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『逆水寒(Sword of Justice)』最速レビュー&特徴紹介。AI搭載のNPCたちにより、誇張ではなく“生きた世界”を冒険できる。中国No.1のMMORPGがついに上陸決定

by堤教授

更新
『逆水寒(Sword of Justice)』最速レビュー&特徴紹介。AI搭載のNPCたちにより、誇張ではなく“生きた世界”を冒険できる。中国No.1のMMORPGがついに上陸決定
 中国で絶大な人気を誇るMMORPG『逆水寒(Sword of Justice)』が日本上陸決定! 対応プラットフォームは、iOS、Android、PC(Steam)。本場中国で、配信元のNetEase Gamesの方のお話を聞きつつ、ゲームの序盤を先行体験できたので、本作の特徴や遊び心地をリポート。サービス開始時期は2025年内を予定しているとのことだ。
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本稿はNetEase Gamesの提供でお送りします。

中国では敵なしの圧倒的人気。老若男女幅広い層から支持を受ける

 失礼ながら中国を訪れるまで自分はまったく知らなかったが、本作は中国ではナンバーワンの人気を誇るオープンワールドのMMORPG。しかも、半数以上が女性ユーザーだそうで、課金スタイルもガチャに頼るのではなく、コスメティック要素が中心。
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 コスチュームの価格も業界平均の約1割という低価格のものが多いそうで、着せ替え+コミュニケーションツールとしての人気も高いそう。いわゆる“日課”的な要素も5分もあれば完了するようで、中国ではこのライトな遊び心地と課金モデルを“逆水寒式”と名前がつけられるほど。“日課疲れ”や“課金圧”はゲーマーの悩みのタネだが、本作ではそういった心配は無用だ。
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TikTokを抑えて、総合売り上げランキングで1位にも輝いたこともあるらしい。

冒険の舞台は武侠世界“江湖”

 『逆水寒(Sword of Justice)』は、“華語武侠四宗師”のひとりである温瑞安氏の代表的な文学作品『四大名捕之逆水寒』をもとにした作品だそうだ。いかにも中国っぽい“武侠モノ”の広大なオープンワールドは、日本の作品にはない新たな体験をもたらしてくれる。さらに、これまでの常識を打ち破る多くの要素が盛り込まれて作られていて、移動に関しても壁を走ったり、ものすごく高いジャンプ(軽功)ができたりと、アクションの幅が広いのも印象的。
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見えている場所にはだいたい行けちゃうのがオープンワールドの醍醐味。水面もスイスイと走って移動できる。
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軽功だけでなく、馬に乗っての高速移動も可能。馬を降り、引きながら歩くこともできる。
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ふらっと入った洞窟にとんでもなく強い敵がいることも。目的のない冒険も楽しい。
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あちこちでアイテムを発見できるので、隅々まで探索したくなる。
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かなり早い段階で行動範囲が一気に広がる。遠い場所でもスキップトラベルで一瞬で行ける。

AAA級のグラフィックながら要求スペックは低め

 古風なアジアンテイストを美しい映像表現で魅せる本作だが、必要なスペックはさほど高くない。そろそろ買い替えようと思っているiPhone12でも、発熱せずに快適に遊べるとのことで、自宅で使っている、これまた買い替え用かなと思っているGTX1060のPCでもイケる? と聞いたらまったく問題ないと太鼓判を押された。
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今回のゲーム画像はすべてGTX1060のPCで撮影。まったく問題なく遊ぶことができた。

写真やAIを利用してキャラが作れる

 キャラメイキングへのこだわりにも驚かされた。とくに顔に関しては、恐ろしいほどの設定項目の多さで、女性人気の高さの秘密はここかも、と感じた。細かく設定できるだけのゲームならほかにもあるが、本作のすごいところは写真をもとにしたり、テキストでAIに指示を出して作れたりもする。プリセットも多数用意されていたので、サクッと終わらせたいような人にも幅広く対応していた。
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美男美女もお手の物。プリセットを見ると、日本と中国での若干の顔の好みの違いも感じられていい。
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作ったキャラクターを画像、動画でシェアする機能も搭載。
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フォトモードも充実。いろいろなフィルターやエモート、シチュエーションで、理想の写真を撮影できる。

AI搭載のNPCとのリアルな交流

 これまた驚いたのが、本作に登場するNPCの多くにはAIが搭載されていて、テキストチャットでの会話が可能な者も存在すること。近づくと吹き出しが表示されるようなよくいるタイプのNPCも、AIによって毎日話すことが変わったりと、誇張ではなく“生きた世界”を冒険できるわけだ。AIと対話する機会も増えてきた昨今だが、すでにゲームのNPCにも搭載しているのはすごい。
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ストーリーもプレイヤーの選択によって分岐。攻略済みのチャプターは後からやり直せるので別の選択も体験できる。
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テキストを打ち込んで交流するのは新鮮。マイクを利用すれば、声で会話することもできそう。

流派の枠にとらわれない自由なバトル&育成システム

 キャラメイクの際には、“流派”を選択することになり、これによって使える技や戦闘でのおもな役割が変わる。と、いうのはもはやMMORPG定番の要素だが、本作では流派の枠にとらわれずに技が習得できるので、タンクが回復技を学び、ヒーラーが爆発的なダメージを出す、といったことも実現可能。
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流派:素問(そもん) 武器:絹帯
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流派:九霊(きゅうれい) 武器:蠱霊
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流派:血河(けっか) 武器:槍
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流派:神相(しんそう) 武器:琴剣
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流派:砕夢(さいむ) 武器:刀
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流派:鉄衣(てつい) 武器:拳具
 自分は、帯が武器という珍しさに惹かれてヒーラーっぽい素問(そもん)という門派で遊んだが、攻撃面でもまったく問題なく進めることができた。また、使えるスキルの種類が多く最初は「使い切れるかな……」と思っていたが、少し進めると攻撃ボタンの連打でいろいろなスキルを使ってくれる機能が解放されたので、手軽にバリエーション豊富なコンボが出せるようになった。こうしたユーザー心理を先読みしたような、充実した機能はあちこちで見られ、幅広い層で遊ばれている理由がよくわかった。
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スキルや装備の設定項目は多いが、あまり深く考えずに遊べる。もちろん、こだわり派のプレイヤーはとことん突き詰めてもいい。

チーム必須を撤廃! ソロプレイでも楽しめる

 複数名で挑むようなコンテンツは本作にももちろん登場し、仲間とワイワイ楽しむことができる。また、ひとりで気軽に遊びたいプレイヤーのために、AI搭載のNPCも完備。その日の気分やおのおののプレイスタイルに合わせた遊び方を提供してくれる。
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複数名で挑むコンテンツも、ソロプレイを選べばNPCが参加してくれる。積極的にセリフを発してくれるので、かなり賑やか。
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水墨画風のステージに入り込み、横スクロールで進んでいく場面も!
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ひとりで挑むコンテンツもあり、そこには強化効果を3択の中から選ぶローグライクな要素も入っている。
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農業、釣りなど、寄り道要素をメインに遊ぶことも

 本作には、農業、釣り、経営などおおよそ、想像がつくような寄り道要素は、ほぼすべて網羅されているといってよく、囲碁、観光、考古学といった要素も存在する。これらを遊ぶだけでも、バトルコンテンツと同等の報酬が手に入るので、戦わずに本作の世界で生活し続けることも可能。
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 それぞれのプレイヤーには“荘園”(自宅)があり、驚くほど自由にカスタマイズできる。プレゼンで見せていただいた画像の中には、自宅にジェットコースターを作っているようなものもあり驚いた。
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少しゲームを進めると、荘園を購入可能に。夢のマイホーム!
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荘園では農業もでき、作物を植えられる。

 AIを活用した新世代のMMORPG『逆水寒(Sword of Justice)』。製品版でも早くプレイしたい。
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