
本作が発表されたのは2023年2月9日の“Nintendo Direct 2023.2.9”。当時はスクウェア・エニックスから新作のアドベンチャーが出るということで話題に。石山氏はかつて携帯電話(フィーチャーフォン)で『探偵・癸生川凌介事件譚』シリーズなどのアドベンチャー作品を手掛けており、実力は折り紙付き。そんな石山氏の新作を待ち望んでいたファンも歓喜しました。
もともと、1980円[税込]という安価に設定され手に取りしやすい作品でしたが、発売後はシナリオのクオリティの高さやキャラクターたちの魅力も評価され、口コミで評判となり一気に人気作となりました。

ゲーム内では、墨田区のさまざまなスポットを“パノラマ背景”で景色を360度ぐるりと見わたすことができ、実際に訪れて聖地巡礼をしたくなります。筆者は2023年9月1日から10月1日に錦糸町マルイで開催された“パラノマサイト FILE 23 本所七不思議 超常ストア”でグッズを購入したあと物語の舞台となった公園まで足を運んでみたのですが、同じように作品のファンと思われる人々が大勢いました。考えることはみんないっしょだ……。
さあ呪え! 特殊能力心霊バトルアドベンチャー
会社員の興家彰吾がオカルト好きの福永葉子と出会い、蘇りの秘術を探すことに。しかし、その後すぐに何かを見てしまった葉子が突然死し、興家は本所七不思議のひとつである“置いてけ堀”の呪いを受けて呪主(かしりぬし)になるというジェットコースターのような展開。何かを見つけた葉子が後ろを向くように言われたときは、プレイヤー自身も画面を操作して後ろを向かなければいけないのでめちゃくちゃ怖いですし、後ろを見て何もなかったと思わせておいて振り向いたら葉子が死んでいたのはビビりました。
ただ、本作はホラーを前面に押し出しているというわけではなく、中盤以降は呪主どうしのバトルロイヤル要素や人間ドラマが強くなっていき、全体としてはホラーというよりも心霊オカルトサスペンスといった風情になります。「怖そう」という理由でプレイしないのはもったいないので、ぜひチェックしてみてほしいです。
登場人物たちの呪詛はそれぞれ異なる発動条件があります。興家の手に入れた“置いてけ堀”の場合は相手が立ち去ろうとするタイミングでボタンを押すことで発動し、相手を呪い殺すことができるという呪詛。そのため、どの選択肢を選べば相手が立ち去ってくれるのか考えながらプレイする緊張感はハンパなものではありません。呪いの発動も自分で選択できるため、「この人物を呪い殺してしまっていいのだろうか」という葛藤も生まれました。


興家が死んだところでタイトルが画面に表示され、複数のキャラクターの視点が選べるマルチストーリーパートに突入。筆者は「ここまでがプロローグだったのか!」と非常にワクワクさせられました。複雑に絡み合う物語や発動条件の異なる呪いの能力を使った頭脳戦バトルなど、群像劇としてよくできており、没頭しながらプレイできました。
興家と葉子のあとに登場する主人公たちも個性豊か。マダムの志岐間春恵と探偵の櫂利飛太、ベテラン刑事の津詰徹生と若手刑事である襟尾純、江戸っ娘の逆崎約子と霊感を持つ黒鈴ミヲという女子高生コンビと、それぞれのコンビが“バディもの”としても相性のいい組み合わせで、彼らの織り成すドラマがおもしろかったですね。筆者はエキセントリックでありながら締めるところは締める“プロタン”櫂利飛太と、ふくよかでかわいらしいミヲちゃんが好きです。
主人公以外にも、強力な呪詛を持つのに小物感の溢れる並垣祐太郎やちゃっかりした性格の美大生の灯野あやめなど、忘れられない人物ばかりでした。










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