2010年最後の“I Love iPhone”でiPhoneアプリ年間アワード発表 超貴重なデータも公開

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Apple Sore銀座にて“I Love iPhone×Apps Vol.11”のイベントが行われた。iPhoneアプリ年間アワードの発表や、プレゼント大会など盛りだくさんの内容となった。

●ナンバーワンアプリはなに!?

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 2010年12月15日、Apple Sore銀座にて“I Love iPhone×Apps Vol.11”のイベントが行われた。イベント名のとおり、11回目を迎える“I Love iPhone”はこれが今年最後ということもあって、iPhoneアプリ年間アワードの発表や、2010年のAppStoreをテーマとしたトークなど、盛りだくさんの内容となった。そのほか、参加者へのプレゼント大会もあり、非常に賑わった会場の様子をお届けする。

 司会を勤めたのは、今回もアプリヤの新城氏。まずは、iPhoneアプリ年間アワードの発表が行われた。これは、12月18日に発売され雑誌“iPhone Magazine”にも掲載される同賞の受賞作をいちはやく発表するというもの。各賞の受賞作と受賞者のコメントは下記のとおり。

大賞
ツイットキャスティング・ライブ - TwitCasting Live
制作者:サイドフィード
登壇者:赤松洋介

コメント:じつは、正月に寝坊したのがプロジェクトのきっかけなんです。年末にいつの間にか寝ちゃってて、そのまま年を越してしまって、年の始めからこれじゃいかんと作り始めたのがこれなんです。会社としては2本目のiPhoneアプリだったんですが、これほど人気になるとは思いませんでした。今後はもっとコミュニケーションが楽しくなる仕掛けを入れていきたいと思っています。同種のサービスであるUstreamとかとの差別化も考えていきたいですね。

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デベロッパー賞
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』、『適当日記
登壇者:ダイヤモンド社の電子書籍チーム

コメント:(総勢6名で登壇し)べつに浮かれてこんなにたくさんで来ているわけではなくて、これくらい大勢の人間が関わっているということです(笑)。さらに、非常に評価の高いDリーダーを開発してくれた高山さんも来てくれてます。実際にアプリの書籍を作ってみて、書籍がゲームやほかのアプリと勝負をするということがすごく新鮮でした。それで実際にランキングの1位になったりもしているので、「あ、テキストでも勝負できるんだな」というのが実感できました。

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 ダイヤモンド社はこのほかに、現在開発中のアプリとして『ダイヤモンドブックス』という、アプリ内で同社の電子書籍を購入できるストアタイプのアプリを紹介。アプリ内の書籍を一括管理でき、文章にマーカーをつけて保存したり、Twitterに投稿できる機能などを搭載する予定とのこと。苦戦するストアタイプのアプリが多いだけに、本アプリには期待したいところ。

 続いて、iPhone Magazine編集部によるトークショーが行われた。同誌は、iPhoneアプリの紹介をメインにした雑誌だが、コンセプトはふつうの人目線での雑誌作り。iPhoneがマニアックなガジェットと思われないような誌面づくりを心がけているそうだ。実際の誌面も、iPhoneを使用しているユーザーの生の声を載せるコーナー(しかも世界中の)があったり、ユーザーの意見をそのまま反映させた企画などが掲載されている。

 今後については、スピード感ではWebに負けるかもしれないけど、そこをカバーする楽しさみたいなものを追求していきたいとのこと。

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 続いては司会の新城氏が、今年のAppStoreを振り返るというテーマでのトークを展開。ここでは、アプリヤが2009年1月1日から2010年の12月14日(イベント前日)までの約2年間に渡ってAppStoreの動向を調べて作成した貴重なデータが公開された。

 新城氏曰く、2010年は人気ジャンルに変化のあった年だと言う。データ上で顕著だったのが、無料・有料ともにライフスタイルとソーシャルネットワーキングのジャンルが大幅な伸びを見せていたこと。これはiPhone使用者の多くがTwitterなどのソーシャルサービスを積極的に利用していることが原因と考えられる。

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 長期間ランクインし続けたアプリのデータなども公開。そのなかで、『テトリス』をTwitterとの関連性が高いモデルケースとしてピックアップ。ツイート数とDL数の伸びが完全に一致したグラフデータから、Twitterや、力を持ったWeb媒体の影響力が高まっているとコメントした。

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 また、近年のiPhone人気からアプリを作ろうとする企業も非常に多くなっているが、そこに発生している問題について新城氏は指摘した。「スマートフォンの知識格差が開発者と事業社とのあいだで広がっています。開発者にくらべて、事業社の側の知識が不足しているのが現状。もっと市場を研究すべきです」と業界に警鐘を鳴らす発言も。今後は3つのリサーチポイント“市場トレンドデータ”、“レビューデータ”、“Twitter連携データ”を十分に研究した上で、さらに市場を大きく発展させてほしいと締めた。

 最後に行われたプレゼント大会では、人気アプリ『Bump』のマッチング機能を使って当選者を決めるというおもしろい趣向がとられたが、残念ながら参加者数が多すぎてマッチングがうまくいかないという結果に。すぐに大ジャンケン大会に切り替わって続行され、結局は参加者全員がなんらかのプレゼントを手にすることができ、大満足のイベントとなった。

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