
口コミから火がつき人気タイトルへ
『高機動幻想ガンパレード・マーチ』はすでにプレイステーション2が発売されたあとの、2000年9月28日に初代プレイステーションで発売されたアドベンチャーゲーム。世間の注目はプレイステーション2に移っていましたが、ゲームをプレイしたユーザーの口コミでジワジワと評価が広がり、人気のタイトルになりました。
ストーリーは“幻獣”と呼ばれる謎の生命体が地球に来襲し、人類が存在できる地域が南北アメリカと南アフリカの一部、そして日本だけになってしまった世界が舞台。主人公は戦闘要員のひとりとして、同じように招集された少年少女とともに熊本の学校で生活をすることになります。
ゲームは学園生活パートと戦闘パートのふたつに分かれていて、とても自由度が高いのが特徴。たとえば、1周目のプレイヤーキャラクターである速水厚志は人型戦車“士魂号”のパイロットとしてスタートしますが、歩兵である“スカウト”や士魂号などをメンテナンスする“整備士”にもなれます。また、NPCが勝手に主人公や仲間の役職を変えることも。
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手動モードは“歩く”なら“GFG”、”走る“なら“GFFG”といった感じで表示されたコードを入力しますが、”歩く“のあとに”走る“を入力すると“GFGFFG”と、あいだの“G”をひとつ省略できます。これがとても重要で、本作では手動モードで戦うのが基本になります。
なお、“移動射撃”を覚えたあと、移動後の射撃をキャンセルするとふたたび移動できるという裏技も。無限に移動できるようになるので、敵に勝てないという人は試してみてください。
戦闘で死んでしまった人物は、当然ながら生き返りません。そのため、プレイヤーが学兵たちに新たな技能を修得させたり、いい装備を陳情してあげたりしてフォローしてあげるのが重要となります。また、戦闘での戦死だけでなくイベントの選択で死亡してしまうキャラクターも。イベントの数は多く、何周プレイしても「こんなイベントが発生するのか!」と驚くことがあります。あるキャラクターに浮気して刺されてエンディングになったときは、ちょっと笑っちゃいました。
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奥が深いキャラクター設定や濃密な世界観設定も、多くのファンを取り込んだポイント。膨大に存在する裏設定を探る楽しみもあり、インターネットを通じてファンと謎について議論をする人も多いのでは?
そんな『高機動幻想ガンパレード・マーチ』は、の20周年のときに生みの親である芝村裕吏さんが企画を進行中であると明かしています。いまのところ続報はありませんが、楽しみに待ちたいですね。
企画は色々動いてます。くわ。
— 芝村裕吏 (@siva_yuri) September 28, 2020
このご時世で軒並み遅れてるんですが。#ガンパレ20周年