『ミリシタ』浅倉杏美さん(萩原雪歩役)インタビュー。ステージで雪歩を感じてもらえるように、衣装やメイク、立ち振舞いなどを追求。『First Step』の誕生秘話も

by北埜トゥーン

byNiSHi

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『ミリシタ』浅倉杏美さん(萩原雪歩役)インタビュー。ステージで雪歩を感じてもらえるように、衣装やメイク、立ち振舞いなどを追求。『First Step』の誕生秘話も
 2024年6月29日に7周年を迎えた、スマートフォン向けアプリ『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』(以下、『ミリシタ』)。それを記念して、萩原雪歩役の浅倉杏美さんにインタビュー。約14年来の付き合いとなる雪歩を演じる際に意識していることや、これまでの活動で印象的だったことなどを聞いた。

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※本インタビューは5月中旬に実施しました。 ※本インタビューは6月13日発売の週刊ファミ通(2024年6月27日号 No.1853)に掲載した内容に加筆、修正を行ったものです。 ※本記事では、『アイマス』はゲーム『アイドルマスター』もしくは『アイドルマスター』シリーズ全体、『ミリオンライブ!』はソーシャルゲーム『アイドルマスター ミリオンライブ!』もしくは『ミリオンライブ!』プロジェクト全体の略称として使用しています。

浅倉 杏美アサクラ アズミ

2月15日生まれ。神奈川県出身。『魔法先生ネギま!』(大河内アキラ役)、『中二病でも恋がしたい!』(五月七日くみん役)、『悪魔のリドル』(犬飼伊介役)、『蒼穹のファフナー EXODUS』(将陵佐喜役)、『とある科学の超電磁砲T』(食蜂操祈役)など、数多くの作品で活躍している。文中は浅倉。

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先輩として責任感のある姿に共感

――約14年前のことだとは思いますが、オーディションのことは覚えていますか?

浅倉 
私は雪歩の前にも、(音無)小鳥さんや(星井)美希、(四条)貴音役も受けていたので、改めて雪歩のオーディションの案内が来たときはうれしくも少し驚きました。また、「なぜ、私なんだろう?」とも思いました。

 というのも、それまでの私は元気で活発な子やボーイッシュな子など、等身大な役柄が多く、高めの声でトーンを作って演じるキャラクターを演じることがなかったんです。ですので、オーディションのお話をいただいたときは、すごく研究しました。

――オーディションを受けるにあたって、徹底的にリサーチされたと。

浅倉 
当時の資料や公式の紹介映像などでは自信のない一面、「穴掘って埋まってますぅ」と言って泣いている姿が印象的でしたが、彼女に向き合ってみると、それを変えたくてがんばっている、努力をしていることがわかりまして。

 弱くて逃げちゃう部分もあるけど、ちゃんと立ち直って戻ってきて、ステージでパフォーマンスをする。一度決めたことは最後まで貫き通す、一本筋の通った姿にすごく共感できましたし、雪歩のことが好きになりました。自分と近いなとも感じたので、オーディションでも自然とお芝居に取り組めた思い出がありますね。

――オーディションで印象的だった出来事はありますか?

浅倉 
当時の私は、テープオーディションの経験しかなく、ブースでセリフと歌を収録することが初めてかつ、いまでも活躍されているスタッフさんたちもたくさんいらっしゃったので、とにかく緊張したことを覚えています。

 そんな中で、雪歩のセリフを話した瞬間に、ブースの中に聞こえるくらい、外で見守っているスタッフさんたちの笑い声が聞こえてきました。スタッフさんたちはすごく怖そうな見た目で、そんな方々に爆笑されていたので、よほど違う演技をしてしまったのかとすごく不安になりました。

 でも、役が決まった後、理由を尋ねたら「(雪歩)そのものにしか聞こえなかったから、この後の歌の審査に関係なくお願いしようと思った」と。そう言っていただけたのはとてもうれしかったですが、そのときに伝えてくれたら、リラックスして演じることができたのにと思いました(笑)。自分の演技が間違っているのかと不安になりながら、2ページほどセリフを読むことになったので。まぁ、それもいまとなってはいい思い出ですけどね。

 そういえば、オーディションを終えてブースから出たときに、スタッフさんたちと会話したことも思い出深いです。例えば、「雪歩はポエムが好きだけど、浅倉さんも書けますか」、「
『アイドルマスター』はすでにチームができあがっていますが、その中にひとり入っていく覚悟はありますか」とか。そういった質問をされたので、もしかしたら受かるのかなと感じた記憶がありますね。

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『アイドルマスター2』で登場する『First Step』の誕生秘話も明らかに

――ポエムではないですが、詩を書くという意味では、『アイドルマスター2』で初登場した『First Step』の作詞を担当されていますね。そのオーディションのときの話がきっかけだったりするのでしょうか?

浅倉 
アイドルマスター2』からキャストが変わるのは雪歩だけだったので、雪歩には特別なエンディングを用意したいということは、加入直後から伺っていました。

 そんなお話があった中で、とある収録日に、当時のディレクターさんから「雪歩のエンディングで使うソロ曲のタイトル、決まったから」と言われまして。「
『First Stage』が最初のソロ曲だったから、つぎのステップを歩む意味を込めて『First Step』にしたんだ」と。ご自身で作詞もされるということだったので、「ぜひ、素晴らしい楽曲をお願いします」とお伝えして、私も楽しみにしていました。

 その後も、ゲームに登場する楽曲を収録していたのですが、約1年経過しそうなタイミングで、「
『First Step』なんだけれど、すごく印象的なものにしたいんだよね。だからさ、浅倉さん、書きなよ」と言われまして。「ごめんなさい、どういう意味ですか?」と思わず聞き返してしまいました(笑)。

――(笑)。

浅倉 
というのも、当時の私は3人組の声優ユニットを組んで活動していたことがあり、そこで作詞のようなこともさせていただいた経験がありまして。加えて、プロフィールに吹奏楽の経験があり、フルートが吹けると書いていたのですが、「それなら楽譜も読めるだろうし、話題にもなって、きっとみんなにも覚えてもらえるだろうから、じゃあ、締め切りは2週間後で」とお願いされたんです。

――かなり強引な頼まれかたをされたのですね(笑)。

浅倉 
ディレクターさんは、それだけ言い残してスタジオを後にされたので、呆然としました(笑)。幸い、その日の収録現場に作曲家さんがいらっしゃったのでご相談したら、「一度書いてみないと、いいか悪いかの判断もできないから、書いておいで。よほどダメだったら、サウンドチームの誰かに書かせるから」と。

 それで、一週間以内に仕上げてお見せしたら、「書けるじゃない!」と、ほぼそのまま採用していただきました。プロの作詞家さんならしないような音の入れかたもしていたそうなのですが、私が雪歩の気持ちとして書いたので、それもありだと尊重してくださったようです。

 その後、ディレクターさんにお会いしたときに「いやー、(浅倉さんなら)書けると思ったよー!」と言われまして。「もし私が書けなかったらどうするつもりだったんだろう」と思いましたが、担当させていただけたおかげもあり、皆さんに愛情をもって聴いていただける楽曲になったので、本当に挑戦してみてよかったです。ですが、もう作詞は遠慮します(笑)。

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『ミリシタ』での雪歩は、芯のある頼もしい一面が感じられる姿に成長

――そんな愉快な思い出がありつつ、雪歩とは約14年もの付き合いとなります。

浅倉 
役が決まってからも、過去作品や当時のライブDVDなどを購入してたくさん勉強して、しっかり雪歩を演じられるように努めました。ただ、そのせいか、当時のディレクターさんから、「(その演技だと)過去の雪歩をなぞっているだけだよ」と言われまして。「雪歩という女の子はひとりだけど、演じている人間は変わっているし、『アイドルマスター2』では雪歩の成長も描いていきたいから、いっしょにイチから作ってほしい」と。

 そこから、声の出しかたやリアクションの表現など、スタッフさんたちといっしょに話し合いながら時間をかけて演じましたね。

 いまでも大事にしていることは、このシチュエーションでは登場人物はどういったことを考えるかということを意識しています。最初に雪歩としてお芝居することを考えてしまうと、それこそ過去の雪歩をなぞってしまって、彼女の新しい一面が見えないと思います。

 ですので、提示されたシーンでの登場人物の気持ちを考え、それを踏まえて自分だったらどういったお芝居をするか、雪歩のことはいったん頭の中から外して、演技プランを考えていますね。

――そうして雪歩を演じられてから、『ミリオンライブ!』もスタートしました。

浅倉 
お話を聞いたときはうれしかったですね。やはりどのような作品でも、時間が経つと慣れてきたりする部分があると思います。そんな中で、アイドルたちが劇場を持って活躍する。現実のアイドルとリンクするような要素は新鮮な試みで素敵だなと感じました。

 
『ミリオンライブ!』ではすでに先輩の立ち位置でしたが、『ミリシタ』が始まってからそれがより確立した印象があります。おどおどした気弱な姿よりも、一本しっかり芯のある頼もしい一面を演じる機会が多くなったように感じましたね。年下の子に対してやさしく寄り添いつつ、先輩としてしっかりとしなくちゃといつも感じているのかなと。

 私自身も
『ミリオンライブ!』のステージやほかのブランドさんと合同でライブに出演させていただくときは、先輩らしい堂々とした姿を見せられるように意識しつつも、そこにプレッシャーを感じている部分があるので、いつも雪歩の想いに共感しながら演じています。

――『ミリオンライブ!』のアイドルで、とくに好きな子はいますか?

浅倉 
長く『アイマス』を愛してくださっている方ならご存じのとおり、(菊地)真、一択ではあるのですが、後輩アイドルの中だと、二階堂千鶴さんはいっしょにユニットで活動させてもらったり、かなちゃん(野村香菜子さん)と台湾公演に立たせていただいたりと、思い入れがありますね。

――楽曲についてはいかがですか?

浅倉 
雪歩の楽曲だと、最新の『プルメリアの花』は印象的ですね。これまではバラードの楽曲をいただくことが多かったと思いますが、『プルメリアの花』のような、温かい気持ちを乗せて歌う楽曲は、成長したいまの雪歩だから歌える楽曲なのかなと感じますし、そんな楽曲をいただけたのはうれしいですね。

 あとは、
『Impervious Resolution』も好きです。作詞のZAQちゃんとは以前に別の作品でごいっしょしていて、その際にZAQちゃんの楽曲をよく聴いていたので、雪歩の楽曲を作ってくれて幸せでした。楽曲は、ラップも登場する力強い曲調となっていて、新しい雪歩の一面が見られるので、お気に入りです。
 
 ユニット曲だと、いっしょに歌えてうれしかったのは、Xs(キス)の
『ラビットファー』です。雪歩と真、(水瀬)伊織に(星井)美希ちゃん、『ミリシタ』の世界で4人の新しいユニットを組める喜びでいっぱいでした。

 コンセプトも小悪魔で、かわいさや大人っぽさ、少し怪しい一面などさまざまな魅力が表現されていますし、リリースイベントに出演させていただいたこともあり、思い入れがあります。イベントの中で「キス」という単語も出てきたりして、4人の活動がプロデューサーさんからも好評のユニットだと耳にしているので、光栄ですね。

――雪歩が歌唱に参加していない楽曲で、お気に入りのものはありますか?

浅倉 
『瞳の中のシリウス』ですね。一度でいいので、歌ってみたいです。雪歩に似合いそうな曲調ですし。ただ、難しい楽曲でもあると思うので、いざ披露するとなると緊張しそうですが、チャレンジしてみたいです。ほかには、合同ライブの“MOIW2023”で『秘密のメモリーズ』を歌わせていただいて、改めて好きになりました。


――楽曲といえば、『ミリシタ』7周年楽曲として『7Days A Week!!』が登場します。こちらの楽曲の印象などお聞かせください。

浅倉 
『ミリシタ』の周年曲は、ドラマティックな曲調のものが多い印象がありますが、今回は明るくてみんなで盛り上がれる、これからまた歩んでいくというメッセージも感じられる、周年らしい直球の楽曲になっているなと思いました。

――とくにお気に入りのポイントなどはありますか?

浅倉 
これまでの周年曲は、ソロバージョンを聴いても楽しめる楽曲だなという印象ですが、『7Days A Week!!』はみんなの歌声を重ねるだけ重ねて聴くことで輝くのかなと感じています。

 「歌い続けるよずっと」という歌詞があるように、みんな揃って歌い続けるというメッセージが込められていて、全員のための楽曲だと思うので、アイドルたちによって奏でられる歌を存分に聴いていただきたいです。ラストサビがスッキリと終わり、まだまだ歩み続けられるという喜びが感じられるので、そこもぜひ注目してほしいです。

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アニメで『ToP!!!!!!!!!!!!!』を歌う765ASの姿に感動

――『ミリオンライブ!』のテレビアニメも放送されましたが、こちらの感想もお聞かせください。

浅倉 
自分が収録したシーン以外のお話は知らず、プロデューサーさんとリアルタイムで拝見したので、第1話で765PRO ALLSTARSのライブシーンが流れて驚きました。『READY!!』ではなくて『ToP!!!!!!!!!!!!!』を歌っているのも、アニメの世界ではトップアイドルなんだということが感じられて感動しました。あさぽん(双海亜美・真美役の下田麻美さん)に思わず「『ToP!!!!!!!!!!!!!』、エモいよね!」とメッセージを送っちゃいました。

 テレビ・劇場版アニメ
『アイドルマスター』『READY!!』で始まって『M@STERPIECE』で終わる世界観だったと思いますが、今回でついに『ToP!!!!!!!!!!!!!』で始まる世界に来たんだと、感慨深い気持ちになりましたね。

――雪歩の登場シーンですと、第9話で北海道に行く場面で、伊織と真が喧嘩を始めて、いつもの「雪歩はだまってて!」の流れになるのかなと思っていたら、そこでちゃんと雪歩がアドバイスしてあげたりと、成長した姿が描かれていたのが印象的でした。

浅倉 
私も台本を見たときに、込み上げるものがありました。事前に、『ミリアニ』はこれまでのアニメの世界観も踏まえうえでのお話だとはお聞きしましたが、実際に雪歩が先輩としてどれほど成長しているのかは台本をいただくまでは知りませんでした。なので、ふたりにアドバイスしたり、自分の意見を最後まで言い切る様子を見て、本当にいろいろな経験をして、成長したんだなということが実感できて、うれしかったです。

――本当に丁寧に描かれていて、スタッフの皆さんの愛を感じる作品でしたよね。

浅倉 
だからこそ、もっとひとりひとりに焦点を当てたものを観たいと思ってしまいますよね。

“はんげつであえたら”は声優として関われたライブの中で最高の出来

――これまでのライブイベントで、とくに思い出深いものはありますか?

浅倉 
“HOTCHPOTCH FESTIV@L!!”で、『俠気乱舞』を765プロオールスターズのメンバーで披露したのですが、765プロオールスターズだけでライブをやっていたら絶対できない楽曲に挑戦できたので、これが『ミリオンライブ!』としていっしょに活動をすることの意味なんだなとすごく感じました。

また、歌唱メンバーが私とあさぽん、(今井)麻美さん(如月千早役)、(釘宮)理恵さん(水瀬伊織役)と先輩もいらっしゃる中で、4人でしっかりと練習して、いつもとは違う雰囲気を見せたいと相談しながら一生懸命向き合ったので、印象深いですね。



浅倉 
あと、ライブとまったく関係ない話ですが大丈夫ですか?(笑)。

――プロデューサーの皆さんはそういうお話も好きだと思うので、ぜひ。

浅倉 
先ほど少しお話した台湾公演では、かなちゃんとの『Persona Voice』など、ライブ自体はもちろんですが、差し入れのタピオカドリンクがおいし過ぎて、すごく印象に残っています。正直、私はそこまでタピオカが好きという感じではなかったのですが、本当においしくて、台湾にいるあいだ、ずっと飲んでいたほどです。

ただ、タピオカはけっこうお腹に溜まるので、せっかくスタッフさんがおいしいお弁当を用意してくださったり、レストランに連れていってくださったりしたのですが、ほとんど食べられなかったのが少し心残りです。

――そこまでオススメされると飲んでみたくなります。話をライブに戻させていただいて、ステージに立つときに大事にしていることをお聞かせください。

浅倉 
私は、キャラクターを活かす手段のひとつとして歌を歌いたいと思い、デビューからずっと歌わせていただいています。なので、キャラクターを背負ってライブに立つ以上、そのキャラクターの雰囲気を少しでも感じ取っていただけることを大事にしています。

 そのために、雪歩だったらイメージカラーの白を取り入れたり、女の子らしいメイクをして、見た目から作り込むようにしています。メイクではピンクの要素を入れたり、目を少し垂れ目気味にしてもらったり、まつ毛はしっかりアイドルらしく上げて、眉毛はキリッと書かずに平行眉にする。髪型なら基本的には下ろしかハーフアップスタイルにしたり、衣装はレースやフリルのものをお願いしたりしています。

 それだけこだわっていることもあってか、女性プロデューサーさんからのお手紙で、あのときのメイクには何を使っているのか聞かれたりすることもあります。パフォーマンスでは、女の子らしい内股をポーズに取り入れたり、肩を入れて動いてみたりと、80年代のアイドルの方の映像を見て、アイドルらしい動きを常に追求してステージに立っています。

――雪歩のことを大切に思っていることがすごく伝わってきます。そんな雪歩は先日、真とのツインライブ“はんげつであえたら”にも出演しましたね。

浅倉 
“はんげつであえたら”も忘れられない公演のひとつになりました。真とのツインライブということで、いままでにないコンセプトで私もワクワクしましたが、一方で、お話を聞いた段階では不安が大きかったです。

 雪歩と真は仲がよくていっしょにいることも多いけれど、今回のような表現は初めてですし、それを受け入れてもらえるのか心配でした。私たちが直接ステージに立つのではないので、映像を見ているだけになってしまうのかとも思いました。

 ただ、制作過程を拝見して、雪歩と真のことを知り尽くしているスタッフさんたちが、愛情をもって取り組んでくださっていることを知れたので、成功しないわけがないという気持ちで本番を迎えられました。

 とはいえ、当日はずっとドキドキしていました。1曲目の
『キミはメロディ』が流れたときの歓声を聴いて、いったんは安心できましたが、その後も、真のソロ『自転車』の途中で雪歩が登場して、真のソロを楽しみにしている人から受け入れてもらえなかったらどうしようとか、『何度も言えるよ』のコールはどうなるのかとか、ドキドキが止まりませんでしたが、『アマテラス』を聴いたときに、やっと落ち着きましたね。

――“はんげつであえたら”では、真と雪歩の新曲『Halftone』も披露されましたね。

浅倉 
“はんげつであえたら”というタイトルから、新曲はバラードになるのかと思っていましたが、かなり疾走感のあるアップテンポな楽曲で想像と違って驚きました。

 この楽曲の方向性は、765プロオールスターズの新しい試みを真と雪歩で行うので、わかりやすいものではなく、勢いが感じられるものを作るために、“はんげつであえたら”の制作チームと音楽制作チームの話し合いで決まったそうで。なので、ゴリゴリにアップテンポで、ふたりと言えばこの楽曲というようなアンセムを作るというテーマのもと制作してくださったみたいです。

 英語の歌詞が登場するのですが、レコーディングでは、ネイティブに近い発音で歌ってほしいというオーダーがあったので、そこは丁寧に取り組みましたし、勉強になりました。

 改めて、“はんげつであえたら”という、本当に新しいチャレンジをさせていただけたのが光栄でうれしいです。(平田)宏美さん(菊地真役)とも話していたのですが、声優として関われたライブの中で最高の出来のものをお届けできたと思っています。キャラクターが前面に出て歌ってくれることはすごく感動的なことなんだと実感できました。

 私は、声優としてキャラクターに命を吹き込みたくて活動しているので、これからもキャラクターの魅力を発現できる新しい試みに、機会があればチャレンジしてみたいです。そして、雪歩が輝き続けているんだから、私も落ち着かず、アクティブに動いて雪歩を輝かせていきたいと、今回の経験を通じて強く感じました。

――今回は雪歩と真という組み合わせでしたが、つぎにライブを見てみたいアイドルはいますか?

浅倉 
これは宏美さんとも話していて、本当にあさぽんには申し訳ないんですけど、亜美真美です。

――申し訳ないというのは……?

浅倉 
“はんげつであえたら”では、新曲の『Halftone』や新録した曲以外にも、ハモリだったり、掛け声だったり、足りないものというのがたくさんあって、けっこうな分量を新たに収録しました。雪歩と真のふたりだったので、ひとり当たりの収録量は半分ずつになっていたにも関わらず、かなりたいへんでした。そのことを理解したうえで、ぜひ、亜美真美のライブを観てみたいです(笑)。

――なるほど、それで申し訳ないと。下田さんがかなりたいへんなことになりそうですが、観てみたい気もします(笑)。それでは、最後にプロデューサーさんへのメッセージをお願いします。

浅倉 
雪歩は気弱で、他人と距離を取ったりネガティブな発言をしがちですが、一本筋が通っていますし、努力を怠らない、本当に愛らしい、すごく大切な女の子です。これからも雪歩に興味を持っていただけるとうれしいですし、ずっと愛してくださっている方にも引き続き彼女を輝かせてもらえたら幸せです。

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