
神の骸を舞台にしたSF・ファンタジーRPG
『ゼノブレイド』は、任天堂から発売されたSF・ファンタジーRPG。ゲームの舞台となるのは、かつて凄絶な戦いの末に刺し違えたまま眠りについた“巨神(きょしん)”と“機神(きしん)”と呼ばれる二柱の神の骸の上にある大地。プレイヤーは主人公シュルクを始めとする、さまざまな種族の仲間たちと力を合わせながら、故郷を襲撃した機神兵を倒す旅に出る。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/43997/a3cf2a1a15b383fb49388a201a84a0cb3.jpg?x=767)
昼夜の概念や天候の変化が存在するのはもちろん、高低差があるフィールドもポイントのひとつで、眺望絶佳な高所から不意に足もとを覗いてすくんでしまった経験もあるのではないだろうか。当然、その後にダイブするまでがお約束。筆者はエルト海の夜の景色と音楽がお気に入りで、初めて星(エーテル?)が降り注ぐのを目の当たりにしたときは、綺麗なあまり嘆声をもらしてしまうほどだった。
音楽に関してもユーザーの評価が非常に高く、下村陽子氏、清田愛未氏、ACE+、光田康典氏らが楽曲制作に携わっている。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/43997/a3fb5ed13afe8714a7e5d13ee506003dd.jpg?x=767)
もっともユニークな点は時折シュルクが視る未来視(ビジョン)の存在。文字通り数秒先の未来を視て危険を予知できる能力になっており、これから起きることを仲間に教えてあげたり防御系のアーツで対策したりすることで、“敵の特殊攻撃で大ダメージを食らう未来”を回避するといった芸当が可能。要するに、攻撃の予兆の見せかたのバリエーションのひとつではあるのだが、「こんな見せかたがあったのか」と当時の筆者は感心しきりだった記憶がある。未来視はアイテム入手時にも発動し、クエストの受注前であるにも関わらず重要アイテムであることを示してくれることもあった。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/43997/af99687dd719c4e8bc6a39e946c3d9ef7.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/43997/a2de40e0d504f583cda7465979f958a98.jpg?x=767)
シリーズ全体の動きとしては、2025年3月20日にNintendo Switchで『ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション』が発売された。こちらは2015年4月29日発売のWii U版『XenobladeX』(ゼノブレイドクロス)のアップグレードバージョンで、新たに追加ストーリーが追加されているほか、グラフィックやシステムがブラッシュアップされている。