とにかくアツい! 愛と根性と友情の対戦格闘ゲーム!!
もともとはアーケードで稼動を開始した3D対戦格闘ゲームで、本作はその移植作としてリリース。アーケード版は『ストリートファイターII』から続いた対戦格闘ゲームブームも一段落した1997年に登場した。
3Dグラフィックを採用しているものの、基本的にはこれまでに発売された2D対戦格闘ゲームのルールを踏襲。先鋭化して初心者が入りづらくなっていた当時の状況に一石を投じるためか、さまざまなコマンドが簡単になっていたのがポイントだ。

それまでのカプコン格ゲーでは攻撃ボタンを6つ使うのだが、本作では4つに簡略化。ボタンの連打のみで連続技になる“熱血コンボ”や、ボタンの同時押しだけでド派手かつ強力な必殺技が出せる“愛と友情のツープラトン”のおかげで、初心者でも爽快感のあるコンボがくり出せるようになっていた。
熱血コンボや愛と友情のツープラトンのほかにも、“完全燃焼アタック”、“根性カウンター”、“熱血受け身”といったシステムも搭載されているが、名称がとにかくアツい。登場キャラクターもさまざまな部活動に所属する学生(一部教師も登場)が揃い、友情・努力・勝利のスポ根が強めのテイストになっている。


学園ものということもあり(?)、『ストリートファイター』シリーズから春日野さくらがゲスト参戦している。また、シリーズの人気キャラクターである風間あきらが『ストリートファイターV』のプレイアブルキャラクターとして登場し、話題を集めたことは対戦格闘ゲームファンにとっては記憶に新しいだろう。

プレイステーション版では、アーケード版を移植した“アーケードディスク”と、バトルバランスを調整し、オリジナルモードを加えた“エボリューションディスク”の2枚組の大ボリュームで発売。アーケード版と同じゲームバランスはもちろん、さらに調整を加えたバージョンもプレイできるとあり、ファンにとってはいたれり尽くせりの内容となっていた。

さらに、エボリューションディスクには家庭用版オリジナルモードの“熱血青春日記”を収録しているのもセールスポイント。このモードは、育成ゲームと恋愛シミュレーションゲームのシステムを組み合わせた内容となっており、原作の世界観を堪能できるほか、登場キャラクターとのアツい(?)恋愛が楽しめる。おまけとは思えないほどの完成度とボリュームで話題となり、対戦そっちのけでプレイする人も多かったはず。


このモードではプレイヤーが設定した主人公が登場し、日々の生活を送ることで能力を成長させられる。育てたキャラクターは“エディットキャラクター”としてほかのキャラクターに混ざって対戦に使用できるため、メモリーカードを持ち寄ってエディットキャラクターどうしでバトルするといった遊びかたも流行を見せていた。
この熱血青春日記が高く評価されたことを受けてか、1999年には新キャラクターを追加したほか、熱血青春日記をさらにパワーアップさせた『私立ジャスティス学園 熱血青春日記2』が家庭用限定で発売。ファンたちのエディットキャラクター育成が、さらに白熱していったことは言うまでもないだろう。
なお、今年(2025年)5月16日に発売された『カプコン ファイティング コレクション2』の中に、2000年に発売された『燃えろ!ジャスティス学園』が収録されている。


















