Morefun Studiosが開発しTencentが配信する『The Hidden Ones』は、日本でも配信された『一人之下(ひとりのした) The Outcast』という中国のコミック・アニメを原作とした3D対戦格闘ゲームだ。
基本プレイ無料で対応プラットフォームはPC、Android、iOSで2025年にサービス開始を予定。そんな本作が2025年2月27日からプレアルファテストを開始する。ユーザー向けのプレイテストに先駆け、ひと足早くデモ版をプレイしてきたのでリポートをお届けする。
ストーリーとボス戦のPvEモード2種と、PvPモードを楽しめる新作格ゲー
『The Hidden Ones』は東洋の神秘主義に基づく超自然的な世界観が特徴で、中国のカンフー、呪文、道教、陰陽八卦、気などの要素を取り入れている。ゲーム内のアクションは実際のモーションキャプチャで武術の動きを再現した。
グラフィックは写実的なマンガスタイルで、滑らかなアニメーションと派手な演出が特徴だ。じゃんけんではあるものの、基本攻撃、スキル、必殺技を組み合わせ、相手の動きを読んで反撃する戦略性が求められる。ドッジ、カウンター、掴みなどの要素も実装。スタミナ管理も重要で、パリィ成功時の反撃など多彩な戦術オプションがある。
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今回試遊したPCデモ版では以下の3種類のゲームモードが用意されていた。
- ストーリーモード
- クロスプラットフォーム対応の3キャラクター1チーム制の対戦モード
- 難度選択可能なボス戦のトライアルモード
ストーリーモードはアニメやコミックの世界観を踏襲しているがオリジナルストーリーを描いていく。 トライアルモードはストーリー中に出てきたボスと好きなだけ戦える。ただ、どちらのモードも20分程度しか遊ばず、ハンズオンの間はずっと対戦モードに籠もっていた。それだけ対戦がおもしろかったのだ。
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PvPは三人一組の勝ち抜き戦。リリース時には9人がプレイアブルキャラが使用可能
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試合が始まる前にプレイヤーは操作する3キャラクターと“ドッペルゲンガー“というサポートスキルを最大3つ選べる。ドッペルゲンガーにはコストがあるので、高コストスキルを選ぶと1〜2スキルしか所有できない。
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各キャラクターには通常攻撃、スキル攻撃2種、ガード、回避、ダッシュ、そして必殺技が用意されている。初期リリース時には9人がプレイアブルキャラクターとして登場するのだが、順次キャラクターを追加していく予定とのこと。
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試合中にキャラ交代はできず、倒されたらつぎのキャラクターが登場というラウンド制を採用している。勝利した場合は体力が若干回復して次のラウンドに移行できる。必殺技ゲージは勝者も敗者も次ラウンドに持ち越せる。
戦闘はド派手なじゃんけん! 格ゲー初心者でも楽しめる操作性だが奥は深い
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格闘ゲーム初心者でも楽しめる直感的な操作と簡単なコンボシステムを採用。攻撃はおもに”通常攻撃”、”スキル攻撃”、”ガード”の3つで構成されており、通常攻撃はボタンを連打するだけで簡単にコンボが派生、スキル攻撃はクールダウン式、ガードは押しているだけというようにじつにシンプルだ。
筆者は格闘ゲームもスマホゲームもあまりプレイしないが、直感的な操作性のおかげでコンボや必殺技をサクサクとくり出せて爽快だった。
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各アクションには通常攻撃>ガード>スキル攻撃>通常攻撃……というようにじゃんけんの要素もあり、同時に攻撃した場合は有効な手を選んだほうの攻撃が炸裂するといった、緊張感溢れる要素も備えている。
たとえば通常攻撃をしたとする。そして相手がガードを選んだ場合、一般的には通常攻撃が弾かれそうだがこのゲームでは通常攻撃はガードに対して特効なので投げ技に派生する。
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しかし、通常攻撃はスキル攻撃には打ち勝てず強烈な一撃を受けるが、一方でスキル攻撃はガードを破れず、タイミングを合わせてガードをされるとパリィが発生しダメージが無効になる。
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それどころかパリィ中から弾き飛ばしかカウンター攻撃が発動して手痛いしっぺ返しを受ける危険性もある。このように三すくみのじゃんけんで相手との心理戦がくり広げられる。
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回避とスタミナ管理が重要
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攻撃を避けるための“回避“も重要だ。一度攻撃を当てると通常攻撃やスキル攻撃のコンボを叩き込むチャンス。コンボ中は相手はガードができずサンドバッグ状態になる。だが、スタミナを消費して回避を入力すれば確実にコンボから抜け出せる。また、相手の攻撃に合わせてジャスト回避をするとスタミナを消耗しないで済む恩恵がある。
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攻撃中に回避を入れるとコンボからコンボを繋げることも可能。攻守ともに重要なアクションとなっており、スタミナ管理が非常に重要だ。戦闘は相手の攻撃を見極め、パリィやドッジで防御しながらスキルや必殺技を決めていく。効率的なスタミナ管理と的確な攻撃が勝利の鍵となる。
戦闘とアニメ演出の切り替わりが気持ちいい
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対戦モードは操作性が楽しいだけでなく演出も気持ちがいい。投げ技や必殺技の演出はアニメのようなカットインが挿入されるのだが、忙しい戦闘アクション中に違和感がなくスムーズに切り替わる。ストレスを感じるようなテンポの悪さもなく、スピーディーなアクションとじつにちょうどいい具合に調整されている。そのおかげで相手の動きを読んで叩き込んだ技の爽快さが上乗せされているのだ。
合計で2時間ほどプレイしたが、ハンズオン終了後も早くまたプレイしたいと思わされたタイトルだった。2025年2月27日からついに招待者限定のテストが開始するので、興味のある方はこちらから登録しよう。対応プラットフォームはPC、Android、iOS。