『けものティータイム』ASMR音声に癒される喫茶店シミュ。“カワイイ”を詰め込んだ耳心地のいい空間で味わう特別なひととき【TGS2024】

byトニオ國崎

『けものティータイム』ASMR音声に癒される喫茶店シミュ。“カワイイ”を詰め込んだ耳心地のいい空間で味わう特別なひととき【TGS2024】
 2024年9月26日~29日に千葉・幕張メッセにて開催されていた東京ゲームショウ2024。インディーゲームコーナーにて、ケモミミ×ASMR×喫茶店がコンセプトのアドベンチャーゲーム『けものティータイム』の試遊出展が行われていた。
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かわいい姉妹がケモミミのお客さんをおもてなし

 『けものティータイム』は、フリューのゲームレーベル・Studio Lalalaが手掛ける新作。お姉ちゃん店長の“タルト”と看板娘兼パティシエの妹“マカロン”が出店している喫茶店を舞台に、店に訪れたケモミミキャラクターたちと交流していく。お客さんの好みに合わせたブレンドティーを提供し、まったりとした会話を楽しんで、時間になったらお店を閉めてまた明日へ……という穏やかな1日がおもな流れとなる。
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お客さんとの交流では制限時間付きの選択肢が登場。あえて何も言わないことで違った反応も?
 試遊版ということもあり、ゲームプレイ部分のボリュームはけっこう短め。その中でいちばん印象に残ったのはブレンドティーを作るシーンだ。

 茶葉を選んでつぶしてお湯を注ぐ。この一連の動作の音(オノマトペ)は、バイノーラル音響による“声”も入れて演出。ほかにもキャラクターのリアクションに使われる「ニヤニヤ」、「あわあわ」みたいな漫符表現のときも、耳元でささやくように声が流れていくのだ。ちょっと耳がそわそわする。
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 “チルい”と表現されるまったりとしたBGMも合わさり、姉妹やお客さんたちの会話を見ながら癒しの時間は過ぎていく。音作りに力を入れているのはこれだけでも十分伝わってきたが、環境音も要所で使いつつ作業シーンに声も混ぜ合わせているのは珍しい。リアルさや没入感も重要と思うが、とにかく“KAWAII(カウイイ)”を推している開発ならではのこだわりに見える。雰囲気がいい喫茶シミュレーションだけで収まらない試行錯誤が感じられておもしろい。
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 試遊版で体験できたのはゲーム冒頭の数日まで。ケモミミキャラクターたちの各ドラマもこれから始まっていきそうなところで終わっている。姉妹のお店は3週間の期間限定営業とのことで、なぜそんな短期間で出店しているのか理由もありそうな……。

 あと、作中でも少し触れられていたがお姉ちゃんだけなぜケモミミではないのか? どのようなストーリーが展開されるのか気になるところだ。
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 『けものティータイム』は記事執筆時点では2025年3月初旬にPC(Steam)向けに発売予定。2024年11月からはクローズドβテストを予定しており、詳細や応募フォームは公式Discordサーバーにて公開される。気になる人はチェックしてみるといいだろう。
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集計期間: 2025年05月01日02時〜2025年05月01日03時