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『事故物件だよ!うらみちゃん』片目隠れ萌え袖黒髪ロング少女がムチムチたてセタミニスカOLお姉さんの運命を変える人生介入型見守りゲーム。ちょっと最高すぎるか【BitSummit the 13th】

by友野辰貴

『事故物件だよ!うらみちゃん』片目隠れ萌え袖黒髪ロング少女がムチムチたてセタミニスカOLお姉さんの運命を変える人生介入型見守りゲーム。ちょっと最高すぎるか【BitSummit the 13th】
 2025年7月18日~7月20日まで京都・みやこめっせで開催されるインディーゲームの祭典“BitSummit the 13th Summer of Yokai”(ビットサミット)。本記事では、『事故物件だよ!うらみちゃん』を紹介していく。
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ムチムチキャラデザにひとめぼれ

 インディーゲーム制作チーム“Minimum Box”手掛ける『事故物件だよ!うらみちゃん』は、地縛霊・うらみちゃんが、アパートの住人・野呂井(のろい)さんが殺されないよう運命を変えるべく過去改変に勤しむ人生介入型見守りゲームだ。

 殺人事件をきっかけに取り壊されることとなったアパートだが、地縛霊のうらみちゃんにとってはそれが死活問題……。頼れる人魂・おねびぃのアドバイスを受けたうらみちゃんは、野呂井さんが殺されない未来に到達するため、過去に介入して現在に少しずつ影響を与えていく。と、ゲームはそんな内容なのだが、それはともかくこれを見てほしい。

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左:うらみちゃん 右:野呂井さん
 これが、うらみちゃん(片目隠れ紫肌萌え袖黒髪ロング少女)と野呂井さん(ボブカット赤ふち眼鏡たてセタムチムチミニスカOLお姉さん)である。これには紳士もにっこり、自然とジェントルスマイルがこぼれるキャラクターデザインと言えよう。

 脚のない浮いたベーシックな幽霊のデザインでありながら上半身はドレスのようになっており、無邪気な表情と萌え袖がめちゃくちゃマッチしている、かわいいうらみちゃん。

 たいして少々ダウナー的な雰囲気がありつつ、長袖縦セーターとミニスカートによる妄想やまぬセクシースタイルが似合う野呂井さん。

 ハッキリ言って最高すぎる。キャラクターデザイン&アニメーションを担当しているシガタケ氏にはもう感謝しかない。
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 とくに推したいのは野呂井さんだ。防御力高めの長袖縦セーターに対して、「それ無防備すぎでは?」とも思えるミニスカート。そしてミニスカートからは太ももが伸び、足元にちまっとくつ下があるだけという出で立ち。具体的に何がどうとは言いにくいが、とにかく私にぶっささり。真面目そうだけど実はビールが大好きな一面もとにかく可愛くて可愛くて。本当にありがとうございます。助かります。
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野呂井さんは内向的な性格らしい。それもまたよき。
 そんなふたり(?)のアニメーションもめちゃくちゃキュート。野呂井さんは部屋をポテポテと歩く感じが、うらみちゃんは満点の笑顔とアクションが非常に素晴らしい。こんなものを見せられたら、もはや語彙は消え去る。ただただ口からは最高(さいこう)という4文字が出るのみ。最高。
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何かしらのアクションをする度に、うらみちゃんが満面の笑みを見せてくれる。かわいい。
 ちなみに野呂井さんはパジャマ姿やOL姿といった別衣装もあり、これもまた、いとをかし。素晴らしい、このゲーム素晴らしいよ!
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多分職場で何人か死人だしてる無自覚タイプだ。
 なお、試遊したデモ版ではキャラクターのボイスも聞けた。「おばけった!」と元気に感情表現するうらみちゃん、ちょっとダルそうな雰囲気も感じる野呂井さん、優しいマスコット感あふれる“おねびぃ”と、どれもピッタリのボイスでかわいらしさ全開。スタッフの方によると、収録はギリギリで、本イベントになんとな間に合ったという。今回の試遊のタイミングはかなりバッチリだったようだ。

 野呂井さん、うらみちゃんにビビッと来るものがあった紳士(淑女)の諸君は試遊の機会をお見逃しなく。
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基本的に「おばけった!」としか言えないうらみちゃん。私と同じく語彙力喪失状態だが、彼女の場合はかわいいからそれでよし!

ゲームシステムはシンプルだけど奥が深そう

 思いが溢れて野呂井さんとうらみちゃんの話ばかりになってしまったが、ゲーム部分についてもちゃんとお伝えしていこう。

 冒頭でも記した通り、本作はうらみちゃんが過去に戻って、野呂井さんを助けるという内容。しかし過去に戻ってうらみちゃんができることは基本的にふたつ。“ノック”と“ねんりき”だ。

 ノックは部屋内のオブジェクトを叩いてラップ音(ホラーおなじみのやつ)を発生させて、野呂井さんを陽動するアクション。ねんりきは冷蔵庫に手形をつける、ドアを開けるなどオブジェクトに干渉するアクションとなっている。
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ノック。扉や冷蔵庫などを叩いておびき寄せる。
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ねんりき。リソースを消費して物に干渉できる。たいていはいたずらに使う。
 これらを活用することで野呂井さんの過去は少しずつ変化していき、また別の日に介入できるようになる。こうしてアクションをくり返していき、やがて殺人という大きなイベントを回避させるといった算段だ。バタフライエフェクトを積み重ねて運命を捻じ曲げていくゲームとも言えるだろう。

 基本的には時刻表通りに動く野呂井さんにあわせて、アクションをしていくだけなので、非常にシンプルで遊びやすい。かわいいキャラデザも相まってPCゲーム初心者にもオススメしやすいタイトルだ。

シナリオもしっかり練られている予感

※試遊用デモ版におけるネタバレを含みます。
 かわいさとシンプルなゲームシステムという印象に引っ張られ、シナリオもシンプルなものと想像していたが、どうやらそうでもないようだ。プレイ開始直後は、殺人事件を回避するというテーマも、ちょっとファニーな要素だと勝手に捉えていたのだが、ところがどっこい、しっかりミステリー。

 デモ版ではおねびぃの導きに従って野呂井さんが死ぬ原因を探っては取り除いていくのだが、取り除いた後に現在に戻っても、そこにはまた死体になった野呂井さんがいるのだ。

 原因はしっかり取り除いたはず……ということはほかに原因が? 警察が言っていた押し込み強盗の仕業ではないのか? 過去改変とともに雰囲気の変わった部屋、急に電話をしてきた後輩、休もうとすると嫌な顔をする上司……すべてが怪しく、疑わしく思えてくる。もはや“おねびぃ”すら疑っている自分もいる。かわいいマスコット枠なのに……。
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 残念ながら、この真相はデモ版では明らかにならなかったが、だからこそ製品版への期待が膨らむというもの。製品版は2025年第4四半期にリリース予定。気になる人はウィッシュリストへの登録をお忘れなく。
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集計期間: 2025年07月19日05時〜2025年07月19日06時

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