
『メタルギア ソリッド 2』の“初体験版”も付いてきた
『ZONE OF THE ENDERS Z.O.E』は、コナミコンピュータエンタテインメントジャパン(当時)から発売された3Dロボットアクションゲーム。『Z.O.E』シリーズの記念すべき1作目となる作品だ。
制作総指揮およびプロデュースを『DEATH STRANDING 2:ON THE BEACH』や『PHYSINT(仮題)』の発売が待たれる世界的ゲームデザイナー小島秀夫氏、脚本およびディレクターを『ときめきメモリアルドラマシリーズ』の岡村憲明氏、キャラクターデザインおよび作画監督を『機動新世紀ガンダムX』の西村誠芳氏、メカニックデザインを『メタルギア ソリッド』シリーズの新川洋司氏が務めており、当時のKCEジャパン主力メンバーが集結。ゲームとアニメの融合を実現するスタッフ陣ということでも話題となった。
同一の世界観を持つアニメ作品『Z.O.E 2167 IDOLO』や『Z.O.E Dolores,i』も作られているのでこちらを観たことがある人もいるだろう。前者はゲームと同時発売のOVA、後者はテレビシリーズとなっている。
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本作いちばんの魅力はハイスピードで展開されるバトルシーン。シンプルな操作で空中を自在に駆け巡り、多彩な攻撃を繰り出せるのがじつに快感だった。ショットやレーザーでの遠距離攻撃もイカしていたが、息を呑んだのはやはりブレードを用いた近接攻撃になるだろう。
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オービタルフレームのつま先が尖ったシルエットも非常に特徴的で秀逸。ひと目見て浮遊可能で高機動なことがイメージできるところもスピーディーなアクションとマッチしていてよかった。
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2003年2月13日には正統な続編として現在も隠れた名作として語り継がれているPS2用『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』(アヌビス ゾーン オブ エンダーズ)が発売された。
その後10年近く音沙汰がなかったが、PS2用の2タイトルをセットにしてHD化したプレイステーション3(PS3)およびXbox 360用『ZONE OF THE ENDERS HD EDITION』が2012年10月25日に発売。
2018年9月6日には、シリーズ最新作となるプレイステーション4(PS4)およびPC用『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS:M∀RS』が発売。これは『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』を全編4K解像度とVRモードに対応させたリマスター版となっている。難度ベリーイージーやミニマップを追加するなど、アクションゲーム初心者向けにも配慮が施された。