
当期、売上高は4289億円(前期比8.5%減)、営業利益481億円(前期比16.8%減)、531億円(前期比11.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が450億円(前期比36.3%増)と減収するも、フェニックスリゾート株式会社の株式譲渡による特別利益の計上や、前期に計上した欧州拠点の事業再編損からの反動により増益を確保した。
『Football Manager 25』(フットボールマネージャー 25)の発売中止など損失を計上したものの、既存タイトルのリピート販売(リマスター版『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』、『ユニコーンオーバーロード』など)やDLC販売(主に『Total War』シリーズ)が好調に推移。利益率の高さで損失を補った。
なかでも『ソニック』IPはゲーム・映像作品の両面でヒット。前述の『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』は販売本数200万本(2025年1月時点)を突破し、映画『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』は全世界興行収入4.9億ドル(※約715億円)とシリーズ最高を記録した。
さらに、決算プレゼン資料によると、ライセンス契約を結んだPerfect Worldが開発・運営する『ペルソナ5: The Phantom X』(P5X)の国内向けサービス開始時期は、今夏を予定している。詳細なリリース日については、5月に放送予定の公式番組にて明かされるものと見られる。