いまならNintendo Switch Onlineで遊べる
『カスタムロボ』はノイズが開発し、任天堂から発売されたアクションRPG。ニンテンドウ64を皮切りに、ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーゲームキューブ、ニンテンドーDSと、多数のハードで発売された『カスタムロボ』シリーズの記念すべき1作目。
2006年10月19日に発売された『激闘!カスタムロボ』を最後に新作は発売されていないが、“Nintendo Switch Online + 追加パック”に加入することで遊べる“NINTENDO 64 Nintendo Switch Online”に、2022年7月15日から『カスタムロボ』と『カスタムロボV2』の両作品が同時配信され話題になったので覚えている人も多いんじゃないかな。
そんな中でプレイヤーは主人公の少年となり、ライバルたちと切磋琢磨しながら成長し、カスタムロボのチャンピオンを目指していく。ときとして闇バトルを開催する悪の組織と対峙するなど、王道の熱い展開は当時のゲームファンを夢中にさせた。何より「プラモデルを自分で動かす」なんていう子どものころの夢を叶えてくれたのがうれしかったはずだ。
弱点を補ったり長所を伸ばしたり、ステージギミックに合わせて試行錯誤するのが何よりも楽しかった。ジャイアントボム、ドラゴンガン、ホーネットガンなど、名称から想像した通りの攻撃を放ってくれるところもイカしていて、エフェクトもかっこよかった。スピーディーでしっかりと駆け引きもあるバトルだったため、爽快感と達成感も味わうことができた点に惹かれた人も多かったはず。
その後はゲームボーイアドバンスにハードを移し、2002年7月26日に『カスタムロボGX』を発売。ハードスペックに合わせて2Dバトルになるなど、システム面は大きな変更があったがバトルのおもしろさは損なわれず。ストーリー的には外伝扱いとなっている。
2004年3月4日には、ニンテンドーゲームキューブ用『カスタムロボ バトルレボリューション』が登場。ハードスペックが劇的に上がり、ロボットの見た目がスタイリッシュに進化を遂げたのが印象的だった。2対2の4人で戦えるようになるなど、マルチプレイも大きくパワーアップ。
2006年にはニンテンドーDS用『激闘!カスタムロボ』が発売された。『カスタムロボV2』の3年後を描いた正統的な続編で、シリーズのロボットが登場する集大成といった作りになっていた。ニンテンドーWi-Fiコネクションを使いネットを通じたバトルを実現。観賞用にポージングできるジオラマモードにも非常に力が入っていたのが記憶に残っている。シリーズを通して評価の高い作品だったが、以降新作はリリースされていないのが残念なところだ。
前述の通り、本作初代『カスタムロボ』とその続編『カスタムロボV2』は、併せてNINTENDO 64 Nintendo Switch Onlineでプレイすることが可能。シリーズ25周年のこの機会に、両作品通してプレイしてみるのもいいかもしれない。