トゥーキョーゲームス 打越鋼太郎氏

ディレクター・シナリオライターとして『極限脱出』など多数の作品の制作に携わる。2022年には『AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』を発売。

2023年のキーワード

ドルフィンセラピー受けたい

2023年の抱負

 ここ数年のあいだに『AI: ソムニウムファイル』、『ワールズエンドクラブ』、『AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ』と、ほぼ1年ごとに携わらせていただいた作品が立て続けに発売されたことから、心身ともにメルカリで売ってる300円のパーカーみたいにくたくたにくたびれ果ててしまった僕は、これからしばらくのあいだは充電期間というか、『バイオ』で言うところの“タイプライターが置いてある部屋的なターム”というか。とにかくたっぷりと心安らぐ休養期間をいただいて、ソルフェジオ周波数528Hzのチルいアンビエントミュージックを聞きながら、西五反田のシーシャバーでケツの穴から煙が出るまでスターバズのブルーミストをしこたま吸いまくって暮らしたい……という願望を抱きながらも、もしもそんなことを言ったら、現在空手道場に通っている弊社のCEOにカーフキックを食らって腓骨と脛骨をポッキリと折られた挙げ句に、上唇の皮を後頭部までめくられ、ライムを搾ったコカボムをドクドクと注がれそうな気がしたので、やっぱり2023年も休むことなく全速力で突っ走っていきます!!

近況報告

 『AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ』絶賛発売中! 『超探偵事件簿 レインコード』は2023年春発売予定! ゲーム版の『TRIBE NINE(トライブナイン)』も鋭意制作中です!

 ご期待ください!

2023年に注目していること、もしくはエンターテイメント作品

 映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。日本では2023年3月に公開予定のようです。どうやら僕の好みっぽいのでめっちゃ楽しみにしています。あとはアルベルト・ミエルゴ監督の次回作も……!

トゥーキョーゲームス 小高和剛氏

『ダンガンロンパ』シリーズの企画&シナリオを担当。2022年には原案を務めたテレビアニメ『TRIBE NINE』が放送。2023年には『超探偵事件簿 レインコード』が発売予定。

2023年のキーワード

みんなを笑顔にする

2023年の抱負

 弊社は“みんなを笑顔にする”というテーマのもと、毎日とても楽しく仕事をしています。省エネに考慮して、社員は自転車発電をしながらPCで作業しております。待遇もよく、年休2日制を採用しております。毎月5万円払うだけで社食も使え、毎日ミニカップラーメンかおにぎりを選ぶことができます。そんなすばらしい仕事環境にもかかわらず、社員のみんなは日に日に暗い顔になっていきますが、ユーザーさんみんなの笑顔のために、がんばってもらいたいと思います。

近況報告

 『超探偵事件簿 レインコード』はNintendo Switchで2023年春発売予定です。壮大で、かつてない謎解き体験となっております。謎解きと物語に興味ある方はぜひ! ゲーム版の『TRIBE NINE(トライブナイン)』も鋭意制作中です!

2023年に注目していること、もしくはエンターテイメント作品

 格闘技全般。ゲーム業界格闘技観戦会を活発化させていきたいです。

ドラガミゲームス 安田善巳氏

2022年に角川ゲームスから独立し、ドラガミゲームスを設立。発売10周年を記念して、自身がプロデュースした『Lollipop Chainsaw』のリメイク版制作を発表し話題に。

2023年のキーワード

原点回帰

2023年の抱負

 2023年は、現在開発中の『Lollipop Chainsaw』リメイク版を発売したいと考えています。リメイク版のスペックについては、日本だけでなく、世界中のユーザーの皆様よりたくさんのご要望をいただいており、そのすべてを開発スタッフ全員で共有しています。どういう作品にすべきというメインテーマにしっかりと向き合って開発に取り組んでまいります。

近況報告

 『Lollipop Chainsaw』のリメイク版に続くタイトルについて、現在検討中です。新しいスタッフといっしょにプロデュースしたいタイトルであったり、人気シリーズの続編であったり、さまざまな選択肢の中から、しっかりと見極めたいと思います。いずれにせよ、現在、複数のタイトルを走らせていますので、その完成形をイメージしながらラインアップを決めていきたいと思います。

2023年に注目していること、もしくはエンターテイメント作品

 2023年で言いますと、“スーパーツリー”が気になっています。これは、地球温暖化対策のひとつとして、米国のスタートアップ企業が取り組む“遺伝子工学を用いて、早く成長し、より多くの二酸化炭素を取り込むスーパーツリーを生み出すプロジェクト”のことですが、いろいろと考えさせられますね。

名越スタジオ 名越稔洋氏

『デイトナUSA』や『龍が如く』など数多くのヒット作を手掛けた。2021年に自身の名を冠したデベロッパーを設立。

2023年のキーワード

継続と集中

2023年の抱負

 2022年は組織作り、新技術開拓、ゲーム作りを同時に進めてきた年でした。現在、その経過はベストな形で進んでおり、たいへん順調です。引き続き2023年もそれを進めてまいります。

近況報告

 細かい話がまだできるフェーズではないのがたいへん残念ですが、ふとしたタイミングから本格的な情報公開を始める可能性もあります。きっと驚いていただけると思うので注目していただければ幸いです。

2023年に注目していること、もしくはエンターテイメント作品

 さまざまなエンタメ作品が進化を遂げる中で、注目すべきはその構造です。もはやゲームがコア(核)となって、ほかメディアや周辺ビジネスのバズを生むことがスタンダードになる時代が始まったことに気づく年になるはずです。

日本一ソフトウェア 小田沙耶佳氏

社内コンペで企画が採用され『嘘つき姫と盲目王子』をリリース。2021年には『わるい王様とりっぱな勇者』も発売される。2022年には同作の絵本が発売され、こちらも話題に。

2023年のキーワード

チャレンジ&自分にきびしく

2023年の抱負

 新しいことにチャレンジする年にしたいです。ふだん描かない絵を描いたり、ふだん触れない作品に触れたり。新しい企画のことも考えていきたいです(あれ、これ去年の抱負でも言ったね?)。せっかくなら新しいことにチャレンジしたいなと思い、いろいろ頭をひねっているところです。まだ何も形にはなっていません。お披露目できるのはいつになるでしょう。フフ、忘れられてしまいそうですね。頭の片隅に置いておいていただけるとうれしいです。

近況報告

 なんと『わるい王様とりっぱな勇者』本編後の世界を描いたストーリー、イラストすべて描き下ろした絵本が発売しています! 絵本を旅するRPGがついに絵本に! 感動! 電子化が進んでもやはり紙の本はいいものです。

2023年に注目していること、もしくはエンターテイメント作品

 “ラブコブラ”というキーワードだけが存在している『タイトル未定作品』。つい先日、1年ぶりにTwitterが更新されましたが、けっきょく何もわからない。果たして来年は動くのか!? また1年後か!? 今後が気になる作品。

日本一ソフトウェア 古谷優幸氏

ディレクター兼デザイナー。代表作は『htoL#NiQ ‐ホタルノニッキ‐』、『ロゼと黄昏の古城』など。2022年には『void* tRrLM2(); //ボイド・テラリウム2』をリリース。

2023年のキーワード

こころをいやす

2023年の抱負

 2022年はわりとのんびり過ごしたのですが、体調崩しがちだったり、なんかこころが追い詰められてる感じがあったので、もっと癒やされたい! そしてその後がんばりたい。

近況報告

 2022年6月に『void* tRrLM2(); //ボイド・テラリウム2』を発売しました!!!! 隠れた名作なので買ってね~~~~ 。

2023年に注目していること、もしくはエンターテイメント作品

 『アイドルランドプリパラ』のリリースと『シドマイヤーズ シヴィライゼーション』新作(の発表があるといいな)。

日本一ソフトウェア 溝上 侑氏

社内の企画募集コンペ“日本一企画祭”で採用された『夜廻』を始め、続編となる『深夜廻』や『MAD RAT DEAD』でディレクターを務める。2022年には『夜廻三』が発売。

2023年のキーワード

探究

2023年の抱負

 子どもが死んだり動物が死んだりするゲームばっかり作ってきたせいか、新入社員たちからおびえられ、声をかけづらい人になっていることに気がつきました。2023年はやさしそうな先輩になれるようにがんばります。

近況報告

 スーパーオシャレなゲームを企画しました。私に知識がない題材なので、開発しながら勉強している最中です。来年のいまごろには発表できているのではないでしょうか! テーマは“人生の喜び”。

2023年に注目していること、もしくはエンターテイメント作品

 Steam Deckは2023年には普及しますか!? 冬が来て部屋が寒くてマウスを握っていられないので、時間溶ける系ゲームは布団の中で遊びたいです!

日本ファルコム 近藤季洋氏

代表取締役社長。『軌跡』シリーズのほか、『イース』シリーズなどのプロデュースも担当。2022年には『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN(- クリムゾン・シン)』を発売。

2023年のキーワード

再構築

2023年の抱負

 社内の後輩も育ってきて、AIのような技術の進化も目覚ましいなど、環境が大きく変わりつつある気がします。この仕事を続けるためにも、一度立ち止まって自分自身をアップデートをしたいと思っています。

近況報告

 2023年は『イースX』を発売します。“X”ならではの要素はもちろん、ナンバリング十作目ということで、長年続いた基本システムも大きく一新しますので、続報をお待ちください。

2023年に注目していること、もしくはエンターテイメント作品

 いまさらかもしれませんが、日常生活やゲーム開発の現場など、いろいろな場面でAIの進化と活用がすごいなと感じています。インターネットを初めて知ったときのように、ふだんの生活が変わっていくかもしれないと思うとワクワクしますね。

NetEase Games Sai氏

NetEase・Jokerスタジオ所属のアートディレクター。『Identity V 第五人格』の美術を統括する。

2023年のキーワード

決断力

2023年の抱負

 僕はこだわりが強いタイプなのですが、仕事が忙しくなりチームが大きくなればなるほど、決断力が必要になると思います。決断力をもって方向性を把握し、目標に向かって迷わず全力で進みたいと思います。2023年に向かって、『第五人格』の新しいデザインが皆さんに好かれるよう、そしてわたしたちの新たな開発が順調になるよう願っています。

近況報告

 『第五人格』以外では新作開発に全力を注いでいます(疲れた……休みがほしい……)。新作については、プロデューサーのSylarが企画し始めたのですが、うちのチームメンバーは皆デザインのこだわりが強すぎてケンカになりやすく、なかなか進行し難いです(笑)。現段階で公開できる情報はありませんが、2023年か2024年初めに情報を解禁できるようにがんばります!

2023年に注目していること、もしくはエンターテイメント作品

 いま期待している作品は『ホグワーツ・レガシー』、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』、『ファイアーエムブレム エンゲージ』かな。2022年も素敵な作品がたくさん発売された1年なので、2023年の作品をさらに期待しています。2022年も素敵な作品にたくさん恵まれたので、2023年はさらに期待しています。魔法世界のオープンワールドはきっと斬新な体験ができるでしょうし、『ゼルダの伝説』や『ファイアーエンブレム』は言うまでもありません。

 プロモーション動画だけでも開発者の発想力がたくさん感じられ、発売が待ちきれません!

NetEase Games Sylar氏

NetEase・Jokerスタジオのリーダーで、『Identity V 第五人格』ではプロデューサーも務める。

2023年のキーワード

ダイエット

2023年の抱負

 『第五人格』の設定とストーリーが質的に進化できるよう目指します(計画上にて少なくとも)。現在の『第五人格』は比較的安定したブランドイメージなのですが、それに固執せず前進を続けることで、外へと広がってほしいのです。そして新作は、自分でも満足できるゲームとして成果が出るよう願っています。

近況報告

 遊びかたの構成、設定、ビジュアルのすべてが好みである新作を開発中です。多くのすばらしい仲間と一生懸命勉強して、この作品に豊かな、そしてとてつもない内容を注ぎ込んでおります。

2023年に注目していること、もしくはエンターテイメント作品

 2023年にはたくさんの素晴らしい作品がリリースされると承知していますが、ほとんどのリソースを『第五人格』と新作に注いでおります。さまざまな名作をプレイする暇がなくて残念です。