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接客は筋書きのないドラマだ！ “第4回接客スタァ誕生！！”

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タイトーは2010年10月13日、千葉県の東京ディズニーホテルで、アミューズメント施設クルーの接客ナンバーワンを決める“第4回接客スタァ誕生！！”コンテストを開催した。

2010-10-13

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●接客がこんなにスリリングだったとは……

　タイトーは2010年10月13日、千葉県の東京ディズニーホテルで、アミューズメント施設クルーの接客ナンバーワンを決める“第4回接客スタァ誕生！！”コンテストを開催した。これは、タイトーのアミューズメント施設クルーの接客技術の向上などを目的としたコンテスト。全国2000名の中から選ばれた、13店舗25名（1店舗につきふたり選出。この日はひとり欠席）が、ふだんの業務の中で培ってきた接客術を競い合った。

　4度目の開催となった接客スタァ誕生！！だが、今回は従来までの内容からいくつか変更が行われている。まず、参加対象となる店舗にフランチャイズも加えて、より多くのクルーたちにコンテストの門戸を開いた。ステージ上に設置される機器にも追加が。これまではクレーンゲームとメダルゲームのみ置かれていたが、今回からはビデオゲーム機も登場。クルーの得意分野も考慮しつつ、より幅広いジャンルで審査を行おうという考えだ。なお、審査員は和田洋一取締役社長を始めとするタイトーの役員と、ニンテンドーDS用ソフト『私のハッピーマナーブック』で監修を行ったカリスマ・マナー講師の西出博子氏、会場となった東京ディズニーホテルで教育係などを担当している藤本麻樹氏が務めた。

　クルーたちに与えられた課題は、そのものずばり“アミューズメント施設での接客”。すでに説明したとおり、ステージ上には複数のアミューズメント機器が置かれている。クルーたちはそこで、お客役の人たちが仕掛けるアクシデントなどに対応していくのだ。審査ポイントは接客の基本的なスキル、お客との良好な関係作りのスキル、感動のおもてなしができるスキルという3つ。これらの合計得点を基準に審議し、表彰者が決定するという流れになっている。

　記者は恥ずかしながら一度も接客業に就いたことがないため、クルーたちの接客術についていろいろと語ることはできないのだが、その内容は想像以上にスリリングであった。他店のメダルを使用するお客を直前で制止するスピード感、プリクラを使おうとした男性ふたり組（施設によっては男性だけでの使用が不可）との一進一退の攻防、そしてプライズゲームでガラスを叩いて賞品を落とそうとするお客との緊迫した説得シーンなどなど、手に汗握る場面が相次いだ。……というのは言いすぎかもしれないが、演技者たちが仕掛けた行動に対する、クルーたちの反射神経のよさには驚かされるばかり。接客レベル0の記者からすれば、誰に接客されてもありがたいと思ってしまうほど、皆本当に気配りの効くクルーたちであった。

　そんなハイレベルなコンテンストを制したのは、タイトーステーション溝の口店の佐藤寛宣さんと、高野朱華さんコンビ。佐藤さんは「自分の接客にますます自信が持てるようになりました。今後、この技術を広めていきタイトーステーション全体のレベルがアップしていけばいいと思います」と、“接客スタァ”にふさわしい立派なコメントを残した。最後は和田社長が今回のコンテストを総評。「皆さんがいままでやってきたことは必ずお客様に伝わると思う。自信を持って、自分たちのお店に戻ってください」と、すべての参加者にメッセージを贈った。