
現実? 夢? 謎と恐怖に満ちあふれた屋敷での大冒険





















このカメラを手にしてイスを撮影するまでがいわばチュートリアル。本当の『MADiSON』はここから始まるのだ。

謎解きは歯応え満点の難度! 時間制限があるものも








視覚と聴覚に訴えかけてくる怖さは一級品。恐怖の核となる設定も興味深い
いまさらだが、筆者はジャンプスケア(ビックリ系)のあるホラーが大の苦手だ。友人と部屋でホラー映画を見たときは画面から目をそらして音だけ聞いていたし、プライベートではホラーゲームを一切やらない。だからこのレビューの仕事が来たときは一瞬躊躇した。でもそこは仕事だから断らない!
単刀直入に言うと、本作は死ぬほど怖い。まずは音だ。ヘッドフォンでプレイしたのだが、場所によっては何かがいるような物音がしたり、背後のトビラが勝手に開く音が聞こえたりする。これらの音は謎解き中にも聞こえてくるため、謎解き画面から抜け出すのが怖くなることもしばしば。それとBGMがないので、静寂とSEのメリハリも利いていて、ひとつひとつの物音が恐怖感を倍増させていたのも印象的だった。あまりの怖さに、筆者は途中でヘッドフォンを外す場面もあった。



ハチャメチャに怖い本作だが、ゲームを進めていくと、悪魔とルカの一家には深いつながりがあることが判明。そこから徐々に物語の真相が見えてくるストーリーはかなり引き込まれるものがあった。屋敷内にはさまざまなアーカイブ的な読み物もあり、そこから世界観や家族たちのバッグボーンが見えてくるのもおもしろかった。ただ今回はテスト版ということもあって、ローカライズがやや不安定な箇所が見受けられたのが少し気になった。

謎解きとホラー、ふたつを満遍なく楽しめる、この夏おすすめの快作
ホラー要素はただ大きい音を連発するのではなく、静寂や些細な物音などを盛り込み、メリハリをつけながら要所要所でプレイヤーをしっかりと怖がらせるようにしていたのが印象的だった。静寂のあいだはいつ来るのだろう、という恐怖感も相まってつねにビクビクさせられた。悪魔のデザインもプレイヤーの正気度を奪うような、不気味かつグロテスクなデザインになっていたのもよかった点だ。プレイする際はヘッドフォンを忘れずに!


『MADiSON』(マディソン)
- プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4
- 発売日:2024年7月4日発売
- 発売元:Beep Japan/Perp Games
- 開発会社:Bloodious Games
- ジャンル:サバイバルサイコホラー
- 価格:通常版は4510円[税込]、限定版は7040円[税込]
- 備考:プレイステーション4版はダウンロード専売





















