【原神】Ver.5.0レビュー。ナタの新要素“竜憑依”は探索のおもしろさを引き立てると同時に、移動のストレスを大幅に軽減。そして新たな最高の仲間“ちび”も!

byQマイン

【原神】Ver.5.0レビュー。ナタの新要素“竜憑依”は探索のおもしろさを引き立てると同時に、移動のストレスを大幅に軽減。そして新たな最高の仲間“ちび”も!
 HoYoverseが手掛けるオープンワールドRPG『原神』の大型アップデート、Ver.5.0 “栄華と炎天の途”が本日2024年8月28日(水)に実施された。

 アップデートでは新エリア“ナタ”を中心とした、さまざまな新要素が登場。今回はそんな見どころ満載のナタの新要素を確認しつつ、先行版でプレイできたナタのフィールドギミックや、新キャラクターの操作感にまつわるレビューをお届けする。

 
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※なお、ここに掲載されている情報およびスクリーンショットはすべて先行版のものであり、ゲーム内に実装されたものとは一部異なる場合もあるので、その点にご留意いただきたい。

6つの異なる文化を持つ部族が暮らす、炎と龍の国“ナタ”

 ナタはスメールシティの遥か西に位置するエリア。炎神が統治するこの地は起伏が激しく、切り立った崖や草原、火山、海など、さまざまな顔を持つ。アルパカや首長の草食獣といったほかのエリアでは見られない動物も多い。そんなナタのフィールドの中でも一際異彩を放つのが、崖や壁に描かれたアートだ。
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こだまの子

 これらのアートはナタに住む部族と大きな関わりがある。この国には6つの部族が存在し、それぞれが異なる文化を持っており、各地でナタのさまざまな一面を垣間見ることができる。Ver.5.0では“こだまの子”、“懸木の民”、“流泉の衆”の3つの部族が登場する。

 その中のひとつである“こだまの子”は鉱山に囲まれた集落で、人々は鉱夫として宝石を掘り、それを売って生計を立てている。そんな彼はダンスや前衛芸術を好み、集落のステージでは日々アツイダンス対決がくり広げられている。いま話題に上がった前衛芸術こそ、ナタで見られるアートの正体。人々はそれぞれのインスピレーションをアートにぶつけ、思い思いの作品を作っているのだ。
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懸木の民

 懸木の民は岩壁の上にある集落。部族の面々はフック付きロープを携帯しており、それを使ってナタを縦横無尽に飛び回りながら冒険したり、運送の仕事に従事したりしている。アグレッシブな動きを好む彼らは、エクストリームスポーツをたしなむ。
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 流泉の衆はナタ随一のリゾート聖地。集落には温泉があり、来る人々の心を芯から癒す。周囲の海ではマリンスポーツを楽しむことも可能。流泉の衆の人々もマリンスポーツが大好き。とくにサーフィンが得意で、荒波に乗って日ごろのストレスを解消している。
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流泉の衆

 ナタにはもうひとつ大きな特色がある。それは竜の存在だ。ほかのエリアでは危険な存在として扱われている竜だが、ナタでは人と竜が共存していて、各集落では竜とともに仲よく暮らす人々の姿が見られる。また部族ごとに仲のいい竜が異なり、こだまの子はテペトル竜、懸木の民はユムカ竜、流泉の衆はコホラ竜と心を通わせている。

テペトル竜
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ユムカ竜
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コホラ竜
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 各地で部族と竜の文化を見ていくことで、ナタという国の全容が見えてくる仕組みだ。そのため、これまでのエリアよりも各地を巡る楽しさが増している印象を受けた。ナタを探索する際は各集落をじっくり散策してみると、ナタのよさがさらにわかるだろう。

“燃素”を始めとした新たなギミック

 ナタにもさまざまなフィールドギミックが用意されており、旅人の探索意欲を掻き立ててくれる。種類が豊富なので、ここではとくに印象に残ったものをピックアップして紹介する。

燃素

 ナタに分布する高熱のエネルギー“燃素”。各地にある“燃素の種”という祠に触れたり、燃素を含むオブジェクトの破壊または採集を行ったりすると、“燃素粒子”が生成される。それを獲得すると燃素を利用できるようになる。燃素はおもに“ナタ出身キャラクターの予備エネルギー”(後述)、“特定のギミックの起動”、“竜のスキル用エネルギー” (後述)として利用される。
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燃素を獲得すると、HPゲージの上に橙色のゲージが表示される。

液体燃素

 ナタの一部の地域で見られる流体のような燃素で、端的に言うとマグマである。極めて高い熱量を持ち、キャラクターが触れたり、浸かったりすると、強烈な継続ダメージが発生する。竜憑依したコホラ竜またはVer.5.0で追加された新キャラクター“ムアラニ”の元素スキルを発動した状態であれば、液体燃素の中で継続ダメージを受けることなく、自由に行動することが可能だ。
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幻写霊

 古いラクガキから誕生した精霊。ほかの国で見られる仙霊のような存在だ。彼らのあとを追ったり、彼が目的地に向かうのを手伝ったりすると、報酬がもらえる。
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幻写霊が向かう先に描かれたアートも見どころのひとつ。

岩・地面の破壊ギミック

 ナタの各地で見られる割れ目。壊すと中から幻写霊が飛び出したり、宝箱のある隠し通路が現れたりと、ほかのギミックへとつながる起点のような存在となっている。
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フック付きギミック

 上記の破壊ギミック同様に、こちらもナタの各地で見られるもの。竜憑依したユムカ竜またはVer.5.0で追加された新キャラクター“キィニチ”のロープアクションを使うことで、引っ張ってギミックを作動させられる。
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光の集束

 ナタの各地にランダムで出現する防衛武装。範囲内にいる旅人を、延々と攻撃を仕掛けてくる厄介な存在だ。近づいて本体のコアに触れれば機能を停止させられる。
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夜魂の試練

 ナタに点在するトーテムポールから挑戦できる試練。中にいるボスを倒せば勝利となるが、ボスのシールドは特定の手順を踏まないと壊れないため、ボスごとに編成や立ち回りを変えなければならない。時間内にシールドを削れないと、ボスによっては即死級の攻撃が飛んできてチームが半壊することも。いかに素早く、そして無駄なくシールドを壊してダウンを狙えるかが重要になる。
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失われた炎神の瞳&炎の印

 ほかのエリアと同じように、ナタの各地にも失われた神の瞳(失われた炎神の瞳)と、元素の印(炎の印)が散らばっている。失われた炎神の瞳はナタの七天神像、炎の印は聖火競技場にある“灼石の焔”に奉納することが可能だ。いずれも一定数奉納することでさまざまな報酬がもらえる。
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失われた炎神の瞳。
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炎の印を奉納する様子。

新要素“竜憑依”で移動と探索がもっと楽しくなる!

 旅人が竜に憑依できる新要素 “竜憑依”。この要素はこだまの子の入口近くで発生する世界任務“森の中の迷子”をクリアーすると解放される。以降、ナタの各地で大人のテペトル竜、ユムカ竜、コホラ竜への憑依ができるように。
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旅人とパイモンは獣域ハウンドに襲われているテペトル竜と出会い、それがきっかけで旅人は竜憑依の力を習得することとなる。
 憑依は竜のアイコンを模したオブジェクト“魂濁”または竜本体がいればいつでも発動可能だ。竜はそれぞれ専用のスキルを持っており、燃素を消費して発動できる。攻撃も可能だが、戦闘能力は低いため、フィールドでの移動用や探索用として使うのが無難だ。
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これが魂濁。
 ここからは竜憑依できるテペトル竜、ユムカ竜、コホラ竜の特徴をまとめてみた。

テペトル竜

 人懐っこい竜。燃素を消費して地中や崖の中を移動できる。潜った状態でジャンプすれば、短時間高速ジャンプによる移動も可能だ。ほかにも “溶土の裂け目”を利用できるほか、鋭い爪による攻撃で鉱石や障害物の破壊もお手の物だ。
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スキルによる移動はモナや神里綾華と似ている。
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溶土の裂け目。特定の場所にある裂け目で、調べると自動で崖を登ってくれる。
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特殊な岩ブロックによるギミックも起動可能。

ユムカ竜

 舌をロープのように伸ばして好きな方向に跳躍できると同時に、ナタの各地にある“巻き葉のルーン”による移動も可能。空中での浮遊やジャンプができるのも強み。ほかにもフレイムグレネードの実を食べて炎元素の爆発を起こしたり、“託身の葉の胞子”で足場を生成したり、リレーボールのギミックを解除できたりと、ナタでの探索と移動で幅広い活躍を見せてくれる。
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巻き葉のルーン。ユムカ竜の舌を伸ばせば、そこまで自動で跳躍できる。スメールのクローバーマークと似たようなギミックだ。
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託身の葉の胞子。特定の場所にある“特殊なユムカ竜の魂濁”または“特殊な巻き葉のルーン”を利用すると、託身の葉の胞子が体に付着する。その状態で空中ジャンプや攻撃を行うと、自身の足下に託身の葉(足場)が生成される。なお、託身の葉は短時間で消えてしまう。
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リレーボール。ボールを舌で回収し、それを対応する台座に向かって撃ち出すミニゲーム性の強いギミック。

コホラ竜

 水が大好きな竜。海や液体燃素の中を自由に泳げるのが魅力。水中から前方に大きくジャンプすることで、隣接したほかの水域に移動することも可能だ。さらに海や液体燃素の地域で見られる“射流の渦”や “スピリットウェイ”といったギミックも使いこなす。
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射流の渦。頭上に高く跳躍するギミック。
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スピリットウェイ。燃素によって形成された道に乗って、異なる場所へ自動で移動する。ちょっとしたジェットコースターのようなギミックだ。
 竜憑依は戦闘中発動不可といった制約がないため、自分の好きなタイミングで憑依と解除が行えるのがありがたい。テペトル竜、ユムカ竜、コホラ竜、いずれも操作性やギミックの手触りが快適で、それぞれ特徴も差別化されている。そのため、いろいろな竜に切り換える楽しさもあり、これまで以上に新エリアの探索と移動を楽しむことができた。

最高の仲間がもうひとり誕生! ちびが超かわいい!

 世界任務“森の中の迷子”では、不思議な力で封印されていた竜の子ども“ちび”と出会う。生まれたばかりのちびは親の存在も、帰る場所もわからないため、旅人とパイモンは彼の親捜しを手伝うことになる。以降、ちびは旅人と行動をともにし、ナタの各地でちびと竜にまつわるイベントが発生するようになる。
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 出会った直後に名前をつけることができ、人によっては頭を抱えることになるかも。アイテム“再命名の契約”を使えば、あとで名前を書き換えることも可能。ただし、名前の書き換え回数には制限があるため、注意が必要だ。
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 何よりもちびがとにかくかわいい! しかも名前をつけられるので愛着も湧く。ナタ各地で発生する竜にまつわるイベント中も、ちびのかわいさのせいで目が離せない。さらにナタにおける竜や生き物の文化が、このイベントによって徐々に明らかになっていくのも見どころのひとつだ。
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育成素材ボスはいずれも弱点がわかりやすい!

 先行版では“山の王・貪食のユムカ竜”と“暴君・金焔のクク竜”という2体のボスに挑めた。いずれもキャラクター育成素材をドロップするボスだ。
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山の王・貪食のユムカ竜。
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暴君・金焔のクク竜。
 山の王・貪食のユムカ竜はポッテリとした体が特徴。この竜は戦闘中にフレイムグレネードの実を呼び出し、口に含んだのち、それを吐き出して攻撃する。フレイムグレネードの爆発はかなりの威力だが、口に含む前に炎元素攻撃で実をすべて破壊できれば、山の王・貪食のユムカ竜がダウンする。
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 フレイムグレネードの実が生成されてから口に含むまでの時間は短く、ひとつひとつ壊していては間に合わない。香菱や胡桃の元素爆発のように、広範囲を攻撃できる炎元素技を用意しておきたい。
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 暴君・金焔のクク竜は戦闘中に上空へ飛び上がり、自身にバリアを展開して“金焔”状態となる。その後、炎元素攻撃や急降下と上昇をくり返す。一定時間、これらの行動をくり返すと、金焔状態が解除されて地上に落下しダウンする。
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金焔状態の暴君・金焔のクク竜。
 ただし、金焔状態中、暴君・金焔のクク竜は地面に“灼風の羽根”を生成する。この羽根に向かって、敵が急降下を行うと、高威力かつ広範囲の炎元素の爆発が発生し、大ダメージを与えてくる。灼風の羽根は炎元素と反応する元素で攻撃すれば破壊可能。急降下前に壊せれば、こちらの被ダメージを抑えつつ、暴君・金焔のクク竜のダウンに備えることができるのだ。
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ナタのキャラクターは“夜魂の加護”や“夜魂バースト”と呼ばれる共通の特殊能力を持つ

 Ver.5.0でナタ出身者であるキィニチ(星5)、ムアラニ(星5)、カチーナ(星4)の3人が、プレイアブルキャラクターとして登場。ムアラニとカチーナは前半、キィニチは後半のイベント祈願にて排出される。

 ナタ出身者は、これまでのキャラクターと異なり“夜魂の加護”や“夜魂バースト”といった共通の特殊能力を持っている。いずれも強力な能力で、新たな戦略やチーム編成を可能にする要素だ。

 ナタのキャラクターは元素スキルを発動したときに夜魂の加護状態となり、キャラクターの右横に“夜魂値”と呼ばれるゲージが表示される。ざっくり言うと、夜魂の加護は元素スキルによってキャラクターがパワーアップした状態と思ってもらえればオーケーだ。

 夜魂値はキャラクターごとに役割が大きく異なる。例えば、ムアラニやカチーナの場合、夜魂値は夜魂の加護状態(元素スキル)の持続可能時間を示している。対するキィニチの夜魂値はゲージがマックスになることで元素スキル中に特殊技を放てるようになっている。ナタのキャラクターを運用する際は、天賦をしっかり読んで、夜魂値の役割を確認しておくことが重要だ。
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 ちなみにムアラニやカチーナといった一部のナタのキャラクターは夜魂値がゼロになっても、燃素を消費して夜魂の加護を維持できる。燃素はナタの各地にあるので、うまく燃素を回収しながら移動すれば、元素スキルの効果をつねに維持したまま、ナタ中を巡ることも可能だ。
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 もうひとつの能力“夜魂バースト”はチーム内にナタのキャラクターがいる状態で、元素ダメージを与えると発動する特殊効果。夜魂バーストの効果はキャラクターの天賦や、装備している聖遺物によって異なる。チーム内にナタのキャラクターがいればいるほど、発動間隔が短くなっていくのも特徴のひとつだ。元素共鳴の亜種とも言えるシステムで、チーム編成に新たな可能性をもたらす。
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画面右上に表示されるチームメンバーのキャラクターアイコンが、このように光っていれば、夜魂バーストを発動することが可能だ。
 さらに今回登場した3人はそれぞれ竜憑依で利用可能となるナタのフィールドギミックを、生身で使えるという特徴もある。キィニチはユムカ竜、ムアラニはコホラ竜、カチーナはテペトル竜といった感じで、能力が連動している。彼がチームにいれば、竜憑依を使わなくてもナタの探索や移動を楽しく快適に行えるのだ。続けて、各キャラクターの特徴も簡単に紹介していく。
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キィニチ 立体的な移動と“廻狩貫鱗砲”がクセになる

 懸木の民の青年。キィニチが生業とする竜狩りは、依頼を受けて竜を狩る仕事。竜と共存するナタでは万人の理解を得られない職業だが、キィニチはそのことを気にしない。腕前はかなりのもので、あまりの強さから冷血な殺し屋と揶揄されることも。
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 懸木の民であるキィニチはカギ縄を使ってナタを縦横無尽に移動できる。カギ縄によるロープアクションはスピード感満点で、探索中も、戦闘中も、クセになるおもしろさがある。とくに縦方向への移動に強いので、ムアラニまたはカチーナと組むことでナタでのほぼすべての移動をカバーできるのも大きな強み。
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 スピード感のあるキィニチだが、パワーもかなりのもの。とくに元素スキルでくり出せる“廻狩貫鱗砲”は草元素単体で10万以上のダメージ(0凸)を叩きだしていた。また元素爆発のアハカのブレスも強力なので、実装されれば、旅人たちのあいだで大きな話題になりそうだ。

元素スキル“懸狩り・宙の遊猟”
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カギ縄を投げて前方に跳躍したり、ギミックを作動させたりできる。敵に引っかけて攻撃し、夜魂値がマックスになると“廻狩貫鱗砲”が発射可能だ。
元素爆発“偉大なる聖龍を崇拝せよ”
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キィニチが契約している、ドット調の聖竜“アハウ”が君臨。目の前の敵にブレスを放ち、敵を一掃する。

ムアラニ 徒歩に戻れなくなりそうなスピード力

 流泉の衆の一員。ナタ中に名を馳せるガイドであり、流泉の衆にあるマリングッズ店の経営者でもある。さまざまなマリンスポーツに精通していて、とくにサーフィンが得意。戦闘では相棒のざぶざぶサメくんに乗って、敵という名の大波に立ち向かう。
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 ムアラニの最大の特徴は、元素スキルで出現するざぶざぶサメくん。彼女はこれに乗って地上と海上(液体燃素)を高速で移動しつつ、探索と戦闘をこなす。ざぶざぶサメくんの移動速度が速い上に、ナタでは燃素を使うことで効果を維持できるので、探索と戦闘が超快適! これに慣れてしまうと、徒歩での探索がたいへんになりそう……。
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 ざぶざぶサメくんに乗って敵の周囲を高速で移動しながら、ガンガンダメージを与えていく戦いかたはかなり新鮮。移動速度が速いおかげで、敵の範囲攻撃から逃げるのも楽ちん。元素スキルと元素爆発の威力がムアラニのHPを基準にしているため、聖遺物厳選がしやすいのも個人的にはありがたいと感じた点だ。

元素スキル“サメサメウェーブブレイカー”
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ざぶざぶサメくんを召還。効果中は移動速度と中断耐性が上昇し、通常攻撃が水元素ダメージに変化。敵に触れてウェーブチャージを付与すると、ムアラニの与ダメージ上昇と、敵への追加攻撃が発生。
元素爆発“爆瀑ロケット”
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敵を追撃するロケットを発射し、ムアラニのHP上限をもとに、水元素ダメージを与える。

カチーナ ぐるぐるコマちゃんの使い勝手はピカイチ

 こだまの子の出身で、古名“ウッサビーティ”を授かったナナツカヤンの戦士。若い故に挫折することも多いが、その度に成長していく善良で粘り強い一面を持つ。採掘するときや、険しい山道を移動するときは乗り物“ぐるぐるコマちゃん”を利用する。
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 ぐるぐるコマちゃんはムアラニのざぶざぶサメと比べるとやや移動速度が落ちるものの、走破性は抜群。険しい崖をスタミナ消費ゼロで登れるのはかなり快適。このように横移動と崖を使った縦移動の双方に対応しているので、キィニチとムアラニの合いの子的な移動力を持つと言える。
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 戦闘力に関しては星4のため、やや控えめだが、操作性はかなりおもしろい。ぐるぐるコマちゃんで地面を叩きつけながら衝撃波を発生させる攻撃はクセになる気持ちよさがある。元素爆発のカチーナに対するバフ効果も強力なので、星4にしては、かなり戦えるアタッカーのように感じた。ぐるぐるコマちゃんの利便性を含めると、星5相当の使い勝手があるかも!?

元素スキル“いけ、ぐるぐるコマちゃん!”
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ぐるぐるコマちゃんに搭乗。移動速度が上がり、通常攻撃が岩元素ダメージに変化。乗り物から降りれば、コマが単独で追加攻撃を仕掛ける。
元素爆発“さあ、本気出すよ!”
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特別な領域を生成。この中ではぐるぐるコマちゃんの攻撃範囲が広がり、移動速度が上昇する。

竜憑依がもたらす探索のおもしろさは過去最高クラス!

 ナタとともに、さまざまな新要素が登場し、旅人たちの冒険意欲を掻き立てているVer.5.0。その中でも筆者が気に入ったのは竜憑依の要素だ。ナタの竜文化に、移動・探索のおもしろさを融合させたものとなっていて、新感覚の探索と移動を体感できるようになっている。

 竜憑依は戦闘中にも使えて、憑依を解除しても魂濁はその場に残り続けるため、再憑依も容易。これにより憑依と解除による煩わしさも少ない。テペトル竜、ユムカ竜、コホラ竜が使えるアクションとギミックも、操作感がよく、移動スピードも早い。個人的には探索のおもしろさと快適さは過去最高クラスだと思っている。
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 新キャラクターが持つ、夜魂にまつわるシステムも魅力的で、燃素を消費すれば元素スキルを維持できるというのも斬新だった。燃素を維持してナタ中を元素スキルで移動するという新体験はほかでは味わえない要素と言える。

 気軽に発動できる夜魂バーストも興味深く、チーム編成を考えるのもかなりおもしろい。キィニチとムアラニはイベント祈願限定だが、カチーナは魔神任務ですぐにもらえるため、すべての旅人が夜魂にまつわる要素を体験できるようになっているのもありがたい点だ。
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 ぜひともVer.5.0にアップデートした『原神』で、ナタの新要素を心ゆくまで体験してみてはいかがだろうか。
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      集計期間: 2025年03月16日23時〜2025年03月17日00時