
『マリオブラザーズ』に初登場したときはマリオの色違いでしかなかったが、『スーパーマリオブラザーズ2』でマリオよりもジャンプ力が高くて、すべりやすいという性能に。この作品以降、ルイージのキャラ付けがされていくのだが、“ちょっぴり臆病”な性格をより強く印象付けたのは、初めて主役を務めた『ルイージマンション』だったと思う。
『ルイージマンション』は、2001年に発売されたニンテンドー ゲームキューブ用ソフトでローンチタイトルのひとつ。“永遠の名脇役”だと思っていたルイージが、ついに主役をゲットしたと驚いたのを覚えている。
今回、レビューで紹介するタイトルは、2013年にニンテンドー3DSでリリースされた『ルイージマンション』シリーズの2作目を、Nintendo Switch向けにHDリマスターした『ルイージマンション2 HD』。2024年6月27日に発売予定だ。ルイージと同じく、“ちょっぴり臆病”なライターのジャイアント黒田が、本作の魅力をお届けしよう。

HDグラフィックでルイージや個性豊かなオバケたちがますます魅力的に
美しくなったグラフィックで、ルイージやオバケたちの魅力が増しているのも好印象。ことあるごとにビビるルイージの姿はコミカルで、自然と顔がほころんでしまう。それと同時に、本当にオバケが苦手なことも伝わってくるので、親切心からルイージの力になってあげたいと思えてきた。

学生時代、とある洋館で、窓を突き破ってしまうほど元気いっぱいのワンちゃんに追いかけられて以来、筆者はホラーゲームが大の苦手。なのだが、本作は前のめりでプレイできた。その最大の理由は、登場するオバケたちが個性豊かで見ていて飽きないから。
冒険の舞台となる“オバ渓谷”にはさまざまなオバケたちが暮らしているのだが、どこか人間臭くて敵なのに親しみを覚えてしまう。序盤に出会えるオバケだけでも……。




ご覧の通り、非常に個性豊か。つぎはどんなオバケに出会えるんだろうと、ワクワクしながら新たなエリアを探索できた。マンションの種類がバラエティー豊富なのも、冒険心を刺激される。
たくさんのオバケが暮らすウラメ~シ屋敷、不思議な植物に覆われたノロワ~レ大樹、かつて時計工場だったジゴ~クロック工場、周囲が雪や氷で囲まれたヒャッキ~ヤ坑道など、魅力的なマンションが多数登場。HDグラフィックで細部まで美麗に再現されているので、オリジナル版で冒険し尽くしたプレイヤーも新たな発見があるはずだ。


オバケ退治から謎解きまで、ルイージの相棒“オバキューム”が大活躍!


ストロボを使う、オバケを吸い込むという一連の流れはシンプルだが、奥深いアクションが堪能できるのも大きな魅力。たとえば、オバケが複数出現する場面では、一度に複数のオバケを吸い込むことで格段に戦いやすくなる。ハルイドのように遠距離攻撃を仕掛けてくるオバケを相手にするときは回避も重要に。オバケを吸い込みつつ、いかにうまく攻撃を避けるのか。プレイヤーの腕の見せどころ。
さらに、マンションの奥で待ち受けるボスとの戦闘は、周囲の仕掛けをうまく使ってダメージを与える必要があるなど、プレイヤーの思考力も試される内容になっており、攻略法を考えるのがアツい。試行錯誤をくり返して、狙い通りボスを攻撃できたときは爽快だ。


オバキュームは、マンションに隠された仕掛けを解く際にも大活躍。空気を吸ったり、吐いたりすることで、ジャマな物を吸い込んだり、ロープを引っ張ったり、歯車やファンを風で回したりできる。また、ノロワ~レ大樹では、風船の実に空気を入れて空中散歩を楽しむことも可能。これは吸い込めないかな、あれは風の力で動かせないかなと、マンションに隠された仕掛けを探してつい寄り道してしまう。


マンションに収集物のお金や宝石、テレサが隠されているのも探索のいいスパイスに。クリアータイムや捕まえたオバケの数、受けたダメージ、集めたお金によってミッションクリアー時のランクが決まる要素も相まって、ベストを目指してリベンジしたくなった。

テラータワーで協力プレイも堪能できる

タワーテラーは、さまざまなミッションをクリアーしながら、タワーの最上階を目指すモード。インターネットに接続すれば世界中のプレイヤーと最大4人でチャレンジできるほか、Nintendo Switchを持ち寄ればローカル通信で家族や友だちともプレイできる。
発売後は、ゲームが大好きな12歳の息子とマルチプレイをするのが楽しみ。歳のせいか、タイトルによっては対戦プレイで息子に負けることも増えてしまったが、協力プレイなら父の威厳を保つことができるはず。ひとりでじっくり楽しむこともできるし、家族や友だちとも盛り上がれる本作は、夏休みに遊ぶゲームにもピッタリだ。



















