HOME> ニュース> PSP後継機“NGP”詳報その1 「日常をすべて遊びに変えるマシン」(平井)

PSP後継機“NGP”詳報その1 「日常をすべて遊びに変えるマシン」(平井)

ゲーム PSP
PlayStation Meeting 2011で発表されたPSPの後継機“NPG”(コードネーム)。その発表の模様をお伝えする。(その1)

●NPGの5つのコンセプトとは?

 2011年1月27日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が都内の会場で、今後の戦略を発表する“PlayStation Meeting 2011”を開催。今後のゲーム市場の動向を左右する衝撃の発表を行った。

 発表のステージに登場したのは、SCE代表取締役社長兼グループCEOの平井一夫氏。平井氏は集まった1200人を超える来場者に向かってつぎのように挨拶した。

「PS Meetingを開催するのはすごく久しぶりのことですが、パートナー、デベロッパーの方々、そして多くのユーザーの皆様に今後の可能性とその展望を語れるということで、非常にわくわくしております。先ごろ開催されたCESにおいて、ソニーから“近々重要かつ戦略的なさまざまな商品やサービス、取り組みについて紹介できるでしょう”というお話をさせてもらったばかりですが、まず先陣を切ってSCEが今日、ビジネスのダイナミズムを共有する機会を設けられたことをうれしく思います」(平井)

 ここで平井氏は、5年前のE3で公開された“ある映像”を紹介した。これは“現実はデータ化される”というテーマに沿って作られたイメージ映像で、「5年前に、未来の姿を提示したもの」だという。どこにいてもネットワークを介してデータのやりとりができる……という映像のメッセージは、確かにいまの生活の中で実現されたもの。これを指して平井氏は「未来はいつか実現する。本日はプレイステーションが実現しようとしている新しい世界のお話をしたいと思います」として、本格的なプレゼンテーションを始めた。

 最初に平井氏が紹介したのが新サービス“PlayStation Suite”(プレイステーションスイート)だ。すでに詳報がアップされているのでそちらも参照願いたいが、簡単に言うとこのサービスはアンドロイドOSで動くスマートフォンやタブレットPCなどでプレイステーションファミリーのソフトが遊べるようになる……というもの。このサービスの導入について平井氏は「つねにマーケットは変革しています。この流れに対応することはプラットフォームフォルダーの責務です。PSPで可能だったことは、いまやモバイル端末でもできるようになりました。そんな激しい競争の中でいかにプレイステーションクオリティーを届けてビジネスを拡大するのか? それを実現するのが我々の使命であり、答えのひとつとなるものがPlayStation Suiteなんです」と力強く語った。

 PlayStation Suiteは、2011年年内の開始を予定しているとのこと。まずは初代プレイステーションの名作タイトルから提供していくという。アンドロイドOSが搭載された端末からアクセスできるPlayStation Storeを新たに展開することで、プレイステーションビジネスの幅を広げる狙いだ。

TN2_0813
TN2_0821
TN2_0826

 そしていよいよ、噂されていた次世代PSPの発表に! 平井氏は「これまでPSPが追い求めてきた、没入感のある、究極のポータブル型エンターテインメント体験をさらに追求し、市場を拡大していくことは私たちの使命です」と語り、それを実現するシステムとして“PSPの後継機”(コードネーム:NGP)を発表したのだ!

TN2_0849
TN3_8654

 NGPの開発コンセプトは、以下の5つ。

・“レボリューショナリーユーザーインターフェース”と呼ぶ、ユーザーのさまざまな振る舞いを入力するための新しいユーザーインターフェース。
・ソーシャルコネクティビティー。ゲームを中心としたより深いエンターテインメント体験を実現するもの。
・ロケーションベースエンターテインメント
・現実と仮想世界の融合。
・プレイステーション3との連携。

 これらをひっくるめて平井氏は「ユーザーの日常をすべて遊びに変えることが目的」とNGPの存在意義を語り、続けて「これが、NGPです!」と言い、右手に掲げたNGPの実機を公開したのだ!

 公開されたNGP本体は一見、PSPのそれに近いデザインに思えたが、よく見るとまるで別物に生まれ変わっているのがわかる。まず目を引くのは、大きなディスプレイ。大きさは5インチで、「標準的なスマートフォンのモニターは3.5インチ。面積で言うと、これの2倍に当たる」とのこと。そしてグラフィック性能も格段に進化しており、解像度は現行PSPの4倍に相当するというから驚きだ。さらに、正面、背面ともにタッチパネルを搭載している。CPU、GPUはクラス最高のものを採用し、これまでのプレイステーションファミリーで使われてきたジャイロセンサーなどの各種センサーも「惜しげもなく投入している」(平井)。また、本体の両面にカメラも搭載している。

 そして「ポータブルマシンとしては初」(平井)という、左右両サイドにふたつのアナログスティックを装備。アナログスティックは現行PSPのように滑らせるものではなく、倒しこんで使うものが採用された。

 ゲームなどを供給するメディアは、新たに“NGP専用カード”を作成。フラッシュメモリーベースの小型カードで、データの直接保存だけでなく、将来の大容量化も視野に開発されたものだそうだ。そして気になる通信機能として、従来のWi-Fiだけでなく、3G回線に対応したことを発表! モバイル端末と同じように、外出先でもゲームの通信対戦プレイやネットワークコンテンツの利用が可能になるようだ。


 

TN2_0905
TN2_0907
TN2_0908
TN2_0909
TN2_0910
TN2_0914

 NGPは、2011年年末より順次発売していく、とのこと。価格については言及されなかった。

 そしてここから、実際にNGP上で動くゲームを見ながらのプレゼンに移るのだが……それはまたべつの記事で!

[関連記事]
※PSP後継機“NGP”詳報その2 『みんGOL』の世界に入れる!?

ソーシャルブックマーク

  • Yahoo!ブックマークに登録

評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー

※ ブログ・レビューの投稿はこちら!ブログの使い方

この記事の個別URL

その他のニュース

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第50回

サイバーコネクトツー松山社長が『戦場のフーガ』の開発秘話を赤裸々に解説する『インターミッション』。第50回をお届け。

【新生! サイバーコネクトフォー】『チェイサーゲーム』シーズン2 第33話 悪事千里(3)

アニメ業界の闇に切り込む内容となったシーズン2の『チェイサーゲーム』は、実在のゲーム制作会社サイバーコネクトツーを舞台にしたゲーム業界お仕事マンガ。シーズン2の第33話を掲載。

【ブログ】【ChinaJoy 2024】開催まであと1週間弱!ChinaJoyの見どころを勝手に推測!

今年で21回目を数える「ChinaJoy」。7月26日から7月29日まで、例年どおり上海新国際博覧中心で行われる。この「ChinaJoy」の見どころを推測!

【シェインの正体 “戦争×復讐×ケモノ”マンガ】『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第50話

ファミ通.comで連載されている“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ、『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』の第50話を掲載。

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第32回

サイバーコネクトツー松山社長が『チェイサーゲーム』の短期連載期間中、ゲーム業界のウラ秘話を赤裸々に解説する『デバッグルーム』のシーズン2の第32回をお届け。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第49回

サイバーコネクトツー松山社長が『戦場のフーガ』の開発秘話を赤裸々に解説する『インターミッション』。第49回をお届け。

【宮崎太一郎氏、享年52歳】『チェイサーゲーム』シーズン2 第32話 浮沈要塞(11)

アニメ業界の闇に切り込む内容となったシーズン2の『チェイサーゲーム』は、実在のゲーム制作会社サイバーコネクトツーを舞台にしたゲーム業界お仕事マンガ。シーズン2の第32話を掲載。

【ゲームソフト販売本数ランキング TOP30】集計期間:2024年06月24日〜2024年06月30日

HDリメイク作品『ルイージマンション 2 HD』が首位を獲得