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『ぷちっと★ロックシューター』ニコニコ生放送直後に新作タイトルの構想!?

ゲームブラウザゲーム

●御影良衛氏とCHAN×CO氏がオリジナルタイトルを制作!?

　2011年3月9日、ニコニコアプリ『ぷちっと★ロックシューター』のリリースを記念したニコニコ生放送が、東京・浜町のドワンゴにて行われた。この生放送には、同アプリの開発元であるイメージエポックの御影良衛氏、ゲーム中のボイスを担当予定の声優の今井麻美、そしてキャラクターデザインを担当したCHAN×CO氏が参加。『ぷちっと★ロックシューター』の魅力を大いに語る……番組になる予定だったのだが、開始から波乱の幕開けとなった。

　番組開始から、テンション高めでトークを始める御影氏と今井、そして番組の司会進行を務めたメガネ氏。それもそのはず。なんとリリース当日にアクセス過多のため、『ぷちっと★ロックシューター』のサーバーがダウン。その復旧に追われている中での番組スタートとなったのだ。御影氏は『ぷちっと★ロックシューター』について、「みんなでだらだら遊べるゲーム」とゲームのコンセプトを語り、さらに「サラリーマンを社会復帰させないためのゲーム」と裏コンセプトを付け加える。また、ゲームの魅力を語るかたわら、CHAN×CO氏は、色紙にイラストを続々と描いており、のちのちイラスト入りの色紙は、番組視聴者へのプレゼントとなった（後述）。


▲息のあったトークで、サーバーダウンという困難を乗り越えるメガネ氏（左）、御影氏（中央）、今井（右）。


▲「いっしょに遊ぶ人がいない人はどうすれば？」という質問に対し、「僕と友だちになりましょう！ Twitterに僕のニコニコIDを晒すので、そこからフレンド登録してください」と呼びかける御影氏。

　そして、いざゲームを紹介しようとするも、なんと番組のために用意していたテスト用の環境すらもダウンしてしまい、ついには紹介不可能な状態になってしまう。そこで、CHAN×CO氏が視聴者からのリクエストに応えてイラストを描くことに。何を描くかという段で、衣装を、メイド、和服、チャイナドレス、騎士の中から視聴者の投票がイチバン多かったものにすることに。さらに、そのイラストのキャラクターは今井の似顔絵キャラクターにすることが決められる。投票の結果、騎士ミンゴスを描くことになったCHAN×CO氏は、大急ぎでイラストを仕上げることとなった。


▲CHAN×CO氏の描いたイラストの数々。


▲今井は、「無料で遊べるんですか？」といったゲームの根本的な部分から、多岐に渡った質問を御影氏に投げかける。この質問の数々に、視聴者からは「ナイスフォロー」といったコメントがつけられた。

　そんなやり取りが続く中、なんと奇跡的にテスト環境サーバーが復帰。これによりゲームを実際にプレイしながら、『ぷちっと★ロックシューター』に用意されたさまざまな機能を紹介。概要としては、ぷちっと星という惑星で、自分で作ったアバターを主人公に、ぷちっと星人を捕らえて集め、多彩なアイテムをゲットしていくというもの。御影氏によると「（ダンジョンの）奥に行けば行くほど、エロいねーちゃんがいると思う」とのことだ。なお、今後のアップデートでフレンド機能を搭載し、多彩な新要素が加わる予定で、フレンドと戦うこともできるようになる様子。ただし、“PK（プレイヤーキル）”というほどのものではないそうで、「ゆるい世界設定に合わせて、憎しみの残らない形にします」と御影氏は語った。

　ゲームの紹介を終えると、今度はクイズ大会。CHAN×CO氏が番組中に描いた3枚のイラストサイン色紙をクイズに正解した人にプレゼントするというもの。御影氏を始めとする出演者たちの誘導に引っかかる視聴者も多く、うまく誘導できるたびに御影氏がニンマリと笑顔を浮かべる姿が印象的だった。数々のトラブルに見舞われながらも、番組は終了の時を迎える。御影氏は「生まれて始めてニコ生で必死感が出ました（苦笑）。もう2度と発売日にニコ生には出ない！（笑）」とコメントして笑いを誘い、今井も「お友だちを増やして遊んでいただければ。私はどこで出てくるでしょうか？　ドキドキ」と自分がどのような形でゲーム中に出てくるか、ナゾを残したまま番組は終了した。


▲クイズ大会ではさまざまな問題が出題され、今井が考えた問題も出題されるという展開も。


▲CHAN×CO氏が描いたイラストに、「匂いをつける！」といって色紙に顔をこすりつける今井。自由です。

　なお、今回リリース直後に緊急メンテナンスに入ってしまったことのお詫びとして、緊急メンテナンス前に『ぷちっと★ロックシューター』に登録をしたユーザーに対し、“BRSの眼黄”（目の炎アクセサリー）がプレゼントされることに。メンテナンス前に登録を済ませていたユーザーは要チェックだ。

■番組放送直後に御影氏＆CHAN×CO氏へインタビュー

――まずは、番組を終えての感想をお聞かせください。
御影　見ての通り、アドリブで全部やっておりまして、必死感が出てしまいました（苦笑）。リリース後に、予想の数倍のお客さんが来てしまって、ラインを太くしなければいけない状況になってしまいました。これは、こちらの考慮不足でした。『ぷちっと★ロックシューター』なんですけれども、さきほど生放送で語ったとおり、（2011年）3月16日から25日のあいだでフレンド機能というものをベースに大型の拡張をしていこうと思っています。4月以降には、マイルームのカスタムだったり、ほかのカスタム要素をさらに拡張していく予定です。いまは自分のアバターがドレスアップできるんですけれども、宇宙船の中などもカスタムできるようにしていきますので、3月、4月は隔週ペースで機能拡張をさせていただいて、ユーザーさんが飽きないような施策をしようかな、と考えております。ただ、その施策ばかり考えて、待機領域が足りなかったというのは盲点でした。また、サービススタート最初期に登録していただいて、メンテナンスでゲームから抜けてしまった方には、お詫びとしてアクセサリーを無償でプレゼントさせていただこうと思っています（※上記、“BRSの眼黄”）。

――CHAN×COさんは、『ぷちっと★ロックシューター』の制作に携わっていかがでしたか？
CHAN×CO　そうですね。数が多かったので……（笑）。キャラクターだけじゃなく、背景とか、フォントとか、パーツをほとんど全部やっているので。
御影　『ぷちっと★ロックシューター』の画面レイアウトなども全部やっていただいていて。
CHAN×CO　まさかのアバターだけじゃなかったんですよね（笑）。
御影　だから、アートディレクターと言ってもいいですよ。ホントに。

――期間はどれぐらい関わられているのですか？
CHAN×CO　『ぷちっと』が始まったときからですね。
御影　『ぷちっと★ロックシューター』っていうブラウザゲームを作るんで、やってくれませんか、という話をしにいって、そこから最後までずっとつきっきりですね。去年の夏終わりぐらいですよね？　8月か9月ぐらいですね。

――それからずっと、この作品だけに集中されていたわけですか？
CHAN×CO　というわけではないですね。
御影　もう1本ありますね。何かは言えませんが（笑）。

――『ブラックロックシューター THE GAME』の開発状況は？
御影　2011年4月ごろには発売日の告知をしたいな、と思っています。ゲームの進捗としては、各パーツはできている状況です。バトル、イベント、クエストなど、ゲーム全体の骨子ができています。発売日を告知してからゲームの詳細は出していけると思います。

――『ブラックロックシューター THE GAME』と『ぷちっと★ロックシューター』の連動はないのでしょうか？
御影　『ぷちっと★ロックシューター』のほうに『ブラックロックシューター THE GAME』に登場するオリジナルキャラクターのアバターを追加していこうと思っています。ただ、ゲームとの直接的な連動や、世界観の連動というのは基本的に行ってばいない形です。というのも、『ブラック★ロックシューター』というひとつのIPを使って、アニメだったりフィギュアだったり、僕らの場合はゲームを作らせて頂いているんですけれども、みなスタッフは違うんですね。『ぷちっと』チームと『THE GAME』チームももちろん別のチームです。なので、世界観は完全に遮断して、自分たちが思い描く『ブラック★ロックシューター』を作っています。ニコニコ動画でいう”作ってみた”みたいな感じで、作家の色を出すという形でやらせていただいていますね。

――ちなみに、CHAN×COさんの今後の活動予定は？
CHAN×CO　いまのところは……。
御影　じゃあ、僕といっしょに何か作りましょうよ。
CHAN×CO　じゃあ、作りますか（笑）。
御影　僕はNGPかニンテンドー3DSがいいです。
CHAN×CO　簡単な軽めのヤツがいいです。
御影　あー。
CHAN×CO　え？　重いのですか？（笑）
御影　すっげー重いシミュレーションRPG作りません？　チビキャラで。モデリングもしましょうか？
CHAN×CO　いいですね。
御影　じゃあ、約束ですよ。絶対作りましょうよ
CHAN×CO　本当ですか（笑）。じゃあ、やりますか。
御影　はい。決定で（笑）。ちなみにCHAN×COさんの好きなゲームジャンルは何なんですか？
CHAN×CO　好きなのは、単純にRPGですね。イチバン遊ぶのはRPGですね。
御影　ほほう。じゃあ、大作RPGにしますか。

――CHAN×COさんのイラストを3Dにするのは難しそうな気がするんですけれど。
御影　ぜんぜん難しくないです。だってウチがつぎに出すRPG、チビキャラで3Dですもん。これはかなりクオリティー高いですから。チビキャラ3Dぜんぜん対応できます。でも、ドットでもいいですよね。最近『ディスガイア4』が出ましたけど、ああいう映像表現もいいですよね。
CHAN×CO　ああ、いいですね。かわいいですし。