
“オウガバトルサーガ”の記念すべき1作目
本作は全8章からなる“オウガバトルサーガ”の第5章にして、“オウガバトルシリーズ”の記念すべき1作目。1995年に第7章の『タクティクスオウガ』、1999年には第6章の『オウガバトル64』が発売され、シリーズは名実ともに人気に。
本作のジャンルはRTS(リアルタイムストラテジー)。いまでこそポピュラーなジャンルですが、当時は珍しかったですね。筆者は1992年に発売された『半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!』が好きだったので、「また『半熟英雄』みたいなゲームが遊べる!」とうれしかった記憶があります。
神聖ゼテギネア帝国による支配からの脱却を目指し、解放軍のリーダーとなって自軍を率いて戦いをくり広げていくストーリーは壮大。前述した『タクティクスオウガ』に登場するランスロットやウォーレン、カノープスはもともと本作のキャラクターで、彼らを仲間にすることができます。
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また、キャラクターには善悪を示した“アライメント”というパラメーターがあり、アライメントの高いキャラクターで町を解放して民衆の支持率を上げ、その一方でアライメントの低いキャラクターを使って敵を倒すといったテクニックもあり、本当の政略のようでリアルでした。
なお、カオスフレームが低いときにしか仲間にならない魔女デネブや魔界の将軍・暗黒のガルフのようなキャラクターも。自分はデネブが好きなのですが、生かしておくとカオスフレームが下がり続けるし、殺してしまうと仲間にできないので、とてもたいへんでした。
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リメイク版としてプレイステーション版とセガサターン版も存在。とくにセガサターン版は声優が起用されてボイスが付いています。いまから実機でプレイするのは少々ハードルが高いですが、ぜひ遊んでみてほしいですね。