ターボ、ターバー、ターベストがクセになる『クラッシュ』のパーティーレースゲーム

レースの仕様はランダムアイテムの妨害要素も含めたパーティーゲー向き。ドリフト走行中に出せる3段階のターボ(ターボ、ターバー、ターベスト)は、ターボコンボをずっと維持できるくらい使いこなせるようになったときの爽快感は格別。アイテムやシステムを活かしたショートカット集も数多く用意されているので、理想の走りを追求するやりこみがいもあった。
ただ、その影響か、操作テクと知識がそのまま実力にも反映されやすいので、上手い人と遊ぶと向こうが独走することもあったり……いまとなってはいい思い出である。




ほかにも規定のタイム超えを目指す“タイムトロフィー”や、コースに散らばった文字を集める“CBRメダル”、決められたコースセットを走る“カラーダイヤチャレンジ”などさまざまな遊び方が用意されている。これらは真のエンディングや隠しキャラクターの開放につながっているので、レースを1回クリアーして終わりではない遊びの幅を感じられておもしろかった(エヌ・トロピー解禁はひたすらトライアルでの全勝負の勝利。グリンは隠しコマンド)。





映像の内容は『クラッシュ』シリーズのアートや、ノーティドッグのスタッフたちをスライドショーで紹介しており、彼らのこれまでの歩みを振り返るものだ。いまになって改めて見ると、「あそんでくれてありがとう!」のメッセージが心に染みる。筆者にとって思い出深い作品だからというのもあるが、携わるのは最後だからこそ残しておきたかったのかなと、シンプルな一言に深みを感じたのだ。おもしろいゲームだったなぁ。



現在、本作を遊ぶには実際にソフトを用意するか、プレイステーション3(PS3)のストアにてゲームアーカイブス版が配信中。また、2019年には『クラッシュ・バンディクー レーシング』『クラッシュ・バンディクー 爆走!ニトロカート』をもとにしたリマスター版『クラッシュ・バンディクー レーシング ブッとびニトロ!』が発売されている。こちらの作品は発売後も無料アップデートによるキャラ/コース/カートの追加が行われ、さらにはカートやキャラの見た目変更ができたりと、『クラッシュ』のレースゲームシリーズの集大成とも言える大ボリュームとなっている。





















