
日本のミステリーゲームの先駆者である鈴木理香さんがシナリオを担当
『アナザーコード 2つの記憶』は任天堂から発売されたミステリーアドベンチャー。開発はシングで、『J.B.ハロルド』シリーズなどを手がけたミステリーゲームの先駆者である鈴木理香さんがシナリオを担当しています。
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ストーリーは14回目の誕生日を間近に控えた主人公アシュレイのもとに、3歳のときに死んだはずの父からの手紙と、1台の機械が送られてくるというもの。手紙に導かれてブラッド・エドワード島を訪れたアシュレイは、そこで長い間さまよい続ける少年のゴースト、ディーと出会うことに。
死んだはずの父を捜したいアシュレイと、生前の記憶を取り戻したいディーのふたりがお互いの目的を果たすために協力し合い、謎に満ちた屋敷へと足を踏み入れるという展開になっています。
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従来のアドベンチャーゲームは“見る→周囲→扉”といった工程が必要でしたが、本作ではニンテンドーDSの下画面のタッチスクリーンを操作して対象を選べばいいので、直感的かつスムーズにプレイできました。いわゆるポイント・アンド・クリックアドベンチャー。タッチ操作ができるので遊びやすかったですね。
また、DSの上下にある2画面の役割が目まぐるしく変わるのも特徴。イベントシーンでは同じシーンを上下に別々のアングルから映し出すような特徴的な演出を採用して、物語をドラマチックに描きます。
一方、会話画面では上画面に会話中のキャラクターの立ち絵とテキストが表示され、下画面に質問の選択肢が出現。移動画面では上画面で周りの風景を表示し、下画面にはアシュレイを上から見下ろしたフィールドが表示されます。ニンテンドーDSのゲームは2画面の活用を意識した作品が多かったですが、本作はその中でもとくに2画面の使いかたが秀逸。移動時はタッチペンをタッチスクリーン上に走らせれば、素早くアシュレイが移動してくれるので快適でしたね。
謎解き部分は基本的にはタッチスクリーン機能を使用。本作の謳い文句が“触れる推理小説”ということもあり、大岩の端をタッチして真横にスライドしてどかしたり、バラバラになった看板のパーツをタッチして復元させたりするものがありました。
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さらに、注目はアシュレイが父から受け取った新開発の小型機器“DAS(Dual Another System)”を使ったシステム。DASはカメラ機能が搭載されており、撮った写真を重ね合わせて謎を解いたりするのですが、どこでも写真を撮影できるので謎解きとは関係ない風景なども自由に切り取れました。
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2009年2月5日には続編『アナザーコード:R 記憶の扉』がWiiで発売。前作から2年後を舞台に、亡き母親サヨコの謎に迫っていく物語が展開します。基本システムは踏襲しつつ、Wiiリモコンを利用した謎解きや仕掛けが盛り込まれているのが特徴でした。
そして、2024年1月19日にはNintendo Switchでリメイク作『アナザーコード リコレクション:2つの記憶 / 記憶の扉』が発売。ナビゲーション機能やヒント機能をオンにして気軽に遊べるので、ぜひチェックしてみてください!
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