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THQ、『HOMEFRONT』ほか新作のプレスイベントを開催

プレイステーション3 Xbox 360 海外ニュース
2010年9月17日、THQが東京ゲームショウ2010会場近くでプレス向けイベントを開催。日本未上陸のタイトルをチェックしてきたぜ!

2010-09-19

 2010年9月16日から19日まで、幕張メッセで東京ゲームショウ2010が開催中。ゲームショウといえば、会場近くで行われるプレスイベントも欠かせないもの。THQは9月17日にプレスイベントを開催し、FPS(一人称視点シューティング)『HOMEFRONT』をはじめとする新作を披露した。ほぼすべて日本発売は未定だが、魅力的なタイトル群の最新情報をお届けするとしよう。

●マリーン対オーク軍団! 特濃設定のTPSはアクションも快適

Spacemarine 3

 記者が今回注目したいのは『Warhammer 40,000: Space Marine』。すでにファミ通.comでも何度かお伝えしているように、ウォーゲーム『Warhammer 40,000』の世界をベースとするTPSで、軍需産業で成り立つ工場だらけの星を舞台にオークと人類が戦うという、SFとファンタジーがミックスされた世界観が特徴だ。E3ではムービーしかチェックできなかったが、今回は開発スタッフによるデモを見ることができた。

Spacemarine 1
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 キャンペーンモードはは8時間から10時間ぐらいを予定しており、今回見せてもらったのはゲームを3時間ほど進めた場面。主人公は飛行艇に乗っているが、背中にロケットパックを装備したオークが突如飛来し、攻撃を仕掛けてくる。飛行艇に装備されているマシンガンでオークを撃ち落としていくのだが、オークに張り付かれた飛行艇が墜落してしまう様子が見れたほか、空戦から地上へと戦場が変わっていくなか、映画のようなダイナミックな演出を取り入れていてなんともかっこいい。地上でも大量のオークが主人公に襲い掛かるが、スペースマリーンの装備しているアーマーは特殊で、ひとりでオーク1000人に立ち回れる一騎当千な代物。このため、本作にはカバーアクションがない。隠れるとアーマーのコンセプトが崩れるからだそうだ。

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Spacemarine 2

 正面から並み居るオークをなぎ倒して進んでいくのに役立つのが近接攻撃。長剣にチェーンソーの機能を付けた物騒な代物で、銃撃中から瞬時に繰り出すことができる。ワンクッションを置かないことで、ストレスを無くしているのがありがたい。一方で、装備品が重いためか、ダッシュすることはできないものの、倒れている相手を踏み潰してトドメを刺すことはできる。オークの上半身が木っ端微塵に吹っ飛ぶと場内に笑いが。このように、ごっついスペースマリーンが醜悪なオークを力任せに一掃していくという、胸焼けがしそうなほど濃厚な豪快アクションが特徴となっている。

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 スタッフに確認したとこと、武器は15種類前後を予定しており、戦闘でポイントを稼ぐことでカスタマイズすることが可能。詳細は話せないとのことだったが、COOP(協力プレイ)はキャンペーンモードを複数人でプレイするのとは別のスタイルのものを予定しているという。プラットフォームはプレイステーション3、Xbox 360、PCで、リリース予定は2011年後半だ。

●破壊の美学はさらに極まる『Red Faction: Armageddon

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 2009年にスパイクから発売された、プレイステーション3、Xbox 360用ソフト『レッドファクション:ゲリラ』の続編『Red Faction: Armageddon』が日本初上陸。開発元であるVolitionのスタジオマーケティングマネージャー、エリック・ベイカー氏による実機を交えてのデモが披露された。本作の舞台となるのは前作から50年後の火星。主人公は、『レッドファクション:ゲリラ』に登場したアレック・メイソンの孫にあたるダリウス・メイソンだ。

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 前作では、フィールドにあるものは何でも壊せるというゲーム性が話題を集めていたが、シリーズ最新作でもそのへんは健在。破壊エンジンはVolitionが独自に開発した“Geo-Mod 2.0”が採用されており、「壊れかたがつねに異なるので爽快感もひときわ」(ベイカー)とのこと。そんな“Geo-Mod 2.0”の性能を体現したかのような武器がマグネットガン。こちらは、ある物体を引き寄せてほかの物体にぶつけて壊せるというスグレものだ。一方で、このマグネットガンは破壊したものを修復できるという機能も持っている。たとえば、敵に攻め込まれて危機的な状況に陥ったら、自分のまわりに壁を作って、味方の到着を待つこともできる……といった具合だ。もちろん、作った壁は自分で壊すことができる。

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 デモプレイではさらに、ダリウスが“レッドファクションレオ”と呼ばれる二足歩行のアーマーを装着。敵を蹴散らしていくさまが紹介された。絶大な破壊力を誇る“レッドファクションレオ”だが、耐久力が決まっており、一定時間が経つと装着できなくなってしまうとのこと。

 ちなみに前作で象徴的だった武器“スレッジハンマー”は本作でも健在とのことで、さらにカッコよくなっているとのことだ。マルチプレイやコープ(協力プレイ)もどうやら搭載されるようで、「いずれ時期がきたらお話しします」とのこと。本作は北米では2011年5月発売を予定している。

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 引き続きTHQ バイスプレジデント ブランドマネジメントのケビン・クラフ氏のプレゼンに移り、PlayStation StoreとXbox LIVE アーケード用タイトルとして『Red Faction: Battle Grand』が開発中であることが明らかにされた。こちらは、『Red Faction: Armageddon』に登場する乗り物を駆使して戦う、対戦型のアクション。乗り物はスピードタイプや、強力な破壊力を持つタイプなど多岐にわたる。どの乗り物を選んで、どういった戦略で戦うかが本作の楽しさと言えるだろう。マップの数は4つあり、ファクトリーを思わせるものや氷で覆われたマップなどがあるという。

 本作は、オンライン&オフラインとも最大4人が参加してのマルチプレイが可能で、“デスマッチ”や“キャプチャー・ザ・フラッグ”などのルールで楽しめる。オンラインでのマルチプレイはフリーでマッチメイクされるとのことだ。北米での配信は、『Red Faction: Armageddon』の発売よりひと足早い2011年3月〜4月を予定しているらしい。

 『Red Faction: Armageddon』に関しては、テレビ映画なども予定されているようで、THQを代表するブランドのひとつに成長した感もある。“破壊”の楽しさを突き詰める、同作の日本発売を期待したいところだ。

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●そのほかにも注目タイトルが

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 ノーマークだったものの取材チームで評価が高かったのは『WWE ALL Stars』。THQが毎年リリースするユークス開発のプロレスゲーム『WWE Smackdown vs Raw』とは異なり、古きよきアーケードスタイルの豪快さを持ったプロレスゲームとなっている。ただでさえマンガのようなキャラクターのWWE所属スーパースターが、さらにおおげさに描写され、マンガのような大乱闘をくり広げる。現在は俳優に転向したロックなど、伝説のスーパースターも登場。見せ場となる必殺技に入ると大仰な演出も入り、細かいことを気にしないバトルをスカッと楽しめそうだ。また、THQの次期主力タイトルとして力を入れているFPS(一人称視点シューティング)『HOMEFRONT』は、新要素が大々的に公開された。こちらは時をあらためてじっくりリポートするので、少々お待ちいただきたい。FPS派の人、期待してオーケーですよ!

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