ロゴジャック広告

『ウマ娘』新育成シナリオ“The Twinkle Legends”で今後の可能性を広げる“レジェンド”たちの活躍や、複数回の成長フィーバータイムを楽しめる新システム“レジェンドの導き”などを先行体験

byギャルソン屋城

『ウマ娘』新育成シナリオ“The Twinkle Legends”で今後の可能性を広げる“レジェンド”たちの活躍や、複数回の成長フィーバータイムを楽しめる新システム“レジェンドの導き”などを先行体験
 2025年2月24日で配信開始から4周年を迎える、サイゲームスの人気コンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、『ウマ娘』)。実施中の“4周年記念キャンペーン”でもさまざまな新機能が追加されているが、4周年の当日には新育成シナリオ“The Twinkle Legends(以下、“Legends編”)”が実装される。

 育成シナリオとしては、ついに大台となる10本目となる“Legends編”。新登場キャラクターやシステムなどもこれまで以上に挑戦的な内容となっている。本記事では、メディア向けに開催された先行体験会をもとに本シナリオの先行プレイをお届け。

広告
※先行体験会でのゲームバランスやテキスト内容は最終調整中のため、リリース時と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。[IMAGE]

3人のレジェンドウマ娘とともに“トゥインクル・シリーズ”の危機を救え!

[IMAGE]

 まずはシナリオのカギを握る存在である、3人の新キャラクターたちから紹介していこう。

 ひとり目はセントライト(声:能登麻美子)。そこはかとなく漂う高貴な雰囲気と、ときおり放つ英語が特徴のウマ娘だ。モデルは日本競馬史初のクラシック三冠馬であるセントライト。英語キャラなのは、史実での父ダイオライト(英2000ギニーなどを勝利)、母フリッパンシーがともにイギリス出身という血統背景からだろう。また、胸元に光る3色の宝石は三冠を表していると思われる。史実では菊花賞の後、72キロというハンデキャップを背負わされることを嫌って電撃引退したため、その活躍期間はわずか1年であった。ちなみに“幻の馬”トキノミノルよりも10歳も年上で、まさにレジェンド中のレジェンドである。
[IMAGE]

 ふたり目はスピードシンボリ(声:沢城みゆき)。長身で落ち着いた佇まいで、世界のレースで勝利するという夢を追い、精励恪勤と飛び回る彼女に憧れる者は多い。3人の中ではイケメン担当と言っていいだろう。史実では、日本馬として初めてキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、凱旋門賞に出走した“海外遠征の先駆者”にして、延べ6年もの現役生活を過ごし有馬記念には5年連続出走して2回勝利するという“鉄人”でもあった。勝負服の緑色のジャケットは、シンボリ軍団の勝負服の色でもある。また愛称の“スーちゃん”は、史実で主戦だった野平祐二騎手がそう呼んでいたそうだ。
[IMAGE]

 最後はハイセイコー(声:丹下 桜)。オグリキャップさえもサインを欲しがる、多くのファンに愛されているウマドルであり、そのオーラは隠しきれない。モデル馬は、地方競馬(大井)から中央に移籍してエリートたちをなぎ倒していったことで人気を博し、“元祖アイドルホース”と呼ばれた第一次競馬ブームの立役者。引退後には主戦騎手だった増沢末夫氏が歌った
『さらばハイセイコー』も大ヒットしている。なお、モデル馬の年齢は近代の日本競馬躍進を支えた種牡馬ノーザンテーストのひとつ上にあたる。史実では白のメンコ、白+紫袖の勝負服がトレードマークで、ウマ娘としての勝負服にもそれが反映されている。“聖子ちゃんカット”のような髪型は、アイドルとハイ“セイコ”ーに掛けたものだろうか?
[IMAGE]

 “Legends編”では、この3人の“レジェンド”ウマ娘たちとともに、人気が落ちてきてしまったトゥインクル・シリーズを立て直すために奮闘するトレセン学園の面々の3年間が描かれていく。

【ストーリー】
トゥインクル・シリーズの危機に、
“伝説”のウマ娘たちが立ち上がる!
レースに関わるみんなが一丸となって、
トゥインクル・シリーズを
再び盛り上げよう――そして、未来へ!
[IMAGE]

 なおキービジュアルに描かれていた5人のウマ娘は、いずれも史実でセントライト、スピードシンボリ、ハイセイコーとそれぞれ共通項がある。そのため、シナリオリンク対象に選ばれたのだろうと感じた。

セントライトとの共通項
  • メジロラモーヌ……“初代”三冠牝馬
  • オルフェーヴル……三冠牡馬
  • ジェンティルドンナ……三冠牝馬

スピードシンボリとの共通項
  • シリウスシンボリ……同じシンボリ軍団で、凱旋門賞など長期にわたる海外遠征を行った

ハイセイコーとの共通項
  • スマートファルコン……アイドルウマ娘
[IMAGE][IMAGE]

“Legends編”独自の流れ、システムをチェック!

【先行まとめ】
  • 育成目標として、毎年12月後半に特別レース“Dream Fest”が行われる
  • URAファイナルズは開催されない
  • トレーニングなどのコマンドで“指南ゲージ”を溜めて、トレーニング効果を上げる“心得”を習得する
  • クラシック級の夏合宿で“レジェンドの導き”を授かり、効率よく育成を進めよう
[IMAGE][IMAGE]

 “Legends編”では、3人のレジェンドウマ娘たちとともに過ごし、トレーニングを強力にサポートしてくれる
“心得”“レジェンドの導き”を授かり、それらを活用しながらウマ娘を育てていくことになる。

 新たな育成目標(定期イベント)として、
ジュニア、クラシック、シニア級それぞれの年末に“Dream Fest”というレースが行われる。これは、トゥインクル・シリーズの注目度を再び取り戻すために開催される、“あらゆる世代のウマ娘が出走する”オールスターレース。12月後半でレースに出走していても続けて開催されるようになっている。一方でシニア級後の“URAファイナルズ”は本シナリオでは開催されない
[IMAGE][IMAGE]

 一部のシナリオにあったような必ず出走しなければならないレースはなく、それぞれのウマ娘の固有の目標がそのまま適用されるため、ローテーションは組みやすそうだ(レースボーナスの調整次第では出走数が増えるかもしれないが)。

 また、システム的な特徴はふたつある。

 ひとつは
“心得”。育成中に習得可能な、トレーニング時に発生する特殊効果だ。心得の種類は50種類以上が用意されていて、その効果は“得意率アップ”、“やる気効果アップ”、“友情ボーナスアップ”、“トレーニングに現れるサポートの人数”などさまざまだ。6ターンごとに習得可能で、シナリオ全体で10個まで習得できる。最後まで進めると全部で11個入手可能なので、最後の1個は習得済み心得と入れ換える形になる。
[IMAGE][IMAGE]

 心得は“やる気を上昇させて効果を上げる”セントライト、“体力を管理して効果的に育成する”スピードシンボリ、“友情トレーニングをフル活用する”ハイセイコー、3人の特徴を反映したカテゴリに分けられており、それぞれを入手するには3人に対応する“指南ゲージ”を溜めておく必要がある。

 本シナリオでは各トレーニングおよびお休み(保健室も)、お出かけ、そしてレースと、
時間が経過するすべてのコマンドを実行するごとに、対応した指南ゲージが溜まる仕組みで、3人のうち誰に対応しているかは各コマンドのボタンの左上に表示された羽のアイコンの色でわかるようになっている。
[IMAGE][IMAGE]

 そして
6ターンごとに、集めた指南ゲージに応じてランダムで表示される心得の中からひとつを習得する、という流れになっている。心得はゲージの目盛りが2、4、8(最大)になるごとにひとつずつ選択肢として出てくる心得の数が増える仕組みになっており、心得はランダムで選択肢に出てくるので、なるべくひとつの指南ゲージを集中して溜めて、よりよい心得が出る確率を上げておきたいところ。

 通常はコマンドを実行するごとにひとつずつしか溜まらないが、友情トレーニングが発生すると一気に3つ溜められる。なお、
シナリオ実装に合わせて、新たにレジェンドたちを描いた“グループ”タイプのサポートカード“伝説の体現者”が追加されるようなのだが、その”伝説の体現者”の各種イベントや“お出かけ”を使うことでも多く指南ゲージを溜めることができる。またゲージは6ターンごとにリセットされてしまうので、それらを考慮に入れながらトレーニングやお出かけを実行していくのがコツとなる。
[IMAGE][IMAGE]

 もうひとつの特徴は、クラシック級(2年目)の夏合宿突入時(7月前半開始時)に授かる特殊効果
“レジェンドの導き”だ。これはトレーニングの効果を大幅に向上させられるというもので、うまく使えばクラシック級7月にしてかなり大きな成長を見込めそうだ。

 詳細に関しては実際にゲームをプレイしてもらうとわかるが、
セントライトは“超絶好調”モード突入によるトレーニング効果アップ、スピードシンボリは必ず成功&効果アップの“挑戦ゾーン”、ハイセイコーはトレーニング協力者の加入で友情トレーニング発生確率アップと、それぞれ異なるアプローチでの効果アップを狙える。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 やる気や体力、得意率によって左右される要素があるため、安定して効果アップを狙えるのはハイセイコー>スピードシンボリ>セントライトで、爆発力の大きさはセントライト>スピードシンボリ>ハイセイコーとなりそうだが、サポートカードの組みかた次第ではまた変わってきそうだ。

 なお、3人のうち誰の導きを得られるかは、同年の7月前半開始時点でもっとも多くの心得を習得しているレジェンドのものとなる。習得した心得の数が同じ場合は、ふたりもしくは3人の中からランダムで選ばれるようだ。

ファンを唸らせる演出やシナリオは必見! 心得の優先順位は?


 ここからは実際にプレイしての所感などをお伝えしていく。

【先行まとめ】
  • “Dream Fest”前後などさまざまなタイミングで挿入される、特別な演出に注目
  • 史実ファンならニヤニヤが止まらない、リアルネタがマシマシのシナリオ
  • 心得は習得する順番が育成を左右しそう
  • レジェンドの導きの活用いかんで育成結果は大きく変わる

 筆者が選んだのは、デュランダル。選んだ理由は、筆者の(モチーフ馬での)いちばんのお気に入りだから。筆者の自宅PCの壁紙は、もう20年以上マイルチャンピオンシップかスプリンターズステークス、どちらかの勝利シーンから変わっていない。というわけで、今回のシナリオの内容とはまったく関係ないということを先に宣言しておこう。ゴメンナサイ。
[IMAGE]

 話の流れは、人気に陰りが見えてきたトゥインクル・シリーズを3人のレジェンドウマ娘たちとともに立て直そう、というもの。かつて競馬が乗り越えてきた困難を思い起こさせるエピソードや、競馬の魅力にあらためて気づかせてくれる会話などが随所に挿入されていて、もともとの競馬ファンや、
『ウマ娘』を通じてリアル競馬にハマった人にはとくに“刺さる”内容になっている。

 さまざまなタイミングで挿入される、特別なムービー演出も見逃せない。レース後のファンとの交流(ファンサタイム)やポスター掲示、フォトブックの発売など、内容はシナリオとリンクしており、また育成中のウマ娘が表示されるようになっている。また、“Dream Fest”の出走直前には大型モニターにテレビ中継の画面が映し出される演出もあり、愛バの勇姿が堪能できる。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 人気が落ちているというトゥインクル・シリーズだが、話を読み進めていくとけっこうシャレにならない凋落ぶりを見せているようだ。ここ数年、コロナ禍でも快進撃を続けてきた現代の競馬シーンからは想像もできないほどである。

 そんな中、メディアへの露出を始めさまざまな施策を打ち出していく面々だが、世間の反応はやや否定的。不安を隠せないトレーナーや若手のウマ娘たちだが、海千山千のレジェンドたちはむしろ想定通りと余裕の表情を見せる。その読みは当たり、だんだんと世間の反応もポジティブなものへと変化していき……。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 今回のシナリオは、
過去に実際の競馬界が陥ったような苦境の要素も盛り込まれている(ように感じる)せいか、リアリティーをひしひしと感じるものになっている(従来のシナリオも、リアル要素が随所に盛り込まれてはいるが)。そのおかげか、いつもとは少し違った緊張感が味わえる。

 また、レジェンドたちやファンが示唆する過去、現在のさまざまな出来事も元ネタがあるものが多く、セントライトの「岩手の屋敷(→セントライトの故郷、小岩井農場)」だったり、ファンの何気ない発言にもニヤニヤさせられてしまう部分も。

 テーマのひとつにオールスターレースが盛り込まれているだけあって、姿だけでも登場するウマ娘の数もかなり多い。周年記念で実装されるため、ファンサービス要素も通常よりマシマシにしようと、こうなったのかもしれない。
[IMAGE]

 毎年末に行われる“Dream Fest”だが、
レース条件についてはそれまでに走ったレースが影響しているようで、デュランダルでは3年ともマイル(1600~1800メートル)での出走となった。デュランダルは短距離~マイルと、適性のある距離のレースしか出走していないが、目標レースの中に適性B~Cでも複数回出走する距離のレースがあるウマ娘だと、レースローテーションの調整が必要になるのかもしれない。

 続いては、目玉となる新システム“心得”。さすがにこれは研究し甲斐がありそうな要素という印象だった。序盤で手に入る★1の心得は、セントライト、スピードシンボリ、ハイセイコーでほとんど内容に差はなく、★2でも内容が分かれてくるのは半数くらい、★3でだいぶ変わってくることになる。
[IMAGE]

 より★の数が多い心得を手に入れるには、確率的に考えると6ターン以内に指南ゲージをたくさん溜める必要あるのだが、それには1回で通常の3倍指南ゲージを溜められる“友情トレーニング”が欠かせない。そのため、「序盤は絆ゲージが重要なのでは……?」と筆者はまず考えた。しかし、クラシック級の夏合宿開始時にゲットできる“レジェンドの導き”の効果は大きく、「自分の望むレジェンドの心得をたくさん習得したほうが結果的にトクなのではないか……」という考えも出てきた。

 しかし2、3回のプレイで結論が出るわけもなく、明確な答えが出ないまま試遊を終えることになったのだが、心得は全部で50種類以上も実装されており、結論が出るには時間が掛かりそうだ。

 一方で、
レジェンドの導きによる特別な効果は絶大。セントライトは“やる気”が関わるボーナスを増大させるもので、やる気を絶好調に維持できて、かつサポートカードの得意練習がうまくハマればとんでもない爆発力を生む。やる気絶好調以上で得意率が100アップするという心得もあるので、もっともポテンシャルがありそうな雰囲気があった。
[IMAGE]

 スピードシンボリは、トレーニングの“連続成功”によるボーナスを最大化。体力をうまく管理して成功し続けることで、さまざまな恩恵が得られるようになるのだ。友情トレーニングが発生しなくても高い効果を期待できるので、体力管理次第で安定した結果が得られそう。
[IMAGE]

 ハイセイコーは、とにかく“友情トレーニング”が発生しやすくなる。爆発力こそセントライト、スピードシンボリには劣るが安定して結果を出せるようになるので、とくに戦力が整っていないうちはオススメと言える。
[IMAGE]

 このシナリオのおもしろいところは、中盤である
2年目の7月にして早くも大きく成長させるチャンスが訪れることだ。トレーニングLvが元に戻る9月以降はまた難しいのだが、3年目を待たずしてフィーバータイムがやってくるのはかなりうれしい。チャンスはトレーニングLvが成長しきった3年目にもまた訪れるので、何度もフィーバーを味わえることになる。最終的にどうなるかはさておいて、1回のプレイで大きく成長させるチャンスが複数回あることを評価したい。

 なお、プレイ時間は初回のテキスト熟読プレイで1時間少々、3回目の全スキップで30分程度だった。心得を試行錯誤していたぶん、多少長くなったと思われる。心得を迷わなくなったら20分程度で周回することも可能ではないだろうか。

新規ウマ娘の可能性への妄想も膨らむ……!


 『ウマ娘』4周年記念キャンペーンでは、“Legends編”とは別にさまざまな新機能が実装されている。それらについては別の記事で特集しているのでそちらを参照してほしいのだが、もちろん“Legends編”でも使用可能となっている。

 とくに“おまかせ育成”機能は、適当な指示でもある程度強いウマ娘が育成できるうえ、上級者が使用しても、カスタマイズで細かい指示を与えることで理想に近い育成を手軽に行うことができる。因子周回にはもってこいだ。ちなみに“Legends編”でおまかせ育成を使うと、だいたい15~20分くらいで1プレイが終了する。

 “Legends編”はシナリオイベントで習得できるスキルを見るに、特定の距離に特化したシナリオではなさそう。一方で、レジェンドウマ娘を筆頭に、これまでになかったさまざまな史実ネタも盛り込まれていて、今後登場するサポートカードも含めてシナリオ面でさらなる広がりを見せそうな予感をさせるシナリオとなっていた。

 未登場の“三冠馬”や、レジェンドウマ娘のモチーフ馬と同世代の競走馬など、新規ウマ娘の可能性も広がっており、5年目に突入した
『ウマ娘』の展開がますます楽しみである。
[IMAGE]
この記事を共有

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

集計期間: 2025年03月24日09時〜2025年03月24日10時