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『メタルギア ソリッド ライジング』世界初公開デモプレイでファンの心を“斬奪”

プレイステーション3 Xbox 360 PC ゲーム
東京ゲームショウ2010一般公開日のKONAMIブースは、初っぱなからビッグイベント。今年のE3やgamescomで映像が公開され、世界が注目しているプレイステーション3、Xbox 360、PC向けゲーム『メタルギア ソリッド ライジング』のスペシャルステージイベントが行われた。

2010-09-18

●小島監督の『MGS』とは違う新たな『MGS

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▲松山プロデュサー。

 東京ゲームショウ2010一般公開日のKONAMIブースは、初っぱなからビッグイベント。今年のE3やgamescomで映像が公開され、世界が注目しているプレイステーション3、Xbox 360、PC向けゲーム『メタルギア ソリッド ライジング』のスペシャルステージイベントが行われた。『メタルギア ソリッド』シリーズのイベントと言えば、小島秀夫監督や豪華ゲスト陣が登場し、ファンがギッシリ集まることで知られているが、今回のイベントには松山重信プロデューサーと木村峰士ディレクターのふたりが登壇したのみだった。しかし、さすが『メタルギア ソリッド』シリーズ。ステージの前は小島監督が登場するイベント並の黒山の人だかりとなった。

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▲木村ディレクター。

 松山プロデューサーは集まったファンに向けて、「E3、gamescomで映像を公開し、そのたびにファンの方たちの熱を感じ、『メタルギア ソリッド』シリーズのコンテンツ力の強さを改めて感じています」と挨拶。木村ディレクターも「ファンの方たちのアツさから元気をもらっています」とメッセージを送った。ちなみに、松山プロデューサーはこれまで国内外でアクション系のアーケードゲームを開発、展開。一方で木村氏は『メタルギア ソリッド』シリーズに10年以上携わってきた「小島監督の秘蔵っ子」(松山)。そんな経歴が異なるふたりによって、「小島監督とは異なる『メタルギア ソリッド』」(同)は開発されているという。もちろん、「小島監督からのダメ出しもあります(笑)」(木村)とのことで、小島監督の遺伝子はしっかりと受け継がれた新しい『メタルギア ソリッド』。それが『メタルギア ソリッド ライジング』というわけだ。

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▲高周波ブレード(刀)の振りかた次第で、角度や場所などを自由かつ精緻に斬! そして斬った場所から奪!

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メタルギア ソリッド ライジング』を象徴するのが“斬撃”という造語。この言葉には、E3などで公開された映像の中で、敵を華麗にぶった“斬り”、内蔵されている腸型バッテリーを“奪う”というゲームシステムだけでなく、武器や情報も斬奪するというところから生まれたものだという。また、『ライジング』とは小島監督が命名したタイトルで、“雷神”という言葉からシャレた部分と『メタルギア ソリッド』シリーズ自体がひとつ上のステージへ上るという意味が込められているんだとか。

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▲披露されたムービーの冒頭部分はブレードがアップで映し出される。このブレードの部分は実写で撮影されているんだとか。会場には実際に撮影に使用したブレードなどが披露。もちろん新川洋二氏デザイン。

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▲いちばん左の画面写真の青く表示されているのがブレードの軌道イメージ。これをグリグリ動かして角度を変えられるようだ。

 いよいよ世界初公開シーンを含めたデモプレイが実施。まず、テーブルの上のボウリングのピンやスイカを斬! このとき切断する角度を360度上下左右、自由に決められるというのが、『ライジング』がこれまでのカタナゲームになかった大きなポイント。たとえば、ボウリングのピンを斬る際、ピンの先端に当たれば先端が斬った角度どおりに斬れる。しかも、その切断面もしっかり表示されるというこだわりで、「ものすごい物理演算で処理している」(木村)んだとか。現実世界で物体を斬ったときと同じ物理的な動きに、会場のファンたちからは「おおおお」という感嘆の声が起こるほど。最後はコゲッコー2台が登場し、真剣白刃取りにチャレンジするも失敗というオチもつき、デモプレイは終了した。なお、斬られたコゲッコーの切断面もちゃんと機械の回路が見えていたことを書き加えておきたい。

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▲真剣白刃取りは失敗に。しかし、コゲッコーの切断面が非常にリアルに。

 MCから「そろそろ発売日を!」と求められると、松山プロデューサーは「ムムム」と若干詰まり、「どこまで引っ張るのって言われそうですが、もうちょっとお待ちください。お待ちいただいた分だけ、おもしろくなっていますから」と明言を避けた。最後に「スネークとは違った雷電ならではのアクロバティックなステルスにご期待ください!」とまとめると、会場からは大きな拍手。しっかりとファンの心を“斬奪”したイベントとなった。

メタルギア ソリッド ライジング
メーカー KONAMI
対応機種 Windows / Xbox 360 / プレイステーション3
発売日 未定
価格 未定
備考
(C)2010KonamiDigitalEntertainment

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