
ハードの制約から生まれた傑作
『メタルギア』は、コナミ(当時)から発売されたステルスアクションゲーム。全世界で圧倒的な支持を得る『メタルギア』シリーズの記念すべき1作目にして、ゲームデザイナー小島秀夫監督のデビュー作でもある。当時はファミコンブームの真っ只中だったのだが、意外(?)なことに本作はMSX2というパソコン向けに発売されている。
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当時は敵をバンバン撃って全滅させるようなゲームがまだまだ主流だというのに、真逆の“ステルスアクション”を作ってしまったのだからすごいとしか言いようがない。なお、隠れる要素を含んだゲームは以前からいくつか存在していたようだが、ステルスアクションとしてのゲーム性が確立されたのは『メタルギア』で間違いないだろう。ギネス世界記録“GAMER'S EDITION 2008”においても本作は“ステルス要素を完全に取り入れた最初のビデオゲーム”として認定されている。
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シリーズが再始動するのは1998年9月3日発売の『メタルギア ソリッド』から。ハードをプレイステーションに移し、すべてを3D化。3D空間で身を潜めながら遂行するミッションの臨場感の高さに誰もが驚かされたのではないだろうか。
GENE(遺伝子)をテーマにした物語は、アメリカのビジネス雑誌『フォーチュン』で「20世紀最高のシナリオ」と称され、セールスも600万本を超える大ヒットを記録した。本作をきっかけに、小島監督の名が世界に広く知られるようになったと言っても過言ではないはずだ。筆者も『メタルギア』シリーズに本格的に触れたのは『メタルギア ソリッド』からで、ファミ通編集部にサンプルロムが届いて起動チェックをした際、あまりにも楽し過ぎてそのまま編集部に泊まり込んで遊んだ思い出がある。
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そのほかのシリーズ関連では、『メタルギアソリッド3 スネークイーター』を原作としたリメイク作品『メタルギア ソリッド デルタ: スネークイーター』が2025年8月28日に発売予定。こちらも楽しみだ。