『運命のトリガー』試遊レビュー。アニメ調ヒーローが戦う新作バトロワはキャラクターへのこだわりが段違い。キルスピードが早い撃ち合いはチームでの協力がカギ【TGS2024】

byけんけん

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『運命のトリガー』試遊レビュー。アニメ調ヒーローが戦う新作バトロワはキャラクターへのこだわりが段違い。キルスピードが早い撃ち合いはチームでの協力がカギ【TGS2024】
 2024年9月26日~29日(26日・27日はビジネスデイ)の期間、幕張メッセで東京ゲームショウ2024(TGS2024)が開催された。Saroasis Studiosブースでは、新作バトルロイヤル『運命のトリガー:The Novita』の試遊展示が実施されていた。
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※本稿は『運命のトリガー:The Novita』の提供でお届けします。
 本作は、『Call of Duty Mobile』や『Apex Legends Mobile』の元開発者たちが手掛けるヒーローバトルロイヤル。2025年にプレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、Xbox Series X|S、Xbox One、PC、スマートフォンで配信予定だ。

 空に浮かぶ天空都市を舞台に、基本4人1組のチームを組んでマップ上に落ちている武器や回復アイテムを集めながら最後の1チームを目指す。

 マップ上には、バトルロイヤルでおなじみのアサルトライフル、サブマシンガン、スナイパーなど10種類以上のオリジナル武器が登場。アニメ調でデザインされたキャラクター“アウェイクナー”を操作し、各キャラクターが持つスキルや拾った武器を駆使して敵を倒していくといったゲームシステムだ。本稿では、TGS会場のブースリポートや試遊レビューをお届けする。

基本ルールはこれまでのバトロワと同様。直感的なゲームプレイですぐに楽しめる

 本作のルールは、多くのバトロワゲームと同様にマップの上空にいる状態から試合が始まる。その後、ジャンプマスターを先導に好きな場所に降り立ち、落ちている物資を集めながらほかのプレイヤーと戦っていく。一定時間が経過するとマップの安全なエリアが狭くなっていき、徐々に行動範囲が絞られてくるのも同じだ。
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 現時点でプレイ可能なのは、高低差がある3つの浮島に分断されたマップ。それぞれの島は、各所に設置されたワープ装置で行き来できるほか、マップのいたるところに置いてある車などに乗ることもできるので、機動力のある“アウェイクナー”でなくても移動には困らないと感じた。
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ふたつの車しか試していないが、車種によって移動速度が異なるようだ。見た目はレトロだが、ブーストで空を飛ぶこともできてしまう。
 ただ、キーマウ操作の場合はマウスで視点を合わせながら、WASDキーで車の方向を変えるので、人によってはやりづらく感じるかもしれない。なお、リリース時にはコントローラーにも対応しているとのこと。

 ボタン設定を自由に変えられるため、ほかのバトロワ作品をプレイしたことのある人はもちろん、初めての人も問題なく遊べるだろう。

アニメ調に描かれるかっこかわいいキャラクターたちのこだわり

 『運命のトリガー:The Novita』では個性豊かなかっこかわいい女の子のキャラクターが多数登場。キャラクターボイスには花澤香菜さん、竹達彩奈さん、鬼頭明里さんといった声優を起用しており、まるでアニメキャラクターを操作してバトロワをプレイしているような体験を楽しめる。
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 プレイアブルキャラクターは“アウェイクナー”と呼ばれ、その場に要塞を展開したり上空から空爆を落としたり、直線状にビームを放ったりとそれぞれ効果の異なるパッシブスキル、戦術スキル、アルティメットスキルなどそれぞれ特殊能力を持っている。
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画面の盾はキラが展開したもの。
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ウルト使用時にはカットインも。アニメの必殺技のようでテンションが上がる。
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 今回は7人のアウェイクナーから、クールな雰囲気を漂わせるハクスリーとスタイリッシュな見た目をしたソルヴェイアを使ってみた。

 ハクスリーは索敵が得意なアウェイクナーで、ビーコンを投げて周囲をスキャンできる。バトロワでは少しでも多く情報を取ることが大事なので、戦闘をするうえで欠かせないアビリティだと思い、真っ先に選択。実際、ビーコンを投げるだけで周囲の状況が瞬時にわかるのは強力だと感じた。

 室内屋外問わずどんな場面でも活躍するので、使いやすく初心者にもおすすめのキャラクターだろう。今回は上手く組み合わせられなかったが、アルティメットのミストエリアで視界を分断させ、孤立した敵を倒してパッシブで残りの敵の居場所を聞き出すのもよさそうだ。

 続くソルヴェイアは風を操る“アウェイクナー”で、風の力を利用して大きく飛び上がり、安全に長距離を移動できる。素早く高所を取ったり、アルティメットで生み出した上昇気流で味方もいっしょに移動できるのがこのキャラクターの強みだと思う。

 まだマップの地形や建物の構造を把握できていなかったのでアビリティを有効に使うことはできなかったが、戦闘中で急に飛び上がったりとアグレッシブな撃ち合いが楽しめそうだ。安全なエリアへ向かうときや四方八方を敵に囲まれた際など、さまざまな状況で生存率を上げられるチームにひとりはいてほしいキャラクターではないだろうか。

 そのほか、バトロワ要素以外にアウェイクナーの細かいモーションにも魅力的に感じた。ホーム画面では、キャラクター選択でアビリティ詳細、プレイデータなど画面を切り替えるたびにポーズを取ってくれる。加えて、戦闘時にはクールなリロードも見られるので、推しキャラが決まったらいろいろと試してお気に入りのモーションを探すのも楽しそうだ。

 ゲームへのモチベーションを格段に上げてくれる魅力的なキャラクターたちだ。
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 試遊版で選べたのは計7人だったが、今後も個性豊かなキャラクターを続々追加していくとのこと。発表されているプレイアブルキャラクターは下記記事をチェックしてほしい。

バナーシステムはカスタム要素満載。ステッカーを好きな場所に配置できるのが新鮮でおもしろい

 バトロワゲームにおいて、やり込み要素のひとつであるバナーシステムも搭載。バナーには背景とキャラクターの立ち絵、ステッカー、そして勲章のようなアチーブメントを設定できる。
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 ステッカーはバナーの好きな場所に配置できるため、キャラクターの頭に乗せたり周りに付けたりと自分だけのデザインが楽しめそうだ。また、勲章の取得には“手榴弾で100ダメージを阿与える”や“スターホッパー キラで試練に20回参加する”など、さまざまな条件があったのでそれを目標にプレイするのもいいだろう。

キルタイムが短くチームワークが重要。コミュニケーションを取りながらワイワイ楽しめる

 本作は、キャラクターごとの体力が少ないため、TTK(Time to Killの略。敵を倒すのに必要な時間)が短いことも特徴だ。1チームの4人から一斉に狙われてしまうとすぐに倒されてしまう。よって、味方がやられそうになったときは代わりに戦うなどチームワークがより重要となってくるように感じた。

 友だちと協力して敵を倒したり、コミュニケーションを取りながらワイワイ楽しめるのも魅力だろう。正式リリース時には、最大100人でマッチするというので、その分みんなで力を合わせて優勝できたときの喜びもひとしおだろう。

 開発者の座談会によると、ランクマッチやeスポーツによる競技展開も予定しているようだ。チームを組んで、高ランクを目指して切磋琢磨していくのも醍醐味。競技シーンでの、トッププレイヤーたちのハイレベルなプレイにも期待したい。
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 また、このようなオンラインゲームでは度々、チート使用による妨害行為が問題に上げられることが多い。だが、開発によるとチート対策専門のチームを用意し、業界最先端のアンチチートを導入。さらに、AIを活用したアンチチート機能も開発しているようで、かなり安心してプレイできそうだ。

 そのほか、プレイヤーからのフィードバックもしっかりと調査するようだ。チートによってプレイ人口が減ってしまわないためにも今後の制作に期待していきたい。
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ウサ耳がかわいいキラとクールビューティーなハクスリーがお出迎え。“アウェイクナー”勢ぞろいの近未来的なブースを紹介

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 Saroasis Studiosブースでは、大々的に掲げられた『運命のトリガー:The Novita』のロゴマークに大きなモニター、試遊プレイ用のゲーミングパソコンが並べられている。さらに、上を見上げると“アウェイクナー”のバナーが勢ぞろい。近未来的な雰囲気のブースとなっている。
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 そして、ブースの端にはウサ耳がかわいい“キラ”とクールビューティーな“ハクスリー”のパネルを設置。ゲームの舞台である天空都市を背景に写真が撮れ、多くの人が写真を撮っていた。
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 また、一般公開日のステージでは、ZETA DIVISIONチーム(関優太、おにや、Laz、Clutch_Fi)対ストリーマー連合(rion、ゆゆうた、ボドカ、ふらんしすこ)、REJECT(Reiji0c0、Duelo、Devine、SaRa)対SCARZ(善悪菌、Dia、yuzu、miya)など豪華メンバーによる対戦で大盛り上がり。
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 そのほかアウェイクナーたちによるコスプレイヤーショーなども実施され、多くの人で賑わうブースになっていた。
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