『ルーンファクトリー』が発売された日。『牧場物語』にファンタジーRPGのエッセンスを加えた意欲作で、周年記念タイトルから異例のシリーズ化【今日は何の日?】

byウワーマン

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『ルーンファクトリー』が発売された日。『牧場物語』にファンタジーRPGのエッセンスを加えた意欲作で、周年記念タイトルから異例のシリーズ化【今日は何の日?】
※本記事は、2023年8月24日にアップした記事を再編集したものです。

『牧場物語』とRPG、ふたつの要素が楽しめる

 いまから18年前の2006年(平成18年)8月24日は、ニンテンドーDS用ソフト『ルーンファクトリー -新牧場物語-』が発売された日。

 『ルーンファクトリー -新牧場物語-』は、マーベラスインタラクティブ(当時)から発売されたシミュレーション・アクションRPG。もともとは『牧場物語』のシリーズ10周年を記念して作られた『新牧場物語』を冠する2作品のうちの1作だったのだが、後に続編が発売され現在も続く人気シリーズとなっていった。
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 『新牧場物語』と名付けられた両作品はともにかなりの意欲作で、本作に先んじて発売された『イノセントライフ ~新牧場物語』は近未来が舞台で主人公は人造生命体の少年だったのだから、初めて聞いた人は驚くかもしれない。牧場生活や人々との交流を通じて人間らしさを学んでいくといった物語も、非常に興味深いものだった。

 一方『ルーンファクトリー』はというと、こちらは従来の
『牧場物語』にアクションRPGの要素を融合させたような内容になっていることが当時話題を呼んだ。何せモンスターがはびこるファンタジー世界で暮らしを満喫できてしまうのだから、RPGファンならちょっとは夢見た世界だったんじゃなかろうか。いまであれば似たような設定のライトノベルがたくさんありそうだが、筆者的にはファンタジーと農耕という組み合わせがやけに新鮮に感じられて夢中になって遊んだ覚えがある。ちょうどニンテンドーDS Liteが発売された年だったせいか、いつもセットで持ち歩いていたような気もする。
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 もちろん、作物づくりだけでなく鍛冶や料理、釣りといったことも楽しめるし、懲らしめたモンスターを従来の家畜代わりに飼うこともできた。結婚システムも当然あって、みんな意中のヒロインにアプローチしまくったんじゃないかな。いま思えばけっこう荒削りに感じる部分もあったかもしれないが、それでも本家『牧場物語』のほのぼのとした世界観とはひと味違う、『ルーンファクトリー』ならではの魅力が十分過ぎるほどにあった。
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 続編の『ルーンファクトリー2』は2008年1月3日にニンテンドーDSで発売。本作から“新牧場物語”の冠がはずされ、晴れて『ルーンファクトリー』シリーズがスタートしたと言っても過言ではないだろう。2部構成になっていて、後半は主人公の子どもが活躍する展開に衝撃を受けたものだった。

 その後はナンバリングのないWii版『ルーンファクトリー フロンティア』を挟んだ後、『ルーンファクトリー3』で再びニンテンドーDSに返り咲き。なお、
『3』は2023年に『ルーンファクトリー3スペシャル』としてNintendo Switchでフルリメイクされている。

 続いてPS3とWiiで『ルーンファクトリー オーシャンズ』、ニンテンドー3DSで『ルーンファクトリー4』を発売した。後者はNintendo Switch版『ルーンファクトリー4 スペシャル』としても登場。

 そして、約9年ぶりの完全新作として『ルーンファクトリー5』が2021年5月20日に発売。同作では警備組織“Seed”の一員となり、街の平和を守りながら、冒険をくり広げていくことになる。

 2023年6月には東の国の物語が語られるスピンオフ作品『龍の国 ルーンファクトリー』と、正統続編『ルーンファクトリー6』の開発が発表された。こちらの続報にも期待したい。
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