2022年1月~2024年8月までのDL数トップ5は、1位の『モンスターストライク』から『パズル&サバイバル』『パズル&ドラゴンズ』『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』『東京リベンジャーズ ぱずりべ!全国制覇への道』の順にランクイン。
同期間での収益トップ5は、1位の『モンスターストライク』から『パズル&ドラゴンズ』『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』『パズル&サバイバル』『コトダマン』の順にランクイン。2022年9月~2024年8月までの市場別収益シェアでは、『モンスト』『パズドラ』は95%以上が日本からによるものとのことだ。
過去2年のモバイル向けパズルRPGのDL数・収益ともに『モンスト』がトップ。2022年1月~2024年8月の累計収益で唯一10億ドル以上となっている。
日本のモバイルパズルRPGはモンスト、パズドラ、ドッカンバトル、パズサバの4強状態が続き、日本発の3タイトルは若い男性からの支持が際立つ
過去2年の日本のモバイルパズルRPGはDL数・収益ともモンストがトップ、パズサバは広告展開で上位タイトルを追う
Sensor Towerのデータによると、2022年1月から2024年8月までの日本におけるモバイルパズルRPGジャンルのダウンロード数では、日本発の3タイトルは上位に来ており、トップは『モンスターストライク』です。これに続くのが、2020年12月に日本でリリースされた『パズル&サバイバル』(37GAMES)です。
Sensor Towerのデータによると、2021年1月から2024年8月までの日本におけるモバイルパズルRPGのダウンロード数トップ4タイトルのソース別ダウンロード数シェアで、日本発タイトルは「オーガニック」が80%以上です。一方、『パズル&サバイバル』は45%を広告が占めています。
収益でも10億ドル超えでモンストの強さが際立つ、日本発タイトルは若い男性から強い支持
一方、同期間における『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』と『パズル&サバイバル』は、海外市場のシェアが多くなっています。『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は、65%程度が海外市場からの収益で占められています。これはドラゴンボールIPの海外での強さが挙げられます。同IPを活用したモバイルアクションゲーム『ドラゴンボール レジェンズ』の同期間の市場別収益シェアでは、アメリカが40%を占めてトップ市場となっており、収益全体の約80%を海外市場が占めています。
これらのモバイルパズルRPGのユーザー層にも特徴があります。Sensor TowerのAudience Insightsのデータによると、2024年第2四半期の日本におけるユーザー男女比は、日本発の3タイトルでは85%以上が男性となっています。年齢層でも、18-24歳の層が最も多いことも共通しています。一方、『パズル&サバイバル』は男性6:女性4の比率で、35-44歳の層が最も多くなっています。
また、ペルソナにも違いがあります。日本発の3タイトルでは、いずれも「コアゲーマー」「コンソールゲーマー」「PCゲーマー」が上位を占めています。その一方で、『パズル&サバイバル』は上位に「ハイパーカジュアルゲーマー」が入っています。
Sensor Towerのモバイルアプリインサイトのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。