『牧場物語』とRPG、ふたつの要素が楽しめる
『ルーンファクトリー -新牧場物語-』は、マーベラスインタラクティブ(当時)から発売されたシミュレーション・アクションRPG。もともとは『牧場物語』のシリーズ10周年を記念して作られた『新牧場物語』を冠する2作品のうちの1作だったのだが、後に続編が発売され現在も続く人気シリーズとなっていった。
一方『ルーンファクトリー』はというと、こちらは従来の『牧場物語』にアクションRPGの要素を融合させたような内容になっていることが当時話題を呼んだ。何せモンスターがはびこるファンタジー世界で暮らしを満喫できてしまうのだから、RPGファンならちょっとは夢見た世界だったんじゃなかろうか。いまであれば似たような設定のライトノベルがたくさんありそうだが、筆者的にはファンタジーと農耕という組み合わせがやけに新鮮に感じられて夢中になって遊んだ覚えがある。ちょうどニンテンドーDS Liteが発売された年だったせいか、いつもセットで持ち歩いていたような気もする。
その後はナンバリングのないWii版『ルーンファクトリー フロンティア』を挟んだ後、『ルーンファクトリー3』で再びニンテンドーDSに返り咲き。なお、『3』は2023年に『ルーンファクトリー3スペシャル』としてNintendo Switchでフルリメイクされている。
続いてPS3とWiiで『ルーンファクトリー オーシャンズ』、ニンテンドー3DSで『ルーンファクトリー4』を発売した。後者はNintendo Switch版『ルーンファクトリー4 スペシャル』としても登場。
そして、約9年ぶりの完全新作として『ルーンファクトリー5』が2021年5月20日に発売。同作では警備組織“Seed”の一員となり、街の平和を守りながら、冒険をくり広げていくことになる。
2023年6月には東の国の物語が語られるスピンオフ作品『龍の国 ルーンファクトリー』と、正統続編『ルーンファクトリー6』の開発が発表された。こちらの続報にも期待したい。