
みんなで放つ合体魔法“マジックパイル”が激アツ
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2003年4月1日にスクウェアとエニックスが合併を果たしたすぐ後に発売されたタイトルだったためか、筆者的には発売日の記憶が強く印象に残っている。また、2003年度の文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門で大賞を受賞するなどの評価も得た。
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本編シリーズとは一線を画す雰囲気を漂わせるグラフィックは美しく、世界観も独特。『ファイナルファンタジーIX』を思い出させるようなキャラクターの造形も根強い人気を誇っている。
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前年に当たる2002年5月から『ファイナルファンタジーXI』のサービスが開始されていたので『FF』シリーズ初のマルチプレイというわけではないが(厳密に言えばスーパーファミコン用の『ファイナルファンタジーIV』の時点からバトルだけはふたりで遊ぶことができた)、ほかのプレイヤーとの協力プレイを推奨する作りになっていたのは新鮮に映ったものだった。
マルチプレイで遊ぶためのハードルは少々高く、人数分のゲームボーイアドバンスとGBAケーブルが必要になる。各人がゲームボーイアドバンスをコントローラー代わりに使い、手もとの画面でコマンドリストなどの情報を確認するためだ。
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ファイアとファイアでマジックパイルを発動すれば“ファイラ”になるなど、合体魔法は非常に強力。さらに3人で発動すれば“ファイガ”になり、必殺技とマジックパイルすれば“魔法剣”にもなったし、組み合わせは相当な種類があった。シンプルなルールながら共闘感を大いに味わえたため、当時はかなり濃密なゲーム体験となったんじゃないだろうか。
2020年8月27日には、多くの新要素を追加した『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』が発売。対応機種はプレイステーション4(PS4)、Nintendo Switch、スマートフォン(iOS / Android)で、もちろんオンラインマルチプレイに対応している。しかもハードの垣根を超えたクロスプレイまで実現しているのだから、うれしい変更点だ。ゲームキューブ版のマルチプレイを当時体験できなかったプレイヤーは、いまこそ遊ぶときかもしれない。