ロゴジャック広告

『ヴイアライヴ』定点観測-93:VTuberシーンのトップアーティスト、星街すいせいさんとの邂逅

by東響希

『ヴイアライヴ』定点観測-93:VTuberシーンのトップアーティスト、星街すいせいさんとの邂逅
 『ヴイアライヴ』定点観測では、『アイドルマスター』シリーズ発のライバーアイドルプロジェクト、『ヴイアライヴ』に所属する灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)の活動を記録していきます。
広告

VTuberファンにも認知度の高い人気ラジオに出演!

 今回は、2025年7月19日に放送された『ぶいあーる!?VTuberの音楽Radio?』にヴイアライヴの3人が出演した話題について取り上げていきたい。

 『ぶいあーる!?VTuberの音楽Radio?』は、2022年からスタートした、タイトル通りVTuberの音楽に関する話題を中心に取り上げるトーク番組だ。バーチャルアイドルとして業界のトップを走る星街すいせいさんがMCを務めており、これまでにも数多くの著名なVTuberが出演している。

 星街さんといえば、『
アイマス』好きを公言しており、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』のゲーム内において大型コラボが行われたこともある。また、アイドルのひとりである“高垣楓”とのコラボ楽曲『ジュビリー』も制作され、自身の3D LIVEでゲストとして招待し、デュエットを行うなど、『アイマス』との関係性も深い。

 ヴイアライヴのメンバーもショート動画で星街さんの楽曲のダンスや歌のカバーを披露しており、一方で、過去には同ラジオ番組でヴイアライヴの楽曲が取り上げられたこともある。その中で星街さんがしっかりと彼女たちを認知していたという、うれしいリアクションもあった。番組では、そんな星街さんとメンバー全員による、ボリュームたっぷりのトークが展開されている。

 生の星街さんを目の前にして、3人は冒頭からテンションMAX。ラジオがもともと好きだったという愛夏さんは、星街さんとともに番組を進行する内田敦子アナウンサーの存在も知っており、感激した様子だった。宇宙さんは、先述の通り楽曲を取り上げてもらったことへの感謝を述べつつ、持ち前の声量で喜びを爆発させる。レトラさんは、興奮しまくりの愛夏さんと宇宙さんをけん制しながらも、星街さんとのトークということで、やや緊張気味の様子だった。

 改めて、星街さんからはヴイアライヴについて、プロジェクトのスタートから876プロダクションへの所属にいたるまでの流れに注目していたことが語られる。無事にデビューできたことに、“プロデューサー(※『アイドルマスター』シリーズのファンのこと)”目線での祝福をしていたと述べると、3人は喜びの声を上げた。

 最初のリクエスト曲として
『リローディング』が流れた後は、メンバーひとりひとりを掘り下げるコーナーへ。まずは宇宙さんが自分の魅力をプレゼンし、ダンスやイラスト、デザインセンスを中心に自身の強みと、おまけとして声量の大きさもアピールする。「人が何かをがんばって楽しんでいる姿を見ると、自分も楽しくなる。だから、そんな気持ちが観ている人に届くような配信を心がけている」と語った。星街さんからアイドルを目指した理由を問われ、女児向けのアイドルアニメや魔法少女アニメのキャラクターへの憧れだったことを言及。また、好きな楽曲の話題では、星街さんの楽曲制作で関りが深いTAKU INOUEさんのファンであり、同氏の楽曲を聞きまくっていると猛アピール。おすすめの自身の楽曲としては『クライヤ』を紹介し、それを聞いた星街さんは「楽曲がキャッチーで、歌いかたや音の取りかたもオシャレ。歌声もクリアだからEDMと相性がいい」と感想を述べた。

 続いてレトラさんのプレゼンが行われ、自分の魅力はやはり“歌”であると力強く語る。また、プロジェクトに参加してから、周囲に「会話していると友だちのような雰囲気がある」、「近所の憧れのお姉さん(曰く“イマジナリー姉ちゃん”)のような存在だ」と言われていることも触れる。これに関しては、自分ではあまりピンと来てないため、少々戸惑っているとのこと。音楽については、自分の気持ちを表に出すのが苦手で、歌詞に乗せて気持ちを表現できる“歌”が好きなのだろうと自己分析を述べると、星街さんは「かっこいい!」と称賛。しかし、下ネタ好きの“センシティブ爆弾”と呼ばれているという話題になると、「隠してたのに!」と焦る様子を見せて、笑いを取っていた。おすすめ楽曲としては
『群青イニシエーション』を紹介し、星街さんはその歌唱力を高く評価しつつ、「アイドルというよりアーティスティック」と言及。「でも“アイドルらしさ”は固定概念なので、レトラさんは新しいアイドルとしてのキラキラを纏っている」と賛辞を送った。

 最後は愛夏さんのアピールタイム。自分の魅力を改めて考えるとうまく言葉にできなかったようで、「アイドルが好きなことと、みんなが好きなことなら負けないと思う」と、やや控えめに語る。星街さんからアイドルを目指した経緯を尋ねられると、もとはバレリーナ志望であったことや、学生時代の経験からアイドルに憧れるようになったことが明かされた。このあたりは、誕生日の3Dライブでも語られていた内容だ。憧れのアイドル“五十嵐響子”の名前が挙がると、星街さんが「ハンバーグ作っちゃうんだ!」と即座に反応するのはさすが。愛夏さんが「お料理得意なんです!」と返すと、ほかのふたりが「違います!」と慌ててツッコミを入れる。さらに、持ちネタのひとつ“まなおじ”について触れられ、しどろもどろになりながら意味を説明するなど、後半は笑いに包まれた。おすすめ楽曲として挙げたのは
『ともすれば、(中略)アイドル』。星街さんは「ライブで盛り上がりそう!」と楽曲の魅力に触れつつ、低音の野太い声で歌うパートに「アイドルらしからぬ声が……」とツッコミも。「でも、サビはちゃんと泣けるメロディになっている」と語ると、愛夏さんは“まなおじ”モードの低い声で「すいちゃーん!」と叫んで喜びを表現し、場を盛り上げた。

 今後の野望や目標を問われると、宇宙さんは全体としてはそれぞれのチャンネル登録者数10万人を掲げ、将来的にはTAKU INOUEさんとともに、星街さんと同じステージに立ちたいと語る。レトラさんは日本武道館でのワンマンライブを目標に挙げ、これを実現させた星街さんが理想像であると羨望のまなざしを向ける。愛夏さんは、地元・福岡での凱旋公演と、自身プロデュースの豚骨ラーメン製作を熱く語った。それを聞いた星街さんが「私は豚骨醤油が好き」と返し、ほかのメンバーも愛夏さんが「ラーメンはこれしか認めない」と語る純正豚骨以外を好みとして挙げると、愛夏さんは悔しがりながら「全員、豚骨派にする!」としっかりオチをつけた。

 3人の楽曲
『クリスタライン』が流れたあとは、それぞれが“推しVTuber楽曲”を紹介。愛夏さんは不破湊さんの『一旦ステイ TONIGHT』、宇宙さんはHACHIさんとKMNZ LITAさんの『Fiction』、レトラさんは宝鐘マリンさんとこぼかなえるさんの『I I I』をリクエスト。“推しVTuber楽曲”という視点で3人の好みが聞ける機会はなかなかないので、“プロデューサー”にとってもうれしいところではないだろうか。

 最後は、3人が星街さんと連絡先を交換するという流れになり、再びテンションMAXになったところで、ラジオはエンディングを迎えた。

 すでにヴイアライヴを知っている“プロデューサー”にとっては、聞きなれた話もあったが、新たに触れる人にとっては、コンパクトかつわかりやすくヴイアライヴを理解できる内容だった。VTuberファンも注目している番組なので、これをきっかけにヴイアライヴの認知がさらに広がってほしいと思う。個人的には、星街さんが音楽の視点から3人を批評してくれたところも非常に興味深かった。

 なお、本番組は現在アーカイブ配信中で、2025年7月26日21時55分まで視聴可能。まだ聞いていない“プロデューサー”必聴なのはもちろんのこと、布教用ツールとしても活用できると思うので、ぜひチェックしていただきたい。

 なお、同日には2025年2月開催予定の2ndライブに加え、先輩である“ディアリースターズ”のイベントや、6人での合同ライブが連日開催されるというサプライズ情報も解禁。ヴイアライヴにとって、話題満載の一日となった。
この記事を共有

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

集計期間: 2025年07月22日01時〜2025年07月22日02時

特設・企画