SCEの新たな経営体制が発表――平井氏が代表取締役会長に、久夛良木氏は名誉会長を退任

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ソニー・コンピュータエンタテインメントは2011年6月29日、同社の新たな経営体制に関する発表を行った。

●代表取締役社長兼グループCEOにはアンドリュー・ハウス氏

 ソニー・コンピュータエンタテインメントは2011年6月29日、同社の新たな経営体制に関する発表を行い、2011年9月1日付けで、代表取締役会長に平井一夫氏(現:代表取締役社長 兼 グループCEO)、代表取締役社長兼グループCEOにアンドリュー・ハウス氏(現:ソニー・コンピュータエンタテインメントヨーロッパ社長 兼 CEO 兼 Co-COO)とする役員人事を明らかにした。また、代表取締役会長の佐藤明氏が8月31日付で退任することと、名誉会長の久夛良木健氏が6月28日をもって同職を退任したことも合わせて発表となっている。以下、リリースより抜粋。


 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は、本年9月1日付で、代表取締役会長に平井一夫(現:代表取締役社長 兼 グループCEO)、代表取締役社長 兼 グループCEOにアンドリュー・ハウス(Andrew House)(現:ソニー・コンピュータエンタテインメントヨーロッパ社長 兼 CEO 兼 Co-COO)とする役員人事を行いますのでご通知申し上げます。

 また、代表取締役会長の佐藤明は、8月31日付で退任いたします。なお、名誉会長の久夛良木健は、6月28日をもって同職を退任いたしましたので、あわせてご通知申し上げます。*

 ハウスは1990年にソニー株式会社に入社、広報業務を担当した後、1995年4月にSCEIのマーケティング&コミュニケーション部門に異動、初代「プレイステーション」(PS)およびゲームソフトウェアのマーケティングとプロモーション活動に貢献いたしました。1996年3月には、ソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカ(SCEA)のマーケティング担当のバイス・プレジデントに任命され、北米においてプレイステーションビジネスの市場を確立するための活動に邁進、また、「プレイステーション2」(PS2)、PSP「プレイステーション・ポータブル」の立ち上げ成功のための戦略施策を実行し、北米で「プレイステーション」を誰もが知るブランドに育てることに尽力しました。2000年より、マーケティングの責任者に加えて北米のゲームソフトウェアメーカー各社様とのリレーション全般の責任者を、また2003年からは開発サポートの責任者も兼務し、各社様と強固な関係を築き上げコンテンツ提携などを促進しました。プレイステーションビジネスの拡大と、北米におけるマーケティングおよびブランド確立に果たした功績を評価され、ハウスは2005年にソニー株式会社のCMO(Chief Marketing Officer)に就任しました。ソニーグループの横断的なマーケティング施策およびソニーブランドの価値創造を最重要課題として取り組み、豊かな想像を現実に結びつけるというソニーが創業以来持ち続けている企業姿勢を“make.believe”(読み:メイク・ドット・ビリーブ)という言葉で表現したソニーグループの新たなブランドメッセージを全世界に導入いたしました。

 2009年5月には、ソニー・コンピュータエンタテインメントヨーロッパ(SCEE)の社長兼CEO 兼 Co-COOに任命され、約100ヶ国を包括する欧州/PAL地域におけるビジネスの総責任者として、PS2、PSP、「プレイステーション3」(PS3)そしてPlayStationNetworkの拡大を図ってまいりました。

 今回の役員人事により、ハウスはSCEIのグループCEO として事業オペレーションの総責任を担うと同時に、平井や副社長の鈴木国正、各事業部長および各地域の子会社の経営陣と密接に連携をしながら、グループ経営にこれまでの豊富な経験とリーダーシップを活かし、PS3、PSPと

 年末から順次発売を予定している次世代携帯型エンタテインメントシステム「PlayStationVita」も含めた、プレイステーションビジネスのさらなる拡大に邁進してまいります。

 なおハウスの後任として、ソニー・コンピュータエンタテインメントヨーロッパの社長兼 CEOには、同社の現EVP兼Co-COOのジム・ライアン(Jim Ryan)が就任いたします。
佐藤は、1993年のソニー・コンピュータエンタテインメント設立に携わった創業メンバーの一員として、コンピュータエンタテインメントの世界において新たなビジネスモデルの確立に尽力すると同時に、特にゲームソフト制作においてその手腕を発揮、新しい才能を持ったゲームクリエイターを数多く見出し、創造性に富んだ作品の創出に貢献してまいりました。また、グローバルにソフトウェアの制作力のさらなる強化をはかるべく、日米欧のソフトウェア開発のリソースを結集したSCEワールドワイド・スタジオの創設にも尽力いたしました。2005年11月からは副社長兼 COOとしての役割を一旦離れ、取締役として業務全般の監督を行っておりましたが、2006年12月に代表取締役副会長に、また2009年7月には代表取締役会長に就任し、グループ経営全般を補佐してまいりました。
平井はソニー株式会社代表執行役副社長、コンスーマープロダクツ&サービスグループ(CPSG)プレジデントとして、家庭とモバイル空間双方で、ハードウェア、コンテンツ、そしてネットワークを融合し、ユーザーの皆様にユニークで使い勝手のよい顧客体験を提供するビジネスの創出に努めてまいります。同時に、SCEIの代表取締役会長としてハウスと共に、引き続きプレイステーションビジネスの更なる発展を加速してまいります。
鈴木はこれまで同様、ソニー株式会社業務執行役員SVP、CPSGデピュティプレジデントとして、特にITモバイル領域においてソニーグループに新たな価値の創造を生み出す戦略を推進しながら、SCEIの副社長としてハウスを補佐し、プレイステーションビジネスに積極的に取り組んでまいります。

 ハウスはこれまで欧米で培ってきた広範な経験と実績を活かしながら、プレイステーションビジネスのさらなる進化と拡大に努める一方で、CPSGが横断的に掲げる戦略を推進する平井と鈴木と常に連携し、SCEとCPSGが持つ技術や人材を含めたアセットを最適化しながらソニーグループ全体の競争力や収益の向上に貢献してまいります。

 「2006年12月に社長就任以来4年半の間に、PS3の継続的なコストダウンをはじめとしたプレイステーションビジネスの体質強化に全社一丸となって取り組み、昨年度は5期ぶりに黒字化を達成することができました。今年度も、PlayStationVitaの立ち上げ、PS3の更なる普及、ノンゲーム・ビジネスの拡大など、様々なチャレンジがあります。後任社長となるアンディはこれまでに彼が培った経験や専門知識を駆使し、プレイステーションビジネスの更なる拡大と新たな試みを実行していってくれるものと確信しています。また、佐藤さんが『プレイステーション』ブランドの確立とビジネスの拡大に果たした貢献ははかりしれません。プレイステーションビジネスにおける彼の数々の業績に感謝すると同時に、今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。」
(SCEI 社長兼 グループCEO 平井一夫)

 「2年前にプレイステーションビジネスに戻り、欧州/PAL地域でのビジネスの強化とさらなる拡大に全力で取り組んでまいりました。このたび、SCEIの社長職を拝命し、身の引き締まる思いですが、プレイステーションビジネスの更なる発展にまい進すると同時に、ソニーの他のビジネスユニットとも連携しながら新しい顧客体験の創造を追求してまいる所存です。」
(SCEE 社長兼 CEO 兼Co-COO アンドリュー・ハウス)

 「1993年の創業以来、ソフトウェアメーカー各社様から多くのご支援をいただきました。また、社内外の才能あふれるゲームクリエイターの方々に様々なタイトルを提供いただき、素晴らしい経験をさせていただくことができました。高品質なエンタテインメント体験をユーザーの皆様にお届けするという『プレイステーション』の使命は不変です。これまで『プレイステーション』を支えてくださったすべての皆様に改めて感謝いたしますとともに、これからもSCEならびにプレイステーションビジネスへの変わらぬご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。今まで本当に有難うございました。」
(SCEI 会長 佐藤明)

* ソニー株式会社のシニア・テクノロジー・アドバイザー職につきましては継続いたします。


● 役員人事(2011年9月1日付)
代表取締役 会長 平井一夫
代表取締役 社長 兼 グループCEO アンドリュー・ハウス
代表取締役 副社長鈴木国正

(ご参考) 取締役一覧
代表取締役 会長 平井一夫
代表取締役 社長 兼 グループCEO アンドリュー・ハウス
代表取締役 副社長鈴木国正
(非常勤)取締役ハワード・ストリンガー
(非常勤)取締役加藤 優

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