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【最速リポート】海外版『真・三國無双』、『Dynasty Warriors』体験リポート【E3 2011】

ゲーム PS Vita
昨日正式名称が発表されたSCEの新型携帯ゲーム機PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ)用に開発されているという『真・三國無双』シリーズの最新作『Dynasty Warriors(仮題)』(『真・三國無双』シリーズの海外名)を発見! プレイしてみた感想を現地からいち早くお届けしよう。

●PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ)ならではの新要素がてんこ盛り!

2011年6月8日〜10日(現地時間、2011年6月7日〜6月9日)まで、アメリカ・ロサンゼルスで開催中のE3 2011。さまざまなゲームが展示されるこの一大イベントで、PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ)用に開発されているという『真・三國無双』シリーズの最新作『Dynasty Warriors(仮題)』(『真・三國無双』シリーズの海外名)を発見! というわけで、本作をプレイしてみた感想を現地からいち早くお届けしよう。ちなみに海外版のため、表示される言語はすべて英語だったことを付け加えておく。
 会場で出展された試遊板では、『真・三國無双』シリーズの顔と言える武将、趙雲を操り、ひとつのステージを最後までプレイできた。趙雲のグラフィックはプレイステーション3で発売中の『真・三國無双6』とほぼ同様で、「いつもの趙雲だな」とすんなりゲームに入り込めた。しかし、少しして、この"違和感のなさが逆におかしい"ということに気付いた。PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ)という携帯ゲーム機で遊んでいるはずなのに、まるでプレイステーション3のゲームをプレイしているかのような、高精細のグラフィックがそこにはあったのだ。数々のクリエイターが口を揃えてPlayStation Vitaの描画性能を高く評価しているが、このグラフィックを見れば、それも納得というものだ。
 さて、いきなりPlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ)の凄みに飲まれてしまったが、気を取り直してプレイを続行。通常攻撃やチャージ攻撃、無双乱舞などを使い分けて敵兵をなぎ倒していくというゲーム性は、これまでの『真・三國無双』シリーズを踏襲している。画面のレイアウトも同じような感じなので、『無双』シリーズをプレイしたことがあれば、すんなりと遊べそうだ。
 ここからが本題だが、本作を語るうえで外せないのが、PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ)タイトルならではの新たなチャレンジである。新ハードの性能を活かしたギミックが多数導入されており、遊びに大きな幅をもたらしていた。
 まずは、無双乱舞と並ぶ奥義的な位置付けの新技"Shadow musou"。これは、発動後に背面タッチパッドを連打すると、広範囲を攻撃できるという技だ。試しに発動してみると……趙雲が地面に突き刺した槍から火柱が上がり、タッチした場所にいる敵をつぎつぎと撃破! 無双乱舞と同様に、敵を倒すと溜まるゲージを使用するので、場面に応じた使い分けが重要になりそうだ(もちろん、今回のバージョンでも、おなじみの趙雲の無双乱舞は使えました)。
 また、6軸検出センサーとマルチタッチスクリーンを組み合わせたタッチアクションも、当然ながらこれまでの『無双』シリーズにはないもの。こうしたタッチアクションは、ステージの特定の場所で必要となるようだ。今回は、PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ)の本体を傾けることで視点を操作。制限時間内に敵兵を視界内に収めつつ、タッチして倒すというアクションが楽しめた。難しい操作が必要ないうえに、メリハリにもつながっているので、個人的にはいいアクセントになっているように思う。なお、後で聞いたところによると、失敗すると敵兵にタコ殴りにされるとのこと。うまくいってよかった……。
 さらに、『真・三國無双』シリーズと言えば、敵兵をつぎつぎと倒してコンボ数を増やすのがお約束。本作では、このコンボに関連したシステムが新たに搭載されていた。コンボ数を増やすと溜まるゲージがいっぱいになった状態で敵兵などをタッチすると、趙雲がその地点に猛突進し、強烈な一撃をお見舞い! 無双乱舞などと違って操作キャラクターから離れた場所を攻撃しやすいので、こちらの新技も使い手がありそだ。
 "Chain Attack"という技が追加されたことで、コンボがつながりやすくなっていることにも触れておこう。趙雲のChain Attackは『真・三國無双6』の槍のヴァリアブル攻撃(武器を切り換えるときにくり出せる特殊な技)に似ていた。使用武器は変わらないが、コンボが繋ぎやすくなるヴァリアブル攻撃と考えてよさそうだ。
 そして、ステージの最後には、三国時代最強の猛者である呂布との一騎討ちが待ち構えていた。一騎討ちと言えば『真・三國無双3』や『真・三國無双5』でもあったが、本作の一騎討ちは、これらのものとは大きく異なる。まず、画面が趙雲の背後に大きく寄った状態で、より臨場感ある戦いを味わえるようになる。しかも、操作にボタンを一切使用せず、画面をなぞったり、タッチすることで相手にダメージを与えていくのだ。また、相手の攻撃に合わせて画面をなぞれば、攻撃を受け流すことも可能! 鍔迫り合いの局面でも画面に無数に出るマークをタッチするなど、とにかくPlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ)のタッチ機能を余さずに使っていた。なかでもとりわけ最高だったのが、ラッシュの演出。どうやら、相手にある程度ダメージを与えると"Rush!"という表示が出るようなのだが、このときに画面をひたすらなぞることで、連続攻撃がくり出せるのだ。指の動きに合わせて趙雲が攻撃してくれるのが非常に気持ちよく、ついつい両手の親指で、画面をなぞりまくってしまった。
 と、ひと通りの要素を体験し終えたところで、今回のプレイは終了。10分足らずのプレイ時間だったので、「もっとプレイさせてほしい!」と名残惜しい感じはしたが、その短いなかでもPlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ)の機能を活用した、さまざまな遊びを堪能できた。当然ながら、まだ開発途中ではあったが、本作が完成すれば、『真・三國無双』シリーズの新たな形が見えることは間違いない!

(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved. ※画面は開発中のものです。

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