『Fusionist』先行レビュー。唯一無二のメカで戦うターン制シミュレーション。メカのカスタマイズ要素が追加されたCBTが12月23日より開始

『Fusionist』先行レビュー。唯一無二のメカで戦うターン制シミュレーション。メカのカスタマイズ要素が追加されたCBTが12月23日より開始
 2024年12月13日より事前登録が開始され、12月23日からクローズドβテストの開催が決定したPC用ロボットシミュレーションゲーム『Fusionist』。
本作では、西暦2800年の人類の生存が困難となった惑星を舞台に、
拠点建築、ターン制のシミュレーションバトル、4X(探索、拡張、開発、殲滅) の3種類のコンテンツが楽しめる。

 その中でも最大5体のメカを操作して戦うシミュレーションバトルにおいては、メカのカスタマイズパターンが多いことも相まって非常に高い戦略性が魅力だ。
今回は12月23日から開始するクローズドβテストに先駆けて、『Fusionist』を先行体験させてもらえる機会を得たので、そのゲーム内容を紹介する。

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※この記事は『Fusionist』の提供でお届けします。

メカの特性を活かして戦うターン制シミュレーションバトル

 本作のメインコンテンツとなるシミュレーションバトルでは、プレイヤーは5体のメカを編成して敵のメカを殲滅することを目指していく。

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 メカの種類は、近接攻撃が得意なストライカー、防御能力に優れたキーストーン、遠距離範囲攻撃に長けたバスター、一撃のダメージが高いブルズアイ、味方への支援役のアポストル(使徒)の5種類だ。編成にメカの種類の制限はなく、1種類のメカだけでバトルに挑むことも可能。
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 バトルの前に、マップを確認して自身のメカの配置を決めたら戦闘開始。
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 自分のメカのターンが来たら、移動、待機、通常攻撃、武器スキル(装備武器の数だけ)の4種類からコマンドを選択。通常攻撃や武器スキルの発動には、ターンの始めに貯まるエナジーが必要となり、移動や待機は消費エナジー消費なしで行える。

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武器スキルや通常攻撃には消費エナジーが設定されており、エナジーが足りないと選択できない。

 同じ種類のメカでも装備している武器によって、攻撃スキルが異なるためどのメカがどの攻撃スキルを持っているかを把握しておくことが重要となる。武器スキルにはクールタイムも設定されているため、編成の時点である程度どの順番で武器スキルを使うかなどを考えておくと、よりスムーズにバトルに挑めるようになるだろう。

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武器によってコマンドが変わるので、メカがどんな武器を装備しているかが非常に重要だ。

 そして、本作のバトル面で特徴的な要素が、移動の仕様とメカの多様さだ。メカの多様さに関しては後で詳しく説明するため、ここでは移動に関して触れていく。

 メカのコマンドで移動を選択すると白い点と黄色い点が表示される。白い点までの移動であれば移動後に攻撃可能で、黄色の点は移動のみでターンが終わるという違いがある。

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 攻撃をしなければ移動距離を伸ばすことができる点がおもしろく、元々移動距離が短いメカも移動だけに専念すれば、ほかのメカに置いていかれるという心配もない。

 これによってメカの隊列を整えやすく、自分なりの隊列を組んで戦闘に挑むということがしやすい。

 近接攻撃が得意で移動距離も長いストライカーを複数編成して速攻を仕掛けたり、タンク的な役割を果たすキーストーンを前線に送り攻撃を引き付けている間に、遠距離攻撃が得意なバスターやブルズアイで敵を倒していったりと、本作では自分のやりたい戦術を実践しやすい印象だ。

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自分で考えた戦術がハマったときの気持ちよさは格別だ。

理想のメカを目指して鋳造&カスタマイズ


 メカといえばカスタマイズ。カスタマイズといえばメカ。その例に漏れず本作でもメカをカスタマイズすることができる。

 まずはメカの入手方法について。本作では、PvPでもらえる素材を使用してスキャン(ガチャ)を行うことができる。ガチャでは設計図を入手でき、その設計図を鋳造することでメカが手に入る。

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スキャンには3つのレベルがあり、それぞれ必要となる素材の数と入手できる設計図のレアリティの確率が異なる。
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スキャンを実行するとメカの設計図が手に入る。
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入手した設計図で鋳造を行えば、メカを入手することができる。

 メカには、メカの種類、レアリティ、武器の種類と装備数、ステータスなどのランダム要素があり、設計図をゲットした時点でメカの種類とレアリティ、武器の種類と装備数が決まり、鋳造後にステータスが決定する仕組みとなっている。

 これらはランダムで決定するため、その組み合わせによっては、同じ種類のメカであっても異なるメカと思えるほどに性能に差が出ることも少なくない。武器種とステータスの数値の組み合わせを考えれば、完全に同じメカを使っている人はいないと言っても過言ではないだろう。
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同じ種類、同じレアリティでもメカの性能は大きく異なる。

 この点が本作の難しく、そして非常におもしろいところ。メカによって性能差があり、それぞれのプレイヤーが同じメカを持っているわけではないため、いわゆるテンプレ編成などが生み出されづらく、プレイヤーみずから最適な編成、戦略を考える必要があるのだ。

 「とにかくレアリティが高いメカを並べたら強い!」というものではなく、むしろレアリティが低くても武器の組み合わせがいいことや、編成全体での戦略が理にかなっていることが重要となるのが本作のシミュレーションバトルなのだ。自分で戦略を考えて戦うのが好きという人には非常にマッチしたゲームといえるだろう。
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 それではここからは本題のメカのカスタマイズについて。

 今回のクローズドβテストからコアとアップグレードというメカのカスタマイズに関わる機能が追加された。これらふたつは、特殊効果を付与したり、装備武器を増やしたりと本作の戦略性に大きく関わってくる要素となっている。

 ひとつ目が、メカに装備することで特殊能力を付与できる‟コア“だ。メカにはコアをふたつ装備することができ、その効果は純粋なステータスアップから、条件達成で追加ターンを得たり、致死ダメージを1回だけ耐えたりとさまざま。
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 発動すれば大きく戦況を変えるような性能を持ったコアも多いため、バトルをする上ではメカと並んで非常に重要な要素となる。先行プレイ版では、コアは全種類入手した状態でプレイできたが、クローズドβテストではミッション(PvEコンテンツ)通じて手に入れることになる。

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ミッションをクリアーした際にコアを手に入れることができる。

 プレイしていて驚いたのが、コアの数と効果のユニークさ。もちろんシンプルなステータスアップ系もあるが、武器に依存した効果を持つものや味方のメカにまで効果を及ぼすものなど、装備品とは思えないほどの効果を発揮するコアも珍しくない。

 メカとコアの組み合わせが戦略に大きく関わってくるため、とくにPvPではメカに装備されたコアを確認して相手の戦略がどのようなものか判別することも勝利のカギのひとつになりそうだ。

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バトル中に敵メカのコアの効果をチェックすることで活路を見いだせることもある。

 ふたつ目のカスタマイズ要素はアップグレード。鋳造した同じ種類のメカを1体消費することで、メカのステータスを強化し、確率で武器を増やすことができるという機能だ。

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アップグレードには、同種のメカをもう1体用意する必要がある。

 メカを1体消費するため、コストとしては決して軽くないが、レアリティは高いのに装備武器がひとつしかないメカや、ステータスがイマイチだけど武器がいい組み合わせのメカなど、理想には一歩届かないメカたちをアップグレードすることで理想のメカに近づけていけるだろう。

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アップグレードが完了するとステータスが上昇し、確率で装備武器が増える。

 アップグレードでできるのは、あくまで武器の追加とステータス上昇だけで、武器の付け替えはできないというところがミソ。

 メカの性能の大部分を占める武器の付け替えができないという点だけ見ると、不自由さを感じる部分もあるが、この仕様があるからこそ各プレイヤーは自分の手持ちメカとコアの組み合わせでよりよい編成を考えてバトルに挑む必要がでてくるのだ。

 PvPコンテンツは、同じようなマッチングが続いてバトル自体に飽きが来てしまうことも珍しくないが、『Fusionist』のバトルはそれぞれのプレイヤーがオリジナルのメカと独自の戦略を持ち込んで戦うため、毎回新しいバトルを楽しむことができる。

12月23日からクローズドβテストが開始!


 ここまで紹介してきた『Fusionist』は2024年12月23日からのクローズドβテスト実施に先駆けて、事前登録を実施している。
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 事前登録したプレイヤーには、クローズドβテストで使える特別なギフトパックがプレゼントされるほか、事前登録者が一定数を超えるとさらにプレゼントが増えるようだ。

 また、事前登録をしたプレイヤーには招待コードが発行され、招待した人数によっても別途プレゼントを受け取ることができる。家族や友人で興味がある人がいるようであれば誘ってみるのもいいだろう。筆者の招待コードで事前登録してくれる人は以下のリンクから。


 また、本作はNFTゲームの側面もありクローズドβテストの参加者には、メカのNFTや独自トークンACEのプレゼントなども予定されている。年末年始にやるゲームを迷っている方やシミュレーションゲーム好きの方は『Fusionist』をプレイしてみてはいかがだろうか。
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集計期間: 2025年01月17日01時〜2025年01月17日02時