作が初登場。ラッシュは高くジャンプすることができるラッシュコイルの機能が使用できるほか、ゲームを進めることで水中を自由に移動できるラッシュマリンと空中を自由に移動できるラッシュジェットも使用できるようになります。
ブルースは8ステージのうち特定の場所で乱入してくるキャラクター。こちらを攻撃してくることがあったり、進めない道を進めるようにしてくれたりと敵か味方かわからないトリッキーな立ち位置です。


ブルース
ゲームは8体のボスであるニードルマン、マグネットマン、ジェミニマン、ハードマン、タップマン、スネークマン、スパークマン、シャドーマンを倒すと4体のドクロボットK-176が出現し、これをすべて撃破することでブレイクマンが登場。ブレイクマンを倒すことでワイリーステージに挑むことができるという流れでした。

左からシャドーマン、スネークマン、ニードルマン。
前作『ロックマン2』は8体のボスを倒せばワイリーステージが登場したので、ドクロボットK-176の出現は驚きましたね。ドクロボットK-176はプログラムデータを入れ替えることで、あらゆるボスの動きを再現できるという設定。本作では前作『ロックマン2』のボスのデータをコピーして、そのボスの特殊武器を使って攻撃してくるので、前作をプレイしたファンが盛り上がるポイントになっていました。
ただ、本作はイベントシーンが少ないため、ストーリーはやや情報不足。ドクロボットK-176やブレイクマンが作られた目的や背景は不明でした。とくにブレイクマンはブルースに似ているものの誰だかわからないままでしたね。一応、ありがひとし氏のマンガ『ロックマンギガミックス』ではブルースとブレイクマンは同一人物ということになっていましたが……。いったい誰なんだ、ブレイクマン。


音楽を担当しているのはBUN BUNこと藤田靖明氏と、近年“おかんP”として注目を集める藤田晴美氏。藤田靖明氏がメインで作曲しており、藤田晴美氏はニードルマンステージやジェミニマンステージ、スタッフロールの曲などを担当しています。
本作の楽曲は、哀愁漂うジャズチックなメロディから入り、途中から曲調が一転して勇ましいメロディになるタイトル曲をはじめ、どの曲もすばらしいものばかりなので、ぜひ音楽にも注目してみてください。
人気タイトルゆえにさまざまな機種に移植されている本作ですが、いまプレイするなら『ロックマン』から『ロックマン6』までを収録した『ロックマン クラシックス コレクション』がオススメ。各ステージやボス戦がリミックスされたステージに挑戦できる“チャレンジモード”や膨大な設定資料を収録した“ミュージアムモード”もあるのでぜひチェックしてみてくださいね!