Humble Gamesが全スタッフを解雇。『Unpacking』『Signalis』などの名作を手掛けたインディーパブリッシャー

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Humble Gamesが全スタッフを解雇。『Unpacking』『Signalis』などの名作を手掛けたインディーパブリッシャー
 インディーパブリッシャーのHumble Gamesが全スタッフを解雇する大規模なリストラを行ったことがわかった。業界誌Game DeveloperへのHumble Games側からの回答によると、現時点では事業の終了というわけではなく、形としては再建を目指すとしている。
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 Humble Gamesは、PC向けゲームストアのHumble StoreやゲームバンドルのHumble Bundleなどで知られるHumbleのインディーパブリッシング部門。2017年にパブリッシング事業を開始する一方、IGN Entertainmentを通じてその親会社Ziff Davisのグループ傘下となっていた。なお、バンドルやストア展開を行うHumbleそのもの(Humble Gamesとは別会社)は今回の決定の影響を受けず、そのまま事業を継続するとのこと。

 Humble Gamesは優れたタイトルセレクト能力を持ち、過去には『Unpacking』や『Signalis』(国内展開はライセンス提供によりPlayismが担当)、『Slay the Spire』といった名作のパブリッシングに関わってきた。定額サービスのHumble Choiceで手軽にタイトルを入手できるほか、日本語などへのローカライズ展開もかなり力を入れていたので、そのタイトルを目にした人も少なくないだろう。

 既存の契約済みタイトルなどは第三者の協力も入れて発売を目指したサポートが引き続き行われるようだが、再建案がどのレベルを目指したものであるにせよ、海外のインディースタジオ界隈にとってかなりの大打撃となるのは間違いないだろう。
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