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パズルアクション『Öoo』レビュー。シンプルなアクションをディープに使うテクを発見する楽しみがギュッと詰まったゲーム

byミル☆吉村

パズルアクション『Öoo』レビュー。シンプルなアクションをディープに使うテクを発見する楽しみがギュッと詰まったゲーム
 今晩8月8日0時よりSteamで配信開始されるパズルアクションゲーム『Öoo』を紹介しよう。なお価格は1200円で、発売から1週間は20%オフの960円となっている。
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試行錯誤と発見の連続が楽しい!

 『Öoo』の主人公は、身体の一部が爆弾でできた“爆弾いもむし”。外出したらデカい鳥のような生物に飲み込まれてしまったこの不思議な生物を操作して、なんとかして脱出するのが究極の目標だ。

 できるのは左右の移動と、爆弾を置く、爆弾を爆発させるというふたつだけ。ジャンプボタンすらない。途中で置ける爆弾の数が増えたりもするが、この限られたアクションの組み合わせだけでどうやってさまざまな障害物を乗り越えていくかが本作のパズルのキモとなっている。
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ちょっと外出たらかっさらわれて鳥の中。とりあえず行けるところを探索するかねぇ。
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爆弾置いた時に1段分上に登れるが、ジャンプはできない。
 じゃあ実際どうやってプレイしていくのか? あまりネタバレするのも野暮なのでトレイラー等で明かされている範囲に留めるが、たとえば高いところまでジャンプしたいなら、爆風を利用して上に飛ばされればいいのだ。

 「爆風ダメージあるんじゃないの?」って思う人もいるかもしれないが、やってみるとないんだなぁコレが! このゲームはそんな感じに、「コレはこういう仕様だと思ってたけど、もしかしてこういうのもアリ?」とか「コレだと失敗するってことは、逆にこうすれば……」と試行錯誤の中で新たなテクを発見し、先入観をぶっ壊しながら進んでいくのが楽しい部分だ。
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「じゃあ横に飛ぶのは?」爆弾の横に立って爆破してふっ飛ばされればいいのだ。
 アクションの少なさやシンプルなドット絵で単純なゲームと誤解する人もいるかもしれないが、実際クリアーまでプレイしてみると「よく削ぎ落とされた要素の組み合わせの中でここまでバリエーションを作ってるなぁ」と驚かされる。

 しかもまた、その発展のさせ方がうまい。基本となるテクを見つけやすいようなマップ構造を用意して、習得したらそのテクのキモを理解しないといけない発展型、それもマスターした頃には新たなマップの仕掛けが登場……という具合に、発見の楽しみをスムーズに味わいながらサクサクプレイできるようになっている。
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スイッチっぽい所に何かするのかな?
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じゃあこれだと? 「一見簡単そうだけどやってみるとうまくいかないのに気がつく」ようなネタも多い。
 クリアーまでは公称で2~5時間程度で、筆者は最終盤で余計な勘繰りをしてちょっと詰まって3時間半といったところ。この手のゲームが好きな人はサラッと楽しめるだろうし、「こういうやつ、面白そうに思うんだけど詰まって煮えるのがちょっとなぁ……」という人にもオススメできるかと思う。デモ版も公開されているので、まずはそちらをプレイしてみるのもいいだろう。
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集計期間: 2025年08月11日19時〜2025年08月11日20時