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『学マス』真城優(声:村田綾香さん)が校歌『標』をアイドルたちと熱唱。ラジオも朗読劇もミニライブと盛りだくさんだった“初星学園放送部”公開録音リポート

byオクドス熊田

『学マス』真城優(声:村田綾香さん)が校歌『標』をアイドルたちと熱唱。ラジオも朗読劇もミニライブと盛りだくさんだった“初星学園放送部”公開録音リポート
 2025年6月15日(日)、千葉県の森のホール21(松戸市文化会館)大ホールにて、『学園アイドルマスター』(以下、『学マス』)のWebラジオ“初星学園放送部”の公開録音イベント”学園アイドルマスター 初星学園放送部 公開録音2025 ~放送部の優雅で軽やかで大騒ぎな一日~”が開催。昼夜の2部制で、どちらも出演者は違えどラジオ、朗読劇、歌唱パートと盛りだくさんの内容になっていた。

 なお、本イベントの様子は有料での配信に加えて、後日“初星学園放送部”内でも放送予定(初星学園放送部での放送は歌唱パートの公開はなし)。そういった点に配慮して、記事内ではいくつかのネタバレ要素に関してボカした状態でお届けする。
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出演者(敬称略)

  • 村田綾香(MC/真城優役)

“第1部: 放送部の優雅で大騒ぎな一日”
  • 七瀬つむぎ(有村麻央役)
  • 花岩香奈(葛城リーリヤ役)
  • 湊みや(紫雲清夏役)

“第2部: 放送部の軽やかで大騒ぎな一日”
  • 伊藤舞音(倉本千奈役)
  • 川村玲奈(篠澤広役)
  • 薄井友里(姫崎莉波役)

普通科の真城優、そしてアイドル科、プロデューサー科合同での『標』斉唱。ぬいぐるみを使ったおもてなしコーナーも印象的だった第1部

 まずは“初星学園放送部”恒例のドラマパートから。放送部の部室で、優がライブを振り返るモノローグより始まった。そんな優のもとに清夏と、アニメのディスクを大量に持ってきたリーリヤが登場。ちなみにテレビ放映版やOVA版、さらには見る順番を書いた紙まで持ってきていたらしく、楽しそうな表情でディスクを運んでいたイベントの描き下ろしイラストとの関係性を感じさせる展開に。

 そんなこんなでわちゃわちゃしている3人のもとへ、麻央が訪れる。彼女の提案により、先日開かれたライブの打ち上げパーティーを行うことに……という流れで冒頭のドラマパートは終了となった。
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 そして、「初星学園放送部、公開録音!」という声とともに手を振りながら村田さんが登壇。「待ってました」と言わんばかりに、会場から割れんばかりの歓声と拍手が送られた。

 簡単な挨拶の後、ゲストである湊さん、花岩さん、七瀬さんが登場。イベントの概要説明があったのち、あらためて本イベントがスタートした。

 まずは村田さんより、3人へライブお疲れ様の言葉とともに先日行われた『学マス』のライブ“The 1st Period”に関する感想などが語られた。楽しかった、あっという間だったと、それぞれが口々に語る。七瀬さんから「プリンス麻央イリュージョン、成功ですか?」という声掛けがあった際は、会場中のプロデューサー(※『
アイドルマスター』シリーズのファン)たちが大声で返事をしていた。
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 感想の後は最初のコーナー“オリジナルジングルを作ろう”がスタート。番組に送られたお便りの内容をぎゅっと凝縮した、公開録音のための新たなジングルをみんなで作ろう、というもの。詳細は放送にて確認してほしいが、大雑把に言えばキャスト陣がそれぞれ対応したセリフを読み上げつつ、最後は会場中のプロデューサー&村田さんによる「初星学園放送部!」というタイトルコールで締める、というものになっていた。

 ちなみにジングルの収録はまったくミスがなく、なんと一発で成功。一糸乱れぬ「初星学園放送部」コールに、プロデューサーたちの練度を感じさせる。
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 そしてお便りのコーナーへ。それぞれ壇上のキャスト陣が対応するアイドルへの思いがつづられた素敵なメールが送られていた。麻央の紹介PVに関する話題では、「抵抗は無駄ですよ。格闘技を嗜んでいるので」というインパクト抜群だったセリフを七瀬さん読み上げると、会場がざわつくという一幕があった。

 お便りのコーナーが終わった後はドラマパート。和やかにパーティーが進む中、“リーリヤに頼まれごとをされるとつい聞いてしまう”という話や“このパーティーを提案したのが誰か”といったような話が展開されていた。

 続いてのコーナーは、“初星学園のウワサ 公録Ver“。ふだんはお頼りを読み上げた後、「こわーい!」などのリアクションをキャスト陣が取るというもの。しかし今回は公録Verということもあり、「かわいい」、「プリマステラ」、「びっくリーリヤ」という3つのリアクションを、観客席にいるプロデューサーたちが行うという内容に変更されていた。

 途中、七瀬さんがお便りの読み上げでミスをした際、会場中から「かわいい」というリアクションを返すという流れが。想定されたリアクションの取りかたではないと思うが、こういった流れもまた、公開録音らしい“生”のよさを感じさせる。
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 つぎのコーナーは、ライブで疲れたアイドルを癒す、優雅なアイデアを募集したコーナー“優雅おもてなし選手権”。このコーナーではなんとちびぐるみが登場。ぬいたちを相手に、キャスト陣それぞれが考える最高のおもてなしを披露して、プロデューサーたちに評価してもらうという内容に。

 こちらのコーナーでは、とくに花岩さんのリアクションが秀逸だった。内容は放送にて確認していただきたいが、とにかくさまざまな“感謝の言葉”を口にしていた……とだけ言っておこう。非常におもしろい内容だったので、会場ももちろん大盛り上がりとなっていた。
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 続いては朗読パート。タイトルは、第1部の題名に合わせた“優雅で大騒ぎな1日”だ。内容としては、喉が渇いた優に、麻央たちが用意したドリンクを飲ませるというもの。

 おもしろかったのが、優に飲ませるドリンクが、烏龍茶や初星ホエイプロテイン、ブーストエキスなど、『学マス』のゲーム内で入手できるものになっていたこと。それらを飲んだ優が「2回行動ができそうな感じがします」や「ふだんの実力以上……いや、3割増しの力が出せそう」など、ゲーム内の設定に準拠したようなリアクションを返していたのも印象的だった。

 なお、この朗読はプロデューサー参加型。モニタにさまざまなドリンクが2択で提示され、そのどちらを飲ませるかを会場、及び配信上のプロデューサーたちの投票で決定するような形式となっていた。途中、“あの”ドリンクが登場したときは、会場中のほぼ全プロデューサーが同じ選択肢を選ぶ……といった事態も。
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 そんな賑やかな朗読の後、つぎのパートの準備をするための場面転換が。そのあいだはガシャ画面のBGM(
『はじまり』)が会場に流れており、それに合わせてプロデューサーたちが色とりどりのコンサートライトを持ちながら手拍子。ステージを照らしていた何本かのスポットライトも相まって、会場が“SSR確定演出”のようになっていたのがおもしろい光景だった。

 そして歌唱パートがスタート。披露されたのは、
『Ride on Beat』、『極光』、『Howling over the World』の3曲。中でも『極光』はまさかの花岩さん、七瀬さんのデュエットによる“Harmony Star”バージョンでの披露となった。曲途中で七瀬さんが登場した際、すぐさま紫のコンサートライトを用意するプロデューサーたち。まさかのサプライズでもしっかり備えて対応する、プロデューサーらしい万全な動きが見られたのも印象的だった。

 今回は公開録音の歌唱パートということもあり、全曲ライブ衣装ではない状態でのパフォーマンスとなっていたのも新鮮な光景だ。普段着のような姿でのステージは、初ツアーや1stライブとはまた違った印象を受ける。

 その後、短いドラマパートの後、優を巻き込んで
『標』を披露。村田さんの初歌唱ということもあり、会場からも大きな歓声が沸く。そして、普通科の優が歌うのであればもちろんプロデューサー科も……ということで、会場の全員が起立し、校歌を斉唱。会場全体が一体となって、大きな声で『標』を歌う。

 最後のソロパートは麻央役の七瀬さんが担当。全員を導く先輩として、抜群のパフォーマンスで歌の最後を締めくくった。
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 その後のトークパートでは、「歌っちゃいました」と答える村田さんに会場全体から大きな拍手が送られる。彼女が歌うのを心待ちにしていたプロデューサーも多かったのではないだろう。惜しみない拍手は長く続いていた。

 全員が歌唱パートの感想を語り、エンディングに。当然「いま来たばっかりー!」という声が上がる……が、第1部では伊藤さんが不在のため、「嘘つきー!」はなし。こちらは2部に持ち越される形に。

 その後の新情報発表では、“初星学園放送部”のグッズ販売などが告知された。待望の真城優グッズに、会場が大いに沸いた。

 最後に全員が感想を語り、最後の挨拶へ。その中で湊さんは、すでに実装が発表されている清夏のSTEP3に関して、楽しみにしておいてほしいと語る。退場時にはジャンプしながらピースする姿を見せるなど、最後まで清夏らしい姿を見せ、会場も盛り上げていた。

 最後のドラマパートでは、それぞれが打ち上げパーティーの感想を語っていた。中でも優が言った「いっしょに歌った校歌は、一生忘れられないかもしれないです」という言葉には、思わず天を仰いでしまった。

 最後は「そうだ、いいこと思いついた」という優の言葉で締め。2部では何が起こるのか、そういった余韻を残しながら第1部は終了となった。

“学園アイドルマスター 初星学園放送部 公開録音2025 第1部:放送部の優雅で軽やかで大騒ぎな一日”歌唱パートセットリスト(※敬称略)

  1. Ride on Beat(湊みや)
  2. 極光(花岩香奈、七瀬つむぎ)
  3. Howling over the World(七瀬つむぎ、花岩香奈、湊みや)
  4. 標(七瀬つむぎ、花岩香奈、湊みや、村田綾香)

“初心の味”全開のわちゃわちゃな様子が楽しかった第2部

 第2部のドラマパートは、生徒会室にやってきた優を出迎える、千奈の元気な声からスタート。第1部ラストの“思いつき”になにか関係があるのだろうか。
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 そんな期待を与えつつ、村田さんによる「初星学園放送部、公開録音!」というタイトルコールより第2部がスタート。呼び込みの後、独特なステップで薄井さん、川村さん、伊東さんが登場した。出演者が発表された時点でかなり“大騒ぎ”な展開が予想されてはいたが、その期待を裏切らない登壇の仕方に、会場からも笑いが。

 キャスト陣から“The 1st Period”の感想があった後、最初のコーナー、“オリジナルジングルを作ろう!”へ。第1部とは違う(ツッコミどころ満載かつ)和風なテイストでのジングルとなっていたが、第2部でも収録は一発クリアー。さすがのプロデューサーたちだ。
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 続くお便りのコーナーでは、『学マス』でのルーティンを中心としたメッセージが読み上げられた。“プロデュース前に担当(投稿者は“莉波お姉ちゃん”とのこと)をタップして、セリフを聞いてから始める。莉波をプロデュースするときはドリンクなどの出がよくなる気がする。ほかのアイドルのときは罪悪感が薄れる気がする”というお便りが読まれると、会場から大きな笑いが。

 同じくセリフ系のお便りとして、“広のホーム会話で「わたしのこと、好きなの?」と尋ねられるたびに、「好きですけど?」と返す”という投稿が読み上げられると、川村さんが「私もやってるな」とコメント。ちなみにこのお便りは薄井さんが読む順番だったが、広のセリフ部分を川村さんが読み上げると大きな歓声が上がるなど、全体的に騒がしいながらも笑顔の絶えないコーナーとなっていた。

 続いてはドラマパートへ。なにかの準備が終わり、心配そうな優に対し、絶対に成功できるとはげます3人。和やかなひとときが過ぎていく……という一幕なのだが、そのあいだに壇上ではキャスト陣が大きく手を振って会場へアピール。それにあわせプロデューサーたちもコンサートライトを振るという謎の動きが。隙間時間でもわちゃわちゃが続く、自由な公開録音である。

 そしてドラマパートが終わると、ラジオでおなじみの“怪文書コーナー”こと“放送部公認電波ジャック 公録Ver”がスタート。

 いつもはキャスト陣によるリアクションが魅力のコーナーだが、今回はプロデューサー陣が自由にリアクションを取るという流れに。本番前の声出しとして、壇上より「ご飯食べたー?」、「昨日眠れたー?」、「担当アイドルはー?」など、ユニークな質問が飛び交う。

 読み上げられたおたよりの中には「
『標』を真城さんといっしょに歌いたあああああああああい!!!!」というものも。納得の叫びに、壇上からも「わかる!」という声が。
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 続いては、“ライブを終えたアイドルたちを軽やかに癒すコーナー”として“みんなの声で作ろうオリジナルSSD”がスタート。キャスト陣にはいろいろな問題が出され、見事正解できれば美味しい食材が、不正解なら美味しくはないけど健康になりそうな食材がSSDへと投入される。全3問の問題に見事正解して、美味しいSSDを作ることができるのか……というもの。

 ことの顛末は実際の放送で確認してほしいので詳しくは書かないが、衝撃的だったのが完成したオリジナルのSSDに名前を付けるというくだり。妙に芸術的なネーミングになっていたので、ぜひとも生配信のアーカイブや放送で聞いていただきたい。
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 そして朗読パートへ。今度は第1部と同様。会場のプロデューサー参加型のものに。タイトルは“軽やかで大騒ぎな1日”だ。内容は、ライブの“ファンサ”としてなにをやるのかを決めるというもの。ファンサの内容は、“魅惑のパフォーマンス”や“ハートの合図”など、第1部に引き続きゲーム中に登場するものが題材となっていた。

 最後には「優のファンサが見たい」という無茶ぶりから、優がとある行動に。壇上の村田さんが動き回る姿も相まって、とてもほっこりとした朗読パートとなっていた。

 そして物語は、優が企画した“初星学園放送部によるサプライズライブ”へと繋がる。優曰く、いつも放送を聞いて、盛り上げてくれるみんなに向けて、お疲れ様とありがとうの気持ちを込めた、私たちの打ち上げパーティー……とのことだ。現実とリンクした、粋な演出に胸が熱くなる。
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 歌唱パートでは
『L.U.V』、『日々、発見的ステップ!』、『がむしゃらに行こう!』が披露された。もちろん、第1部と同様に『日々、発見的ステップ!』はHarmony Starと同じデュエット(伊藤さんと川村さん)での歌唱だ。

 そして
『L.U.V』、『日々、発見的ステップ!』では、曲中に朗読パートの投票で決めた“ファンサ”を紛れ込ませるようなパフォーマンスも。自分たちの選択がライブ演出に影響している、まさに生でしかできない展開に、会場のボルテージも上がる。

 『がむしゃらに行こう!』で会場全体が“ラララ”と歌った後は、第1部と同じく全員での校歌『標』を斉唱。第2部の歌唱パートは全体として、“ホールにいるみんなで作る”ような演出が続き、会場の一体感を強く味わえるようなセットリストになっていた。

 ちなみに今回の
『標』ソロパートは千奈役の伊藤さんが担当。未来を担う生徒会所属の“伸びしろ組”が、ステージを軽やかに跳ねながら校歌の最後を締めくくる。
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 全員で歌えた楽しさを噛みしめつつ、ライブの感想へ。『がむしゃらに行こう!』では初心にお邪魔したみたいだったと、笑っている川村さんが印象的だった。

 そしてもうエンディングだと挨拶があると、当然のごとく「いま来たばっかりー!」の声が。相談やひと悶着があった後、全員で「嘘つきー!」と返すと……会場からはまさかの「もう1回」コールが響く。伊藤さんの「なにか言うことはありませんか?」の声にもう一度「いま来たばっかりー!」と答える会場。「嘘つきー!」の声に合わせて「ウ~~!」とサイレンを響かせる、懐かし(初心公演ぶり)の“いま来たばっかり警察、サイレンつきバージョン”で会場を大いに盛り上げた。その後、村田さんがぼそりと告げた「これが初心の香り……」発言を受け、またも沸くプロデューサーたち。

 その後、各種情報を発表中、またも会場中にファンサを飛ばす薄井さん。最終的に伊藤さん、川村さんもいっしょになり、3人はずっと壇上でわちゃわちゃ。そんな3人を笑いながら、コンサートライトを振って見守るプロデューサーたち。最後の最後まで、大騒ぎで賑やかなイベントに。キャスト陣による最後の挨拶でも、ずっと楽しそうにしていたのが印象的だった。

 最後、退場する4人に向け、会場中から惜しみない「ありがとう」と拍手が届けられる。そんなプロデューサーたちへ向け、最後は全員が“ハートの合図”を返して退場。もちろん拍手の音がより大きくなったのは言うまでもない。

 その後、最後のドラマパートでは、このライブ(公開録音における歌唱パート)が、どのような理由で発案されたのかなどが語られた。直接的な言及は避けるが、放送を行うだけで精いっぱいだった優がこんなことを企画するようになったのかと、彼女の成長を肌で感じられるような、そんなパートになっていた。

 本イベントは“初星学園放送部”のイベントとして、またライブとは違った楽しさに溢れたものになっていたと思う。会場全体の一体感が心地よく、全員で参加して作り上げる……ラジオらしい“気安さ”を感じるようなイベントになっていた。

 今回登場した真城優、およびキャストである村田綾香さんは、2025年9月20日、21日に予定されているイベント“クラス対抗初星大運動会”にも出演予定。こちらはどんな内容になるかまだ情報はないものの、公開録音にあったような“ライブ以外の楽しみ”も用意されているのかもしれない。今回のイベントの余韻を噛み締めながら、続報を心待ちにしたい。

“学園アイドルマスター 初星学園放送部 公開録音2025 第2部:放送部の軽やかで大騒ぎな一日”歌唱パートセットリスト(※敬称略)

  1. L.U.V(薄井友里)
  2. 日々、発見的ステップ!(伊藤舞音、川村玲奈)
  3. がむしゃらに行こう!(伊藤舞音、川村玲奈、薄井友里)
  4. 標(伊藤舞音、川村玲奈、薄井友里、村田綾香)
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