HOME> ニュース> 植松伸夫氏の新バンドEarthbound Papasが吠えた! “犬耳家 親族会議 vol.5”リポート

植松伸夫氏の新バンドEarthbound Papasが吠えた! “犬耳家 親族会議 vol.5”リポート

ゲーム
2010年10月30日、東京都渋谷にあるライブハウス、Shibuya DUO Music Exchangeにて、“犬耳家 親族会議 vol.5”が開催された。

●ピアノソロ、打ち込みファンク、そしてロック。耳に楽しいゲーム音楽イベント!

 2010年10月30日、東京都渋谷にあるライブハウス、Shibuya DUO Music Exchangeにて、“犬耳家 親族会議 vol.5”が開催された。

 犬耳家 親族会議とは、作曲家・植松伸夫氏のレーベル、Dog Ear Recordsのファン感謝イベント。毎回ゆかりのゲストを招き、演奏にトークにと、多彩なプログラムで会場に集まったファンを楽しませてくれるのだ。

 この日の目玉は、何と言っても新しく結成されたバンド”Earthbound Papas”。そして、ドイツから来日した新進気鋭のピアニスト、ベンヤミン・ヌス氏の演奏。さらに、懐かしのファミコンサウンドをピアノで演奏する3人組のユニット”ピアコンズ”から、中山博之氏と甲田雅人氏によるソロ演奏など、聴きどころたっぷりの内容だった。


■セットリスト
サイモンガー・モバイル
 「BABA 1960」
 「あの大物が、できちゃったコン!?」
 「大岡越前のテーマ」※時代劇のテーマソングのカバー曲

“ピアコン2号”こと中山博之
 「ステージ1 『迷宮組曲』より」
 「ステージ1BGM 『がんばれゴエモン! からくり道中』より」
 「水の巫女エリア 『ファイナルファンタジーIII』より」
 「スタートデモ〜1st&2nd BGM 『魔界村』より」

“ピアコン3号”こと甲田雅人
 「VampireKiller 『悪魔城ドラキュラ』より」

ベンヤミン・ヌス
 「強敵出現! 『ロストオデッセイ』より」
 「私の涙と空 『ブルードラゴン』より」
 「ティナのテーマ 『ファイナルファンタジーVI』より」
 「Years and Years ―ベンヤミン・ヌスに捧ぐ」※植松氏作曲によるオリジナル曲

Earthbound Papas
 「Liberi Fatali 『ファイナルファンタジーVIII』より」
 「再臨:片翼の天使 『ファイナルファンタジーVII』より」
 「僕の街が森になるまで…」※植松氏作曲による自由ヶ丘森林化計画テーマソング
 「GuinSaga ―Grand Opening 『グインサーガ』より」
 「Highway Star」※Deep Purpleのカバー曲
 「Eternity 『ブルードラゴン』より」

サイモンガー・モバイル

ph01

▲『KORG DS-10』やiPhoneアプリを駆使するひとりファンクユニット。演奏された『BABA 1960』はiTunesで配信中! 11月6日には渋谷7efというライブハウスでのパフォーマンスも予定されている。

“ピアコン2号”こと中山博之

ph02

▲9月に発売された2枚目のアルバム、『ピアコンII』から、4曲を演奏。自称・ショパンの生まれ変わりとのことで、終始植松氏にツッコミを入れられていた。なお中山氏は、東京湾を巡る客船、シンフォニー号のクリスマスライブクルーズに毎年演奏者として参加しているとのこと。

“ピアコン3号”こと甲田雅人

ph03

▲植松氏とは、『FFXI』のバンド”THE STAR ONIONS”参加からの付き合いという甲田雅人氏がシークレットゲストとして登場。甲田氏が手掛けた『モンスターハンター』シリーズのメインテーマ『英雄の証』を、「どんな曲だったっけ?」と聞かれて思わず口ずさむお茶目なひと幕も。また、発売を2011年春に控える『El Shaddai(エルシャダイ)』の楽曲担当だと語った際には、なぜか会場全体からあたたかい(?)笑いが……。

ベンヤミン・ヌス

ph04
ph05

▲日本初お目見えとなるベンヤミン・ヌス氏は、数々のピアノコンクールで受賞歴があり、名門クラシック音楽レーベルであるドイツ・グラモフォンから、植松氏の楽曲でデビューを果たした天才ピアニスト。もちろんゲームも大好きで、中でも大好きなのは『FFX』と『FFVII』なのだとか(編註:通訳では『FFVIII』と紹介されたが、実際は『FFVII』)。

▲「僕の若いころは気軽に海外へ行ける時代でもなかったのに、この歳になってドイツの若くてすばらしいピアニストとこういう形で出会えるなんて思わなかった。時間が経過することで、人間関係や環境、いろいろなことが変わっていくんだよね……」と植松氏が思いを語った「Years and Years ―ベンヤミン・ヌスに捧ぐ」。この曲は、ベンヤミン氏が「植松氏のあたたかい人柄を表わした」と述べた「ノブオのテーマ ―植松伸夫に捧ぐ」とともに10月27日に発売になったばかりの『植松伸夫作品集 ファイナルファンタジー/ロストオデッセイ/ブルードラゴン』に収録されている。

佐藤界飛コーナー

ph06

▲3月に開催された”犬耳家 親族会議 vol.4”でも行なわれたスピリチュアルカウンセリングのコーナー。チケットの半券の数字を植松氏に読み上げられた観客の悩みを、エネルギーカウンセラーの佐藤界飛氏(http://twitter.com/satokaihi)がその場でズバズバとカウンセリング。佐藤氏監修のiPhonアプリやパワースポットツアーの紹介もされた。

Earthbound Papas

(オルガン&キーボード・植松伸夫、ギター・岡宮道生、キーボード&ギター・成田勤、ベース・弘田佳孝、ドラム・羽入田新、コーラス・佐々井康夫、木村K児、リトルビッグバード)

ph07
ph08

▲植松氏曰く、THE BLACK MAGESの遺志を受けつぎ、かつ、もっとねじ曲がった音を試みるバンド。現在、来年2月〜3月にライブができるように、アルバムを鋭意製作中。『FF』の楽曲に加え、『ロストオデッセイ』など、植松氏のさまざまな音楽をバンドアレンジしていくという。

▲植松氏が一度やってみたかったというDeep Purple「Highway Star」のカバー、そして間髪入れずに「Eternity」。ボーカルに佐々井氏を迎えた演奏は、この日いちばんの盛り上がりを見せた。

ソーシャルブックマーク

  • Yahoo!ブックマークに登録

評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー

※ ブログ・レビューの投稿はこちら!ブログの使い方

この記事の関連URL

この記事の個別URL

その他のニュース

【ゲームソフト販売本数ランキング TOP30】集計期間:2024年04月15日〜2024年04月21日

6年4ヵ月ぶりに『マリオカート8 デラックス』が首位を獲得

Switch『スーパーモンキーボール バナナランブル』先行レビュー! おサルを転がし家族や友だちとワイワイ楽しめるパーティエンターテインメント

シンプルなゲーム性ながら熱中度抜群のアクションゲーム『スーパーモンキーボール バナナランブル』。その先行プレイレビューをお届け!

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第45回

サイバーコネクトツー松山社長が『戦場のフーガ』の開発秘話を赤裸々に解説する『インターミッション』。第45回をお届け。

【ザラキと月のほのぼのひとコマ】『チェイサーゲーム』シーズン2 外伝 レディのたしなみ編

アニメ業界の闇に切り込む内容となったシーズン2の『チェイサーゲーム』は、実在のゲーム制作会社サイバーコネクトツーを舞台にしたゲーム業界お仕事マンガ。シーズン2の外伝 レディのたしなみ編を掲載。

『ヴァガンテ』Switch版・PS4版が4月25日に発売。最大4人で財宝が眠る危険なダンジョンに挑むローグライクアクション

ローグライト・プラットフォームアクション『ヴァガンテ』のSwitch版/プレイステーション4版が4月25日に発売。

漫画家・ぱげらった制作のホラーアドベンチャー『妄想凶ザナトリウム』家庭用ゲーム機/Steam版が4月26日発売。海水浴エピソードを新たに収録

ケムコは、ホラーアドベンチャー『妄想凶ザナトリウム』Nintendo Switch、プレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)版を2024年4月26日(金)に配信開始する。

ギャグ漫画『ELDEN RING 黄金樹への道』第42話公開。ラダーンとの激闘がついに決着を迎える!

アクションRPG『エルデンリング』をもとにしたギャグ漫画作品『ELDEN RING 黄金樹への道』が、“COMIC Hu(コミックヒュー)”にて2024年4月19日に更新され、新たに第42話が公開となった。

スシローで『【推しの子】』コラボが4月24日より開催。B小町の3人が公式アンバサダーに就任。限定シール付き監修スイーツや寿司が登場

テレビアニメ『【推しの子】』と回転寿司チェーン店・スシローのコラボキャンペーンが2024年4月24日より開催。作中に登場するアイドルグループ・B小町のメンバーが公式アンバサダーに就任。